ポストコロナ時代はどうなるんだろうと思った話

価値観のクライシスがきているなと思います。

僕はなんというか大なり小なり人格の危機に陥った時、「この思想に従ってチャレンジしている限り世界にとって少なからず価値はあるはずだから生きていってもいいはずだよ」という理由?ルール?言い訳?を本読んだり情報を得たりしてなんとか必死で捻り出すくせがあります。(僕はそれを経典と呼んでいるんですけど)

前職でガツンガツンに詰められ、「これは死ぬか人を殺すかのどちらかでしか自分の人格を保てないな」と思った時に今までで一番長い経典を作ったんですが、なんか最近その時以上に考えていて、「あ、意外とやばいと思ってるんだなあ僕」と気づいたりしています。

紙に図で起こしたりしたものなどはあるし、なんとなく説明はできるんですが、目次だけで2000字になってしまい明文化するのがめんどくさすぎるので目次だけ書き留めておきます。

まあ主に「僕はしあわせになるために作りものを楽しんでるんだけど、既存の哲学だとだいぶ戦いづらくなるからまずいよねー」ということです。「オンラインーオフラインの接続設計」と「人格の総力戦」になると思っていて、そこを押さえたらいけるチャンスでもあるのではないかと思っています。

第1章 「しあわせに生きるにはどうしたら良いのか」(これまでの理解)
◼︎自己肯定感の向上=約束を守り続ける、守ってきた自分を認める
(1)現代=「昭和の人生すごろく」崩壊、自分の信仰を自分で作る時代
(2)記憶、なつかしさ、喪失の肯定(自己連続性の獲得)
(3)想像力の鍛錬による「自分の経典の構築」=「天国」の定義
(4)センサーとしての体、記録装置としての「記憶」を意識すること
(5)死んだ時に再生されるのが天国
(6)しばらくは基本的なルールは変わらない
(7)適応者が現れる十数年後に転換点がある?
(8)「自己肯定感(自己連続感)=幸せ」という基本がすら変わる?

第2章 次の時代には身体性はどうなるのか?
◼︎子供の頃から感じてた「記憶から身体がなくなること」への恐怖
・レコード→VHS→MD→CD→データ→オンライン
(1)「身体性」の重要度は上がるのか?下がるのか?
(2)「身体性」という認識は意識化するか?
(3)「身体性の不在による攻撃性の高まり」
(4)演算と想像
(5)関係可能性による相手への感情
・理解できない=怖い
・攻撃力がない=可愛い
・デザインで体感、ひいては感情を定義できる話
(6)その習慣化の防止と反論をどう行うのか
(7)「圧倒的体験」の提供が必要
・僕の場合は、物理的な刺激による

第3章 どうしようもなく体があるという現実
◼︎完全没入VRが実現・普及したとして自殺者は増えるのか、減るのか
◼︎舞台・イベントはどういう形になるのか
(1)オンライン移行とリアルの高価格化
(2)「リアルイベントの魅力」
(3)ライブは総合的な身体体験である
・音の振動が響く、光の温度を感じる
・演者の動きも振動と熱と関係可能性で感じる
・我々は足などで場と「接続」している
(4)お互いに「拘束しあう」ことが舞台成立の条件
◼︎オンライン、リアルタイム配信だからこその価値の創造
(1)「没入」か「ながら見」か?
(2)テクノロジーの限界と拘束力の低さが没入の障害
(3)ライブ配信特有のオーディエンスのアクション
・コメント、投げ銭、事前のリサーチ、資料を同時に見る
・通信方式、アクションをハックする
・リアルタイム性
・「レイヤーの違う情報」を同時に伝えることができる
・オーディエンスのコントロール権が高い=もっと高める
・リアルタイム性とインタラクティブ性は本来別物
(4)「ながら見」の中にもレベルがある
・ほぼ見てない〜配信内容に関する情報を見ている
(5)オンラインでは現時点の「身体性の欲望」は満たせない
(6)オンラインイベントで提供できるのは「論理情報」
(7)オンラインを「体験を得る行動を起こすきっかけ」に
◼︎リアルイベントの高価格化・高価値化
(1)大型ライブの価値はそのまま
(2)「人がたくさんいる=熱気」だけが価値ではなくなる
(3)小型ライブの「インタラクティブ性」「参加性」の強化
(4)より具体的に「何を得ることができるのか?」の発信
(5)比較基準がオンラインイベント(論理的情報伝達)に変わる
(6)オンラインで発信するものをリアルで観客と共創できる
・リアルの場にきてくれる観客は共創パートナーに


第4章 「何かを作るということに関して」
◼︎新しいものを開発するとは
(1)価値観のクライシスがきている
(2)「危険なことを安全に議論できる場」が必要
・オラファーエリアソンの言っていたこと。
◼︎(個人的な話)どうして作品を作るのか
(1)生きている価値をなんとか自分で認められる方法
(2)それは受け取られなければいけないのか
(3)コミュニケーションが論理的に合致する必要はない
(4)「よい」を「よい」のまますれ違えるコミュニケーション
(5)そもそも続けて行かなければいけない段階の体感

第5章「身体とものの関係性を探る」
◼︎大テーマ「身体とものの関係性」
(1)その下に二つのラインを持つ
(2)新しい関係の発見
・ものの感覚質を引き出す関わり方、「モノのサーカス」
(3)ものの感覚質とは?
(4)関係性の拡張と修飾
・関わる際の感情、関係性自体を可視化、増幅
(5)「ものの修飾」「感情の修飾」「環境の修飾」
(6)ものと体の関係による「新しい感覚」の開発
(7)つまり身体性の見直し、新しい身体性の探索

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?