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ゼロから始まったマーケター生活。社会人2年目の不安と変化。【入社後1年エントリ】

こんにちは、株式会社IVRyでマーケターをしている田中暉久(てるひさ)です。
2022年9月に入社エントリを書いてから1年が経ちました。


「…………………..え、もう1年?いや、まだ1年???」


1年経ったという時間軸だけみると「早いなぁ」という感覚なのですが、
IVRyでのこれまでの1年間を振り返ると「まだ1年しか経っていないのか」という不思議な感覚です。
それだけ濃密な時間をIVRyでは過ごしてきたと感じています。

今回はそんな1年間で感じてきた不安とそれがどう変わったのかを、
棚卸しとして、このnoteをしたためていきます。
そしてあわよくば同じような悩みを抱えている新社会人〜3年目くらいの方や新人マーケターの方に届けば幸いです。


この1年間でやってきたこと

経験してきたこと

これまでの1年間、マーケターとして働きましたが、どれか一つのことを専門的にというよりかは様々な領域を複数経験させていただきました(現在進行形)。

やってきたことをざっくりとリスト化すると以下のようになります。

  • SEO

  • DM施策

    • FAX DM

    • メールDM

    • 問い合わせフォーム営業

  • LPO

  • 新規LP作成

  • 展示会

  • 導入事例インタビュー

  • etc…

これらは転々としながら行ってきたというよりかは、同時並行で行ってきました。
たくさんやることがあって大変ではありますが、それぞれ違う角度で学びや気づきもあり、別領域への横展開などもしやすいという良さがありました。

これまでの業務での経験や学びをいくつかnoteにまとめているので、ご興味ある方はこちらをご覧ください。


マーケターとしての経験・スキルはゼロでスタート

1年前の入社エントリでも書いているのですが、私はIVRyに入るまではマーケターとしての経験はゼロでした。
そもそも社会人経験も2年目で浅いですし、前職はマーケティングどころか、SaaSとも全然違う業界。

通用するスキルなどほぼ皆無の状態で入ったなかで、これだけ色々なことを経験させていただけたのは、このフェーズのIVRyに携われたからなのだと思いますし、複合的に経験値を積めたことは知らないことだらけの私にとってはとても良かったとも感じています。

この1年間で抱いてきた不安

前述の通り、何もない状態でゼロからスタートしたマーケター生活。
「実績もスキルもないと思っていたが、マーケターに転職したら実はすごい能力をもっていて、瞬く間に活躍!」

…なんて転生物のラノベ主人公みたいになるはずなどなく、
新しい環境に馴染む、新しい仕事を覚えることで精一杯でした。

そしてまっさらだからこそ、不安を感じながら過ごすことも多かったです(私自身の性格特性もありますが)。
棚卸しの意もこめて、小っ恥ずかしいですがどういった不安を感じていたかを振り返っていこうと思います。

自分は事業・会社に貢献できているのかという不安

自分は特段、要領が良い方というわけではないので、
初期は特に、新しい仕事・環境に慣れることに苦労しました。

また、私の業務はSEOの比重が高かったこともあり、個人としての成果がすぐにはついてこないことも多かったです。
プロダクトの良さやセールスの力で事業としては伸びていても、
マーケの自分の携わっているチャネルでなかなか結果が出ない時期も多くありました。

そんな中、自分はネガティブ思考な性格なこともあり、
「自分はちゃんと会社に馴染んでいけるだろうか?」
「自分は事業に貢献できているのか?」
などと不安や焦りを感じてしまうことも多く、
クヨクヨしたり、行動に移せないことも多くありました。

不安を抱えている心境のイメージ

自分はこの先どうなるんだろうという漠然とした不安

個人としてこれといった成果が出せずにいた一方、IVRyは成長し、優秀な方々が毎月続々とジョインしていきます(現在進行系)。

会社として良いことであることはもちろん、個人としても経験・実績豊富な方々と仕事ができるのは学べることも多くなるのという嬉しさは感じていました。

その一方で、
「自分が置いていかれないようにするためには、どうしたら良いんだ?」
「自分は何を目指してどう頑張ったら他の人と違うバリューを出せるんだ?」

と、思い悩むことが多くありました。

また、その不安は負のスパイラルを産み、
「自分のやっていることは、本当に何かの成果につながるのか?」
と不安に感じたり、「何が不安かわからないけど、漠然と不安」と感じたりしてしまい、
やっている仕事はやりがいがあって楽しいけど、ずっと何か不安という時期も多かったです。

IVRyでの1年間で変化した不安の捉え方

こういった不安を抱えてはいたのですが、この1年間でのIVRyでの経験や、メンバーとの1on1で捉え方が変わってきました。
どのような考え方に変わったのかを綴っていきます。

①余計なことは考えず、目の前のことに全力で取り組む

こう書くと一見、盲目的にも思えますが、色々考えすぎて行動量が落ちてしまっては成果にも繋がりにくく、本末転倒なので大事なことです。
また、自分が今やっていることが何に繋がるかなんて後になってわかることの方が多いでしょう。

