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ドル円は、東京時間、日銀総裁人事のニュースで乱高下。

【2/9相場概況】


東京時間、ドル円は仲値で買いが先行し131.82円まで上昇。その後は131円台半ばで小動き。15時前頃、自民党議員の話として「日銀総裁人事、アベノミクス転換示唆なら調整難航も」「山口元副総裁の場合は党内がまとまらない」とのニュースを受け、ドル円は、瞬間で130.73円まで急落。その後すぐに131.73円まで反発し、131円台前半で落ち着いた。欧州時間、ドル円は日銀総裁人事に関する反応が一巡すると131円を挟み小動き。NY時間、ドル円は、米10年債利回りの低下や前週分の米新規失業保険申請件数が19.6万件と予想の19.0万件より増加したことを受け、130.34円まで下落。その後、低調な米30年債入札などを受け米10年債利回りが上昇すると、ドル円は131.64円まで上昇。

【2/10相場観】


日銀総裁人事に注目が集まる中、白川元副総裁=タカ派のイメージで、アルゴリズムトレードが名前に反応したのではないかと言われている。2019年のトランプ大統領時代に「Trump」というワードが、ニューステキストに上がると瞬時にドル売りになった事を思い出す。日銀総裁人事の決定が難航している感じから、過剰に反応したのかもしれない。引き続き、日銀総裁人事のヘッダーニュースには気を付けたい。
 
 日足一目均衡表だが、大きな変化はない。しかし、一つのインジケータを毎日見続けることは重要だと思っている。数値の変化で違和感をみつける事ができるようになれば、相場観の精度が高まる。昨日の動きと期日経過をみると、雲上限が切り下がりとなっていて、このまま横ばいだと来週後半には雲に突入。しかし、来週2/14の米国CPIが反応薄ということは考えにくい。現状仕掛けにくいが、Twitterで情報や目標値段などは、随時配信する。(https://twitter.com/eva_endo)
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20230210 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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