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『ラブライブ!』の楽曲では鳥肌が立たない謎

ここ最近は『ラブライブ!』シリーズを視聴している。つい最近は『ラブライブ!サンシャイン!!』のTVアニメ2期を視聴した。

『サンシャイン2期』を視聴したことで、僕は『ラブライブ!』シリーズを4クール以上視聴していることになる。そして数十曲以上の楽曲を耳にした。しかし、『ラブライブ!』の楽曲を聴いて、鳥肌が立つことがなかった。これだけの人気を集める楽曲であるにもかかわらずだ。

僕は度々、アニメで流れる挿入歌に鳥肌が立つことがある。「あ、これは間違いなく名曲だ」みたいな感じだ。代表的な曲だと以下の通り。

  • 『けいおん!』の『ふわふわ時間』

  • 『マクロスF』の『星間飛行』

  • 『とある科学の超電磁砲』の『only my railgun』

特に『けいおん!』の楽曲の衝撃度は尋常じゃなかった記憶がある。1発で心を掴まれてしまった。

しかし、『ラブライブ!』の楽曲に、そういった感覚を得たことはない。もちろん、『ラブライブ!』の楽曲はそれなりに優れている。僕も『Snow halation』や『それは僕たちの奇跡』とか、好きな楽曲がかなりある。だがどれも、ストリーミング配信サービスで聴き込んだことで、思い入れが増しただけだ。1発で心を掴まれてしまったわけではない。

一体なぜ『ラブライブ!』の楽曲は、僕の心を1発で掴むことができなかったのか(上から目線)。それは、アニソンと作品の融和性にあると思う。

例えば『けいおん!』の『ふわふわ時間』は、『けいおん!』のために作られた楽曲だと思う。だから当然、アニソンと作品の融和性は抜群だ。
しかし、『ラブライブ!』の楽曲はそうじゃないと僕は思う。『ラブライブ!』の楽曲のほとんどは、『ラブライブ!』のためではなく、ファンのために制作されている。だからどうしても、ファンが聞きたいような曲を作ってしまうのだ。そのため、『ラブライブ!』のストーリーやキャラとの融和性が、どうしても乱れてしまう。

ここ最近の音楽シーンは、売れることを前提に音楽を作っている節がある。「まずは売れる曲を、それから創造性を追求しよう!」みたいな感じだ。だから、ファンや大衆が聴きたい曲を作る。しかし、そこに革新的なイノベーションや、刺激的なクリエイティブは生まれない。

特にアニソンは、アニメの創造性を拡張することができる貴重な要素だ。アニメとアニソンは、分けて考えてはいけない。アニメもアニソンも一心一体の存在なのだ。

ちなみに、『ラブライブ!サンシャイン!!』についてブログで語っているので、そちらもぜひ読んでみてほしい。


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