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神棚の作法

家にある小さな神社である神棚。
神社同様に作法というものがあります。

もちろん宗派によりけりですから、その作法をご存知の方はそのやり方を行ってください。あくまでも一般的なやり方の説明です。

禊ですが、手を洗って口をすすいで、清潔な服を着ていれば十分です。何も白衣じゃないとダメとか、笏を持たないとダメとか、そこまでする必要はないと思います。

一揖二拝二拍手を行います。
揖というのは会釈レベルで頭を下げることです。
拝は深々と頭を下げます。
拍手は右手を少し引き、胸のところで拍手をします。

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祝詞を言います。天津祝詞、余裕があれば大祓祝詞も行うと良いでしょう。

高天原に神留坐す
神漏岐 神漏美の命以て
皇親神伊邪那岐乃大神
筑紫の日向の橘の 小門の阿波岐原に
禊祓ひ給ふ時に 生坐せる 祓戸の大神等
諸々の禍事罪穢を 祓へ給ひ 清め給ふと 
申す事の由を
天津神 地津神 八百万神等共に
聞こし食せと 畏み畏みも白す

そして、臨兵闘者皆陣烈在前と、九字を切ります

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献饌します。
神様に対して最前に米を出し、後ろに水と塩を置きます。

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神拝祝詞を行います。

此の神床に仰ぎ奉る 掛けまくも畏き 天照大御神 産土大神等の大前を拝み奉りて 恐み恐みも白さく 大神等の廣き厚き御恵みを 辱み奉り 高き尊き神教のまにまに 直き正しき眞心もちて 誠の道に違ふことなく 負ひ持つ業に勵ましめ給ひ家門高く 身健に 世のため人のために盡さしめ給へと恐み恐みも白す

二拍手二拝一揖を行います。最初の時と逆の順番です。

最後に撤饌です。さきほどの米、水、塩を片付けます。(そのままにして夕方に片付けても構いません。)


神棚の対応一つにも多くの作法があります。数が多くなるので、この記事では省略しましたが、他にも本格的な祝詞もあります。神様と親しくなるために、皆さまも一緒に学びませんか。



これからも良い記事を書いていきます。