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方位で運を掴む

悪い方角を避けるために一度別のところに滞在する方違えがありました。
それらは兵法として発展していきました。

悪い方角を避けることはもちろんですが、方角は悪いことばかりの話ではありません。
陰陽道においては、遊年、禍害、絶命、鬼吏、生気、養者、天医、福徳の8つの方位がありますが、生気、養者、天医の3つの方位は病気治療や延命のための吉の方位として定められていますし、福徳はを得るための吉の方位とされています。

現代でもよく知られている北東の方角である鬼門がありますが、これも陰陽道の考え方です。
桓武天皇が平安京の建設にあたり、この鬼門を重視したのは有名です。
実際に比叡山はこの鬼門を守るために天台宗一文に守らせたわけです。

陰陽道の方位の呪術は現代でもよく取り上げられる陰陽道の一面です。
気学などではお水取りお砂取りが盛んに行われていますね。
これらも方位の呪術の一種です。

方角によって良し悪しがわかるというのは現代の感覚からすると不思議なものではありますが、現在でも鬼門だったりお水取りだったりと身近なものです。
昔は方位によって様々なことが変わってきますから、それだけ重要だったということです。
見えない世界だと軽んじずにやっていきたい方はぜひ一緒に頑張りましょう。


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