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夫目線からの出産レポート その5

6月16日(前回からの続き


午前8時12分 山中凛太朗誕生

妻には「そんな細かいことどうでも良いじゃん」って言われたけど、病院のスタッフの方々の会話で正式に「8時13分誕生」と記録されているが、私の時計では間違いなく8時12分だった。確かにどうでもいいかも知れんけど、オレの中では結構大事。笑

今回、リモート立ち合いを行ったことでできたことが、出産の様子の録画である。

本来の立ち合い出産では基本的にはビデオ撮影はNGらしいが、リモートで行ったことでリモートの画面はMac、そしてその画面をiPhoneで録画という技を駆使して、LDRに入る前、出産、出産後まで約2時間に渡るビデオを撮影することができた。

リモートなので本当の意味での立ち合いではなかったけれど、世の妊婦さんをパートナーに持つ男性達に強めに主張したいのは、絶対に立ち合いをオススメしたい。

中には「女性として見れなくなる」という主張もあるようだけれど、私にとってはその主張は全く意味がわからない。

誕生の瞬間はそれくらい神聖で、言葉では言い表すことができないほど感動的である。

助産師さんの「もう次(の陣痛)で生まれるよ!」との声を聞き、心の準備をしたつもりだったけど、その誕生の瞬間たるや。。。声にならない声を出していた。

大きな産声を出し、精一杯肺呼吸を始めた凛太朗。

バースプランでは「カンガルーケア」という生まれてすぐに肌と肌とを触れ合わせたい、ということを明記していた。

そして大きな声で泣き続ける凛太朗が妻の胸の上に置かれた瞬間


泣き止んだ。本当にその瞬間に泣き止んだ。


出産の瞬間もものすごく感動的だったけど、この妻の胸に抱かれた瞬間に泣き止んだこの瞬間もものすごく感動的だった。今思い出しても涙が溢れそうになる。

そしてすぐに母乳を飲み始めた。

誰に教えられたわけでもないのに、一生懸命飲んでいる。

これにもまた感動。。

ヤバイ、感動の嵐だわ。

いちいちこれじゃ身が持たない。でも本当に感動した。

6月16日 8時12分 3056g

(出生届では8時13分だけど、、しつこい)

これらの数字、一生忘れないだろうなぁ。



その後


一般的には生まれた後、いったん体重が落ちてから一週間から10日間くらい掛けてゆっくりと戻るらしい。しかし凛太朗はなんと

生後二日目にして100g 増加

そしてその後の凛太朗の母乳の飲みっぷり(体重爆増)や妻の母乳の供給量は助産師さん達が「この母乳の量、そしてこの体重爆増、正気の沙汰じゃない」と確かめにくるほどだったという。

母乳が出ずに苦しむ女性も決して少なくはない中で、妻のそれはスーパーエリートクラスだった。その恩恵に与り、凛太朗もどんどん大きくなっていく。

そして凛太朗と妻は6月22日に退院し、我が家での生活が始まった。

私にとっては人生で初めての新生児。

第一印象は

とにかく小さい。当たり前だろうけど、本当に小さい。手なんて本当に自分の親指で隠れるくらい小さい。ただちゃんと手の形をしている。小指の爪なんて本当に爪楊枝くらいしかない。大袈裟じゃなくて。


そしてよく寝て、飲んで、出す。

面白いくらい、よく寝て、飲んで、出す。

毎日数十g単位で増えていく体重と、感じることができる成長。

いやぁ、こりゃたまらんな。

どんな人になるのかなぁ。

月並みだけど、健康に育ってくれ。

それでとーちゃんは十分です。


夫目線からの出産レポート、一応終結。

これからも凛太朗はちょいちょい登場します。

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