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人間は、アートの力で夢を実現している。

今日は、アートに力についての考察をご紹介します。

わたしは、記録という行為、記録の中でもイメージの記録について研究し、実験を通して、イメージの力の本質には、人が創作しようとする力、アートの力があり、それを捉えた時に、いろんな理想の世界を実現することができました。

”今に生きる”の定義

脳の仕組みに従って、
人間は、何か欲しい、何かを達成したい、という欲求があるとき、
それを手にした自分を想像してワクワクします。

そして、実際にその欲求が達成されたとき、
その達成の余韻から目が覚めた後に、本当に求めていたものだったかどうかを感情で知ることになります。

この感情を客観的に、キレた頭で洞察すれば、
本当の自分が求めていたものは手に入れた未来ではなく、
この瞬間にある”挑戦”そのものであり、
それにワクワクしていたということに気付くのです。

そこにあった”挑戦”とは、理想の結果へ向かおうとするプロセスです。
プロセスがワクワクを生み出すのです。
今に生きるとは、そこにあるプロセスそのものです。今にだけ存在するそのプロセスが、”生きる価値、幸せだなぁ”の本質だったのです。
これを理解していれば、欲するまま、求める人生を歩くことができます。

これらのことわりを理解せず、時間次元の視点で、
”過去や未来を考えることなく生きることが、今に生きることである”
と定めることは、他者から見れば同じ”プロセス”でも、偶然に刹那に生きていることであり、自分のことはコントロール不能である、といえます。

写真と動画とプロセスとアート

記憶の中で最高だったあの出来事の場所に、再び、実際に行ったとしても、その場所には、過去の最高だったタイミングとは違う時間が流れていることがわかります。
例えば、特定の人を想うとき、そこにある事象は過去のプロセスであり、現実として捉えると現在が停止し、強く思えば虚しさが伴います。

前節のプロセスが今にしか存在しない事実によれば、
過去の出来事が記録された写真・動画は、リアルな結果ではなく架空の創作物でしかないことがわかります。
それは、アートです。

過去の写真や動画の中の出来事や登場人物を、現実ではなく、アートとして捉えることができ、過去のその事象に執着したり、勘違いすることがなくなります。
アートとして捉えなおし、意識したアートを集めれば、イメージの力で、不可能だったことが可能になったり、新しい視点、人生の宝物となるプロセスを発見することができるのです。

アートと潜在意識

記録した写真や動画が、夢などの叶えようとする対象だった場合、
アートであることを無視して、特定の人や過去のプロセスに、リアルさや結果を求めれば、退屈で虚しいだけの時間が過ぎるだけです。

そのような失敗をしてしまっても、再びその対象をアートとして捉えなおすことで、そこから脱することができます。

自分で撮った過去の記録をより有効活用するには選択が重要です。
過去の記録のうち、望んだ結果が出たときも行動しているだろう過去のプロセスの記録を選択します。このプロセスは心理学でいうと結果の後の世界を指し、アウトカムと言います。
それを、過去のプロセスの結果としてではなく、現実と切り離した作品、つまりアートとして捉え直し、残すこと。
そして今に行動(プロセス)することで、結果から解放され潜在意識が動き出します。
イメージの潜在力がプロセスへ反映されます。
行動がないアートは潜在意識へ活用されません。

素直に感じてテンションが上がらない写真を削除すれば、新しいイメージが入ってきます。対象のイメージが新しいイメージで刷新されます。
掴んできた言葉を削除すれば、言葉の固定観念が排除され、過去のイメージに囚われなくなります。

アートの観察力

過去の記録をアートとして捉え直すときに、重要なことがあります。
一つ一つを現実とは違う”アートの観察力”で見ることです。
美術館で気になった一つの絵を見るとき、そこに立ち止まり、長ければ30分も感情と思考の時間を使うような、その観察力です。
そこ”を感じようとすること。
その写真の中に行こうとすること。

気持ちが変わっていきます。

過去の記録の中には、一枚の写真の中に気になったいいこと、つまらないことが混在しているときがあります。
そんなとき、は、いいことだけをリアルにより感じようとし、つまらないことは新しい創造の人物や物語で書き換えてしまばよいのです。

自分が生きている世界は見ているアートで決まる

同じ体験でも、脳にイメージしている”画”は人それぞれ違います。

自分にとって豊かな素敵な写真・動画で記録すれば、それらが脳のイメージとして記憶されます。

写真・動画が自分が生きる世界を決定します。
モノゴトへの見方を決定します。
どうイメージするかで、世界に対する前提が変わり結果が変わります。
いらないイメージは削除し、より新しいイメージへ刷新できます。

写真・動画を選択することは、自分が生きている世界を選択することであり、自分の本当の幸福を選択することと同じ意味です。

その人が集めているアートを、その人のスタイルといい、同じスタイルが集まれば、仲間となります。

アートの力
2022/10/31


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