レガシー視点で見たオークの弓使いについての考察

鉄線＠tessenn_tez

2023年6月5日 01:08

はい、どうも鉄線と申します。noteを年始に一発書いてみた後は何も書いていなかったのでちょっと考えたことを書いてみます。

指輪物語：中つ国の伝承での最注目カードと言っても過言ではない、このカード。かの物語の主要人物かつ同業者、レゴラスを超える注目を集める射手ですね。

このカードについてレガシー視点で色々と考えてみたいと思います。

類似カードを出してみる

　最近、こういったドロー等、相手のアクションに制限をかけるテキストを持つカードがちょくちょく出てきますね。順繰りに出すと、

他にも鎖とか霊魂もそうですかね（画像割愛）。どのカードもレガシー環境のメインストリームではないですが、ちょくちょく見るカードではあります。
　フラッシュタイミングで出てきて、いきなり制限をかけるという意味では船殻破りやフェアリーの黒幕が競合相手、ということになると思います。もちろん色が違うのは承知していますが、特に船殻破りはキャラクターが被っているように思います。繰り返しになりますが、これらのカードがレガシーではちょくちょく見るカードではあるが、主流のカードたりえていないところは参考にしましょう。マナ域がかぶっているフェアリーの黒幕の活躍ぶりなんかは特に。

　また、ドローに引っ掛けるという意味では、

も、ある意味役割が被っていると思います。このあたりと比較して、強いか弱いか、また独自の役割が持てるかどうかが、このカードの価値を判断する基準になってきます。

サイドカードとして見た場合

　サイドカードとして見る場合にはブレインストーム（レガシーの半数以上のデッキに入ってる）かミシュラのガラクタ（８キャスト）が入っているデッキに入れればいい、と思います。そこは単純明快なので特に悩むことはないでしょう。

　グリセルブランドが入っているデッキに入れるかどうかは、まぁハマれば気持ちよさそうですが、そこを止めただけで止まるヤワなデッキではないと思うので、検討が必要だと思います。オーク頼みのキープをして、一緒に入っているであろう宇宙しいたけ、執政官やアトラクサにしばかれる未来が見えますね。

　エルフの村を焼けるかどうか、は正直懐疑的に思っています。エルフのドロー手段はエルフの幻想家の使いまわし、もしくは垣間見る自然からのチェインが一般的です。もちろん、そこに合わせることができれば問題はありませんが、エルフ側のプレイング（予測）でカバーできる範囲なのかなぁ、と思ってしまいます。エルフの村を焼くだけであれば、１マナ支払って疫病を仕組むもので焼く方が良い気がします。併用するのはめちゃ強そうですが、疫病を仕組むものの方が、より効率的に村を焼けそうですね。
　また、MOで流行りを見せている職工型エルフにはちょっと弱く見えますね。

メインデッキに入れる動機付け

　レガシーの競技イベントに出た場合、相手のデッキの半数以上には渦巻く知識が入っているはずなので、これがメインに入れる理由にはなると思います。ただそれで雑に終わるとこの話自体が終わってしまうので、もう一度カードテキストを見てみましょう。

　まず、ドローに引っ掛ける余地がなく、単体で使うと結構弱いカードではあります。１／１、１点、動員１。デスタク等これだけでアドが取れるドローしないデッキはありますが、そうじゃないデッキに当たってしまった場合、かなりつらいことになりそうです。デスタクなんかも石鍛冶から入られると終わりです、終わり。

　また、スニークショーなど、ブレストに合わせて３点＆３／３を出せたとしても、その後ひき殺されてしまう余地があるデッキがメタの上位にいるところも向かい風かな、と思います。これが船殻なら相手の動きが止まったのに・・・なんてことにもなり得そう。

　なので、このカードがメインから採用する余地を見出すならば、的が無かった場合の本体ダメージがデッキのコンセプトと見合う＆早期の盤面構成を目指すデッキ（グリクシスデルバー等のアグロ）か、このカードを主軸にした専用構築を模索することになると思います。特に専用構築については、このカードが世に出ていない以上、まだ存在しないものになりますので、デッキビルダーの諸氏に期待しています。マッドネス系のデッキと上手く組み合わせられないかなぁ・・・と私は妄想しています。