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都会のカエル。

遠くから聞こえる室外機の音がカエルの合唱に聞こえ、電車の走行音が増水した川の流れに聞こえた。

目を閉じ、聴覚に集中すると、途端に実家の光景が広がる。
もちろん目を開けるとマンションが立ち並び、淀んだ川しかないのだけれど。

カエルの時期は過ぎ、収穫も終わる頃。
そろそろ一度は帰る頃。

朝晩は少し肌寒くなったきた。
強烈に冷える実家の冬。

実家を出てから20年。
結婚してから8年。
家族の大切さをひしひしと感じる、今日この頃です。

いただいたサポートは楽器関係、創作活動に使います。決してアルコールには使いません。でもアルコールが音楽や文章に必要と判断される場合はその一滴を力に変えます。よろしくお願いします。