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同じ月を見ていたい

仕事でまた齟齬が生じてしまった。なかなか話が噛み合わない。つくづく思う、わたしたちは同じものを見てるとは限らないし、同じことを考えてるとは限らない。それを実感する日々だ。

今日もまたそんなことを考えたときにふと、GOING UNDER GROUNDの「同じ月を見てた」という曲を思い出した。

二人の若者が手を取り合って夢を追った日々をふりかえる曲で、高校時代に予備校から帰るときによく聴いていた。

表題の「同じ月を見てた」は、「僕たちは一人じゃない」という肯定感を表すフレーズとして登場する。

現実はそんなに甘くない

月はどんなに離れていてもみんなが見ることができるひとつのよりどころのような気がする。

でも、仕事はそんなロマンチックなことは起きない。持ってる情報が互い違うし、立場が違えば視点も視座も視野も違う。

そうするとびっくりするほど意見が食い違う。わたしたちは同じものを見てないし、同じことを考えてない。そういうことだ。

昔はそれがよくわかってなくて、自分の意見に固執していたから苦しかった。プライドの高さのようにも思えた。今はなぜ違うのかわかる分、すり合わせようと思う余裕が出てきた。

がんばれば同じ月を見れるかもしれないと思ってる。そしてそれがディレクターの仕事なんじゃないだろうか。

ロマンチックで最高だ。

読んでくれてありがとうございます!
「スキ」をもらえると元気が出るので、よかったらお願いします( ˘ω˘)

(photo by てろまつ)

#エッセイ


わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。