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自分の最上志向が自分の実行力を低下させる、という話

「へっぽこマーケターの日々」第48回(前回は3/25更新)。

48回のnoteの内、「組織の実行力を上げるには〜」のようなことを何回書いただろうか。これはつまり、実行力について自分も含めた組織のせいにしているとも言える。言ってしまえばほぼ他責だ。

ところが今日の1on1でディスカッションしていて気がついた。自分のやり方こそ、自分の実行力を阻害してるのかもしれない。

マーケティングとして事業に関わるというのは、定量と定性の両方がある。現状は業務の多くが定量の方(データ収集などを含む分析)である。自分はこの定量的なアプローチにおいて、自分の完璧主義的なところ(ここでは「ストレングスファインダー」の「最上志向」という表現を使う)が、自分の業務の遂行スピードを落としているかもしれない、と疑いはじめたのだ。

たとえば

各作家で使っているwebサービスにログインしないととれない数値集めなどがそうだ。

もちろん、「自分で地道にログインして数値を取る」以外に「楽な方法」はある。しかし、今回はいろいろな条件によって、「人力でがんばる」必要があるのだ。

「楽な方法」のひとつにAPIを利用することがある。しかしこれはいったん選択肢から外さなければいけない。直近でエンジニアが他の重要な案件で出払っているからだ。

それでも、非エンジニアなりになるべく楽に効率よく取りたいと思ってしまう。もちろん効率化というのは大事だが、自分の場合、このスマートさへの欲望が「まずやってみる」を阻害している。最上志向が邪魔をする。

なぜなら、あくまでわたしがやっていることは、コルクのミッションの達成を阻む「課題(仮説)」を解消するための「打ち手(仮説)」を試すところからのスタートなのである。

仮説の域を脱してないのに、なぜいきなり効率化しようとするのか?

効果がありそうか目星をつけるには、そもそも実行しないと何もわからない。つまり、「楽しよう」なんて気持ちより「とっととやる」が優先されなければならないのだ。

前述のエンジニアのリソースを他から分けてもらえないのも、そもそもこの案件が、社内でどれだけ優先度が高いから説得材料がないのだ。

「打ち手」のステータスが仮説の域を脱していれば、効率化をガンガン進めるリソースの使い方で合ってるだろう。しかし、仮説を検証する前の実行が、準備によっていつまでも進まないのはおかしい。

今日はそこに気づけてよかった。

これまでのITやメディア業界での経験や知識をフルに活用して、もっと泥臭くやっていく。

わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。