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一歩踏み出したらそこには想像もしていなかった世界が待っていた

 今年の3月某日、僕はタイの首都バンコクにいた。無性にタイに行きたくなってバックパックを買って単身乗りこんだ。人生初めてのバックパックだったし、通しで最初から最後まで一人で海外行くのも実は初めてだった。不安よりもむしろワクワクの方がすごく大きくてなんでも乗り越えてやるっていう気持ちしかなかった。

 もともと海外に一人で行くことなんて全く興味なかったし、行こうとなんて思っていなかった。一年前の自分に見せたら絶対びっくりしているに違いない。

 なんでこうなったかって・・・

 大学のすごく小さなコミュニティが嫌でどうにかして外に出たかった。バイトもいくつもしたけど、全く外の世界に出られた気がしなくて途方にくれていた頃、TABIPPOという旅を広める会社が行なっている旅大学という講座を見つけ、勇気を出して参加した。(この頃かなり外の世界に対して不安しかなかった)

 この旅大学に出会い、参加したことによって、旅がもっともっと好きになり、もっともっと自分に自信を持てるようになった。びっくりするくらい人が変わった、って自分でも思っている。

 旅に出ている人って、すごく視野が広くて心が広くて、どんなことを話しても肯定的に受け取ってくれるし、なんなら一緒にやろうよ、とか、こうしたらいいんじゃない、ってアドバイスくれるから本当に居心地が良すぎたのかもしれない。僕は居心地の良さに甘え、旅大学に何回か参加させてもらううちにいろんな人と会い、話すことでどんどん自分って意外ともっとできるんだ〜って自信がついた。

 だからこそ、もっと自分の視野を広げたいしいろんな経験をしたいし、自分をもっと成長させたくていろんなイベントに参加していろんな人と話すようにした。そして旅に出ることにした。

 ああ〜世の中ってこんなにも広かったんだ〜まだまだ知らない世界がたくさんある!もっともっと知りたいし、自分が役に立てることしたい!

 そんなこんなで、旅友が誘ってくれた、医療学生FES。イベント2ヶ月前に運営メンバーに入って大丈夫かな、みんなについていけるかな〜って思いつつも、既存のメンバーが暖かく迎えてくれ、無事先日大盛況により終えることができた。まさか学生最後の最後でイベント運営するなんて想像もしてなかった。

 こんなにもみんな温かくて面白くて、こんなにも腹筋が痛くなるくらい笑ったの何年ぶりくらいだろう、ってくらい笑ったし泣いた。

 ここまで来るのにもみんなの支えがあったからに違いないし、最初の自分の一歩がなければこんな学生生活送れなかったと思う。本当にみなさん感謝してます。ありがとう。

 ここまでダラダラと話してきたが、やっぱり自分を変えてくれたのは旅であり、旅人のみんなだからこれからはその人たちに恩返しできるようなことがしたい。そして同じように悩める人たちに何かしていきたい、と思った。これからはそこを目指してやっていきたい、と改めて感じた。

 一歩踏み出したからこそ、そこに待っていたのは新しい素晴らしい仲間であり、自然と半径5メートルの環境が変わり、そして見える世界が変わった。

みんなに感謝しかない。ありがとう。そしてまた世界のどこかで会いましょう。


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