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渡邉尚 フロアジャグリングワークショップ

3月24日、渡邉尚を講師に迎え、東京でワークショップを開催します。
実際に渡邉さんの動きをトレースしてもらいながら、新しい概念、「フロアジャグリング」のテクニック、考え方を紹介します。

以下のページで管理しておりますので、参加をご希望の方は以下のイベントページから「参加する」をお願いします。
新しい概念のインストールを、短い時間でみっちり渡邉さんつきっきりの元行いますので先着で10名様ほどまでになるというところをご理解ください。

https://www.facebook.com/events/196247950737101/

以下は僕の勝手なコメントです。

平日はもちろん、休日も自分の制作で動画編集、人のイベントのプロデュースをやったり、別の企画に巻き込まれたり、と、とてもありがたい話ではありますがジャグリングをする時間がなかなか取れていません。

じゃあどんどん下手になっているのか、というと、実は学生時代の一時期より上達しているぐらいです。ここの違いは何かというと、おそらく明確に上達の方向性を変えたことだと思っています。

ただがむしゃらに練習し、ジャグリングの技術をいくら身につけたところで、僕のやりたいことには至れないなとあるとき気づきました。

じゃあ僕は何がやりたいのか、と思ったとき、おそらく「舞台上での存在感を増す」「誰が入っても僕のものだとわかる空間を作る」ということなんだと気づきました。

これはジャグリングを練習する中でなく、美術館や、アート系のインスタレーションパフォーマンスの人を見て考える中で、発掘されてきたものです。
彼らの主張や、説明を聞く・予測する中で、自分も同じように体系を組み立てる。そうすることで自分にとって「上達」というものの方向性が先鋭化されていったのだと思います。

なので、もしかすると見る人によっては昔より下手になっているかもしれませんが、僕自身は明らかに学生時代より迷いのない、「岡本晃樹」の動きが出来ていると思います。

3より5、5より7、といった方向ではなく、「自分の向かう上達は、こうだ」と自分で決めること、そしてその論拠を持つこと。みんながみんな、同じ体験をする必要はないとは思いますが、次世代のジャグラーにはこの「体系作り」が要求されていくのではないかと思っています。

この発掘作業を効率的に行うには、僕は「体系的な知に触れる」ということが重要だと思います。

AだからB、BだからC、という論理のつながりがはっきりと見えているものと比較するからこそ、自分の中でAのときは、Bのときは、と比較がしやすくなる。

同じようにその論理をトレースして自分の体系を作っていける。日本のジャグリングは、技術のパッケージそれぞれではなく、「リテラシー」自体をあげる段階に来ていると思います。

渡邉尚は、世界を見渡しても、明らかに異質な体系を持っている人間です。
彼の説明に触れる時間は、自分の体系を進化させるのに、必ず圧倒的に有意義な時間になります。
滅びてしまった古代文字のように解読困難なことばかり言ってきます。難しいです。よく僕も彼と話す中で「ちょっと何ってるかわからないです」と返します。

ですが、少し考えて同じように体験してみると圧倒的に理が通っている。悔しいけど納得できる。

同意できない部分は反転させて自分の理にすればいいんです。
僕自身とても仲良くさせてもらっているし、たくさん話を聞いているほうだとは思いますが、大半が同意できませんし、それを否定するための体系を作ることもよくあります。それはとても有意義な時間だし、僕にとっても彼にとってもとても大事な進化になります。

3/24の2時間は、そういう体験をしていただける場になっていると思います。

ここまでこのわかりづらいテキストを読んでくださった、しっかり考える姿勢をお持ちの方には、特に。
ジャグラー・ジャグラーじゃないにかかわらず、ぜひぜひ、お待ちしております。

https://www.facebook.com/events/196247950737101/

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