見出し画像

ユーザーテスト2023-2: 人生が豊かになる意外な習慣「少しでも心が動いたらスマホを手に取る」

手帳: https://privategallery.jp/
レポート層:20代女性。
レポート内容:プライベート美術館を手帳として30日間利用後の感想。

以下、レポート内容です。

手帳のデザインや操作性について

初日に感じたのは、洗練されたHPであるというこ
と。シンプルで「意識を高く持っている仕事人」が使っていそうだなと感じた。
記号が多いことや、文字情報が少ないことから、なれるまで時間がかかりそうだとも感じた。

1ヶ月を経て

まず、最初に心に留めていたのは「写真を撮らなければ」という事である。
私は基本的に、写真や動画を撮ることはしない。旅行に行ったとて、10枚撮るか、撮らないかだ。毎日リマインダーを設定するほどに、頑張らなければと思っていた。

しかし、1ヶ月たった今「この感情を覚えておくために撮っておきたいな」と感じる瞬間が多くなった。
私は「物を撮るための写真」という概念でいたが、後から見返すとその時の情景ではなく、感情が蘇ってくるのである。その感情を言葉にする過程で、新たな発見が生まれ、写真に写ってはいないのに、自分自身と向き合っているような感覚になった。

実際、祖父の葬式後の自分を見ると、何か大きく変えたい、整理したいという感情が、如実に行動に現れている。思い出の品と向き合いながら、心の整理をしたかったのではと感じる。逆に、今度身内に不幸があった時は、この行動を取ることで落ち着けるのでは?と 一つサンプルが取れたような感覚だ。 また、人は、記憶の五感の中で聴覚を最初に、視覚を二番目に忘れるという。私は聴覚が良く、視覚が良くないため、一番に視覚を忘れているのだろう。実例としては、一日一緒に居た人に、翌日会っても顔は覚え ていないが、声で覚えている。相貌失認というわけでもないのにだ。

そんな私が写真を撮ってこなかったのは、単に逃げであったのかもしれない。どうせ忘れる、忘れている自分を見たくないという意識が気づかぬうちに芽生えていたのだろう。

この1ヶ月で、日頃「少しでも心が動いたらスマホを手に取る」が身についたと感じる。 それは、写真を撮る行為そのものではなく「感情」と 「過去の自分」の記録・推察が面白い、今の自分の糧になる、と考えるようになったからだ。

このサービスの検証に、選んで頂けたことを、心より感謝して、本稿を終える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?