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#1634 学力テストを解くための読解力

最近、学年末の学力テストを行った。

40分の時間が割り振られ、その時間内に問題を解くテストである。

この学力テストは、ほとんどの問題が「文章題」であり、解くのに時間がかかる。

私の学級の子供たちは、時間が足りなく、「手をつけられない問題」が多く残る結果となった。

この結果を分析してみる。

私が思うに、単純に「文章題に慣れていない」という原因が考えられる。

漢字や計算などの学習ばかりに時間をかけ、文章題を解く経験がかなり不足していたのである。

次に考えられる原因が、「子供の読解力の不足」である。

文章題を解くには、問題をはやく読み、その趣旨を理解することが必要だ。

つまり、圧倒的な「読解力」が必要不可欠なのである。

しかし、学級の子供たちにはその「読解力」が不足していた。

なので、文章をすばやく読み、時間内に「問題の意図・問われていること」を理解できなかったのである。

これは、日頃の「読書」の量が不足したからであると考察する。

読書は、「読解力」を底上げすることができる最上の手段である。

特に、イラストや漫画が載っていない本がよい。

なぜなら、イラストがあることで、読者の読解をサポートしてしまうからである。

イラストがない本、つまり活字だけの本の方が、読みにくいぶん、自分でイメージを膨らませることができる。

これが「読解力」を向上させてくれるのである。

私の学級の子供たちは、圧倒的に「活字の本」に対する読書量が不足していたのである。

以上のことをまとめると、日頃から「文章題」を解くことに慣れ、読書による「読解力」の向上を目指すことが必要であると言えそうだ。

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