AIとIoT

私の主な仕事は、岩手県で3DCADを中心とした3Dものづくりに関する人材育成、企業支援を行うことなのですが、ここ最近多くの企業さんが、AI、IoTをどう自社の仕事に活用し、生産性・品質の向上をして良いか悩んでいます。これは岩手県だけではなく、全国の中小の製造業に言えることなのかもしれません。

AIとは?

AIとは、「人工的にコンピュータを使い、人間と同様の知能を実現したもの」と定義され、人工的な知能=人工知能と呼ばれています。学習した結果をもとに、推論を行うことができるシステムとも言えます。

AIにも様々な種類があり、「強いAI」「弱いAI」「汎用型」「特化型」などに別れます。汎用型の強いAIは、何でも人間のように学習して出来てしまうもので、ターミネーターのようなイメージです。特化型の弱いAIは、囲碁や将棋でプロ棋士にAIが勝利した!などがニュースになりましたが、ある特定の分野に対して知能を有して問題解決や推論を行うソフトウェアを指します。

AIというと、なんでもできる100発100中で正解を導いてくれる完璧なシステムというイメージを持ってしまうこともあるかもしれませんが、そのためには多くの参考データが必要であり、何でもできるまでは現在の人工知能はなっていないのが現状です。

IoTとは?

IoTとは、Internet of Things=モノのインターネット。モノにセンサーを取り付け、インターネットとつないだ仕組みのことで、普通の生活の中だと外出先からでもスマホでエアコンをつけたり、テレビの録画予約ができたりなどの遠隔操作が可能です。

製造業の現場では、機械の稼働状況を確認したり、AIと組み合わせることで故障予知、予防保全、モノを削る工作機械の負荷状況を判断し適正化するなどに活用されています。

AIとIoT

AIとIoTの違いを簡単に説明すると、
IoTは「遠隔操作」「データ収集」、AIは「データ分析」です。

データを収集する上で重要なのは「ビッグデータ」。AIの精度を上げるには多くの学習するデータが必要で、IoTを活用してデータ収集をし、集まった多くのデータを保管するビッグデータが必要不可欠です。

企業においてAIとIoTの活用は、今後のゆくえを左右する重要な取組みとなっていくことと思います。

まだまだ私も勉強中ですが、今後3Dだけではなく、AIやIoTについてもnoteに書きながら理解を深めていきたいと思っています。

以上。

noteを最後まで読んで頂き有難うございます。 東北の岩手県北上市で3DCAD/CAM/CAE、3Dプリンタ、3Dスキャナ、リバースエンジニアリング等、ものづくりエンジニアの育成、企業のサポートをしています。地方創生・地域活性化に取り組んでいます。よろしくお願い致します。