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なぜダサかったのか

2年前に比べて、だいぶダサくなくなったなぁ思う。

なぜ昔はダサかったのかいろいろ思い返してみた。いろいろ理由はある。なかでもいちばん大きいのは、自分の好みを伝えるスキルが低すぎたということだ。

それまでは似合うスタイルを探そうとしていたのを、自分が好きなスタイルに自分を合わせることにシフトしたとも言える。

※昔はダサかった
めちゃめちゃダサい訳じゃないけど、褒められもしないという、可もなく不可もなくなスタイルだった。

まずは髪型

ショートが好きだったのだけと、なかなか気に入ったスタイルにしてもらえずいつも悲しい気持ちになっていた。

だいたいいつも爽やかバレー部か、サブカル大学生と言ったところで、悪くないんだけど好きになれなかった。

それでも諦めきれなかった。年相応に見られたいし、あわよくばおしゃれになりたかった。わたしはどうしたいんだ…なんなんだ…と思い、とにかくPinterestで好きなショートヘアを探しまくった。

するとあるパターンが見えてきた。なるほど、前下がりか…たしかにこれならもうバレー部にも大学生にも見えないぞ!光明が差した。

自分には似合わないかもしれないけど、とにかく憧れるスタイルをPinterestのボードにぶっこんでいった。長澤まさみもあったりして「分不相応だよな…」と見せるときだいぶ恥ずかしかった。

それでも5年通っていた美容院でそのボードを見せたら大成功!めちゃくちゃ好きな感じにしあがった。

すると当時の職場にいた編集さん(わたしが大好きなファッション誌を昔つくっていたむちゃくちゃ憧れのひと)が、オフィスで会う度に絶賛してくれて、「ああ、わたしはやっとしっくりくるものを手に入れたんだな…」と実感した。

服も

服も同じだった。
好きな感じはあるけれど、自分に似合うものがよくわからなかった。

なので大学生のときの趣味がアップデートできないまま。しまいには男の子みたいな服装(黒パンにTシャツ、カーキのブルゾン、ニット帽)をしていた。あれはあれで好きだけど、なんかつまらないなぁと思っていた。

とにかく既存のテイストから自分が好きなものを見つけて、あとは店員さんに知恵を借りるぞ!!!!と決心して、雑誌を読み漁った。

奇しくも当時、『GISELe』がギャル誌から宗旨替えをしてモードぽくなっていたのがツボにはまり、dマガジンでキャプチャを撮りまくって自分の好きなものを貯めていった。

そしてルミネに行ったわたしは、いちばんGISE Leぽい服の品揃えだったショップで気の合う店員さんに出会い、その人のおかげで自分に似合う、今まで着たことのない服にたくさん出会えた。
※まだ入社して1年ほどだった年下のその店員さんは、半年後にエリアマネージャーになった。どうやら凄腕販売員だったようだ。

そこからはもう自分をダサいと思うことは減った。むしろ好きになってきた。ひとりでの買い物もまぁまぁうまくいくようになった。

伝わらないとうまくいかない

服屋の店員さんや美容師さんにしても、プロに頼むことは魔法の杖じゃない。自分がどうしたいかをちゃんと伝えないと納得いくよいものには絶対ならないなぁと思った。

これは仕事も一緒だと思う。デザイナーさんに頼んだのにいい感じにならなかったひとは、頼み方がアレなんだと思う。もしくは予算が少なすぎるか。

読んでくれてありがとうございます!
「スキ」をもらえると元気が出るので、よかったらお願いします( ˘ω˘)

(photo by てろまつ)

#エッセイ


わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。