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白饅頭日誌:5月7日「『倫理的』な社会の鏡面図」

 京都大学などの研究グループは、2008年から2015年にかけて全国の学校の構内で心停止になった子ども232人について、救急隊が到着する前にAEDのパッドが装着されたかどうかを調べた。小学生と中学生では男女差がなかったのに対して、高校生では女子生徒に使われる割合が3割ほど低くなることが分かった。NHKニュースが報じた。

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ライブドアニュース「AED 女子生徒への使用に抵抗感? 京大調査」(2019年5月6日)より引用
http://news.livedoor.com/article/detail/16416892/

 色々と考え込んでしまう話だ。

 NHKの報道では「近くにいた人たちが素肌を出すことに一定の抵抗があったのではないか」と伝えられている。小学生と中学生では、男女の間で有意な差はなかったものの、高校生では男子生徒の83.2%にパッドが装着されたのに対して女子生徒は55.6%であきらかに性差がある。

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