「フェミのオタク叩き」の深層

 この記事は、フェミニズムによるオタクおよびオタク・コンテンツに対する(ときに理不尽にも見える)バッシングのメカニズムについて、いくつかの資料をもとに考察したものだ。

「実在の被害者が存在しないはずの二次元イラストをなぜ執拗に叩くのか?」
「現実の被害者や差別問題はそっちのけで、リアル女性との関わりも少ないオタクを槍玉にあげるのか?」
「結局のところ、アイツらはオタクのことをキモいと思っているから、単にいじめているだけじゃないのか?」 

 こういったオタク側の疑問について、一定の結論を導きだしたつもりである。2017年に入っても解決するどころかますます混迷の度合いを深めつつある「オタクVSフェミ」問題について、その背景理解の一助となれば幸いである。

ここから先は

3,965字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?