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Webデザインの痒い所に手が届く。そんなお話やってます。 〜Webリテラシー編その1〜

はじめに

初めまして。mashと申します。
WebデザイナーとしてWeb制作・WebディレクションなどをしながらWebデザインの講師として講義・授業などをしています。

授業などの中でいろいろと話をしていますが、人それぞれ生きてきた時間や環境が違います。その中で今Webデザインをやってみようと思われた方達に学校で授業をしているのですが、自分の知っている知識を、当たり前に理解している人ばかりではないのです。その授業の中で説明じみてしまうのも嫌なのでこちらでいろいろと書いていこうと思います。
知識は自慢するためではなく知らない人に伝えるため共有するためだと思うのです。

歴史や成り立ち、わかりにくいカタカナ語句など個人的にはどうでもいい!なんて思ってしまう側の人間ですので出来るだけわかりにくいことなどは避けていきたいと思います。

まずはWebデザインをしていく上での共通理解です。最低限知らなければ話が伝わらないこと。これをお話ししていければと思います。

Web制作のプロジェクトメンバー

Webサイトを作る上で、個人で制作している方は別として、制作事務所など基本的に制作チームとして仕事を分担して制作します。

  • Webディレクター

  • Webデザイナー

  • フロントエンドエンジニア

  • バックエンドエンジニア

  • ライター

  • カメラマン

  • Webマーケター

こんなところでしょうか。 複数の人間で取り組むことにより作業を分担すれば、短時間での制作が可能となります。話し合うこと(ディスカッション)で的確に顧客の理想を形にすることができます。それぞれのポジションがどのような役割を担っているか紹介していきましょう。

Webディレクター

Web制作をする上でこの人がいないと話しがまとまらない。
統括するポジションとなります。
サイトのプロデュースや完成までのスケジュール管理。クライアント(お客様)とのやり取りなど、制作チームの頭です。
メンバー内の話をまとめたり、クオリティを上げるも下げるもこの人次第です。

Webデザイナー

デザインやビジュアル面を担当します。複数いる場合はアートディレクターがデザインチームのトップになります。
商品やブランドイメージを最大限引き立たせることができるポジションになります。

フロントエンドエンジニア

デザイナーが制作したデザインカンプ(デザイン最終決定案)をもとにHTMLやCSS、Java Scriptなどを用いてページを完成させます。コーダーともいうことがあります。
デザイナーのデザインをサイトとして表示できるようにするポジションです。

バックエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアが目に見えるところを制作するのに対し、バックエンドエンジニアは見えないところ、「縁の下の力持ち」です。
サーバーやデータベース、システムなどなくてはならないが表に見えてこないものを主に扱うポジションになