ノーパン健康法

初めて知ったのは、幼稚園か小学生だっただろうか。ばあちゃん家に行くと、6歳上のいとこがノーパン健康法の為、「夜ノーパンで寝てる」と言っていた。

いとこは、今思うとなかなか変わっていて、小さいころから真夏でも、熱い日本茶を湯飲みで飲んでいた。そして歯磨きをしてなかった。でも虫歯はゼロだ。「だって俺、日本茶飲んでるから」らしい。そして、絵が上手かった。ハイスクール！奇面組のキャラをよく書いていた。

いとこに影響され、ノーパン健康法を実施する程、僕は変わった少年時代を過ごしていない。

初めてノーパンを体験したのは、高1だ。高1から卓球をする時はノーパンとなり、大学でも、社会人でも卓球する時はノーパンだった。社会人3.4年目くらいから、スパッツを履くようになったので、今はノーパンで卓球はしていない。

ノーパンだとなぜ健康に良いのか？

簡単に書くと、締め付けが無くなり、下半身の血流が良くなる。また、精子にも良い影響がある。精子は体温より2～3度低いくらいが良いらしい。パンツを履くと熱がこもる。金玉袋がぶらぶらしているのは、熱がこもらないようにする為。また、寒い時は縮まり、熱い時はだらーんとなるのも、適温を保つ為だ。金玉袋の機能について理解したところで。

大人になり、いつからか、僕はノーパンで寝ることになっていた。ノーパン健康法。ジャージ、スウェットを直に履き寝る。休日だと起きて出かける予定がないと、寝巻のままで過ごすこともある。つまり丸一日ノーパンで過ごすこともあった。

そんな僕が、自粛生活で、ほとんど家で過ごしている。ちょうど1か月前、会社に行ってから、一度もバスにも、電車にも乗っていない。本当に、スーパーのOKストアと、コンビニしか行っていないのだ。

家で過ごしているということは、つまり、僕はノーパンで自粛している。ノーパン自粛。今、noteを書いているのもノーパンだ。OKストアとコンビニへ行くときは、パンツを履くのだが、最近は近くのコンビニへ行くのも、ノーパンで行くようになっている。

ジャージでそのまま行くか、僕が1年中履いている黒いズボンに履き替える際は、ファスナーでおちんちんと毛を挟まないように、最大限注意して、履き替える。

なぜノーパンなのか。わざわざコンビニへ行く為に、パンツを履くのが、エコではない感じがするのだ。ちなみに、ノーパンでコンビニに行くと、少しドキドキする。もし、大きくなるようなことが起きたら、すぐにばれてしまい、その場にうずくまって歩くことが出来なくなるリスクがあるからだ。

と同時に、「なんで俺ノーパンで出かけているんだろう」と虚無感に包まれることもある。

もちろん、本日もノーパンで過ごしていた。朝から快便だった。うんちが出るというのは本当に気持ちが良い。身体から不必要なものが出るのだ。まさに誰でもできるデトックス。サウナで汗をかくのと同じレベルだと思う。

しかし、様子がおかしい、快便過ぎるのだ。というか、下痢気味だった。僕は下痢でさえ、身体から不必要なものが出ている感があり、ポジティブに考えている。

体重減らしたい人は、下痢になればよい。簡単にお腹がスッキリする。

そんなポジティブな出来事もあまりにも回数が多いと、段々と嫌になってくる。何事もほどほどが良いのだ。○○過ぎるはダメなのだ。

かれこれ10回以上は、トレイに行っただろうか。当然ながらお尻が痛くなった。大好きなウォシュレットを使うことが出来ない。弱でやっても、「ヒエっ！」と思わず飛び上がる程の激痛が走る。実際は、「うっ！」となり、お尻の位置をすぐさまずらし、ウォシュレットをよけつつ、停止ボダンを押すのだが。この動作1秒もかからない。

実際、4回目位から、おしりからはほとんど液体が流れ出るだけだった。お尻が痛くなってからは、トイレットペーパーでやさしく拭くだけだ。拭くというか、やさしく触れる。トイレットペーパーの吸水性のみで水分を吸い取ってもらうのだ。

そして、10回を越えた後、もうトレイに行くのに疲れてしまった。

パソコンで作業していると、お尻に違和感が。「あ、これは多分おならだな」と判断しつつ、ほんの少し怪しさを感じていた。でも、僕はトイレに行くことに疲れていたのだ。お尻も痛いし。なので、リスクを感じつつもおならと処理することにした。

お腹とおしりに神経を集中させ、ゆっくり本当にゆっくりおならをした。

しかし、残念ながらおならではなかった､､､

トイレに向かう為、立ちつつ、おしりに神経を集中させる。被害はどれほどまでか。ゆっくり本当にゆっくりおならを試みた為、ジャージまで被害を受けていない可能性はある。感触的には、その可能性が十分にあると思った。

そして、トイレの便座に座り、ジャージを確認する。

しかし、残念ながら被害を受けていた､､､

トイレ後、ジャージを手洗いし、丸めて洗濯物の下に置いた。「あぁこの行為は、何歳になっても変わらないんだな」としみじみ思う。

「さて、仕事再開するか」とテーブルに戻ると、気付いた。イスの上に置いてあるマットもほんのり濡れていた。これはショックだった。何が被害受けていないかもだ。

つい少し前まで、自分の感覚を信じていたのが猛烈に恥ずかしくなった。そして、マットを手洗いし、ベランダに干した。

今日は天気が良かったのが、唯一の救いだ。

これ書きながらも4回トイレ行きました､､､もうやだ