IVRyでは何か意思決定をするにあたって、チームや立場を限らず関わるメンバー全員が「本当に事業のため、ユーザーのためになっているか?」と考え抜く風土があります。

なので、よくわからない意思決定でよくわからないまま施策を進めないとならない、というようなことはありません。

また、IVRyにはサークル制という、メンバー個人が叶えたいキャリアに対してそれを実現するためにはどうしたら良いかをチーム全員で一緒に考えたり、フィードバックしあう体制があります。

これによってタスクやプロジェクト視点だけでなく、自分のキャリア視点でも今やっていることはどう個人の成長につながるかも見透せた状態でいられます。

なので、プロジェクトとしても個人としても、何故それを今やるかがハッキリとした状態で施策を進められるので、
不安を感じすぎず、「まずはやってみるべし!」ができるのです。

もちろん、最初から全部上手くいく訳ではないですが、それは仮説の元の良い失敗なので、それを踏まえて次のことをまた全力でやれば良いだけです。

②不安は経験すると強くなれる

これは仕事に限りませんが、何でも初めてのことは不安が多いものです。
しかし、一度経験したことについては大なり小なり強くなれます

前述の通り、IVRyでは一年とは思えないくらい濃密な時間を過ごしました。

だから、不安に対して強くなれる機会も多く、初めてのことでも経験の応用で解決できることも増えていきます。

1on1で以前、

「IVRyにいることは精神と時の部屋にいるようなもので、IVRyでの1年は他の会社の3年くらいの経験値になる」

と言っていただいたことがあります。
濃密な1年だったと確かに感じていることからも、その実感を得られますし、IVRyだからより強くなれたと感じています。

本家とは違い、IVRyは「なにもないただのまっ白の空間」ではございません。
少なくともボルダリングの壁はあります(違う)。

③何者かになろうとする必要はない

IVRyに貢献していくには自分はどういったスキルを伸ばして、どうならないといけないんだろうと思い悩んでいた頃、

「何か特定のスキルや誰か特定の何者かになろうとしても、時代の流れや自分のレベルアップで簡単に変わってしまうもの。
人のステータスも同じなんてことはなくて十人十色だから、色んな人の良い要素を吸収してオリジナルを目指した方が楽しい。」

と、ある方から1on1で言っていただき、心の重荷が取れました。

自分の経験は自分だけのものですし、優秀な人がジョインして色んなことを学ぶほど、オリジナリティのあるバリューを発揮できるチャンスも増える、と納得することができたのです。

ポケモンのように、タイプだけでなく、種族値・個体値・努力値でステータスは様々になります

こうして振り返ると、これら3つの考え方は全て、IVRyでの経験 × 1on1で気づかせてもらっていたことでした。
IVRyには相手以上に相手のことを考えるFeelSpecialというバリュー指標があるのですが、1on1をしてくださった全員がこの精神で話してくださったからこの気づきを得られたのだと思います。

1年間で積み重なっていた「顧客目線」という財産

不安の捉え方が変わったことで、
「MQLに対して影響が大きいものは何で、何から集中して取り組めば良いか?」を落ち着いて整理し、タスクに集中できるようになったと感じています。
そして時期を同じくしてマーケチームとしても、個人としても結果もついてくるようになりました。

チームとしてどのように取り組んできたかは八木さんのnoteをご覧ください!

具体的な施策は伏せますが、個人としてなぜ結果を出せたのかと振り返ってみると「展示会や導入事例インタビューといった施策の経験で、顧客・見込み顧客の方とたくさん直に会話してきたことで、自然と顧客目線で考えられていたこと」が大きいのだと気づきました(これも1on1などで気づかせていただきました)。

以前もnoteにまとめたように、IVRyでは展示会や導入事例インタビューで直説、顧客・見込み顧客の方と話す機会も多かったり、
社風としても常に顧客目線で考えている環境であることからも、自然とその考え方が身についていたのです。

これはまさに今まで全力で取り組んで経験してきたことが生きて結果に繋がった体験でした。
この「顧客目線」という軸はこれからのマーケター生活でもブラさず、大事にしていこうと思います。

おわりに

次は「1」を「10」、「それ以上」に

ゼロから始まったマーケター生活も、これまでの経験で「1」くらいにはなったんじゃないかなと思います(単純な年数ではなく)。
ただ、ゼロが1になっただけで、スキルも経験もまだまだであることは変わりません。

これからはこの「1」を「10」、「それ以上」にしていかなければなりません。
そうでないと、事業の成長に追いついていかないでしょう。

ただ、これまでの失敗も成功も含めた経験はゼロにならず、
某転生物のラノベ主人公の能力のように、経験をもとに何度も挑戦することができるので、この「1」の経験と一緒にこれからも精進していきます。

IVRyに興味のある方は

もし今回のnoteを読んで、IVRyの環境にご興味を持ってくださってり、
濃密な時間を過ごしてみたいと思った方は以下の採用概要や、Googleフォームからカジュアル面談にお気軽にお申し込みください!

どの職種も、もちろんマーケも絶賛募集中です!

【IVRyへのエントリーフォーム】
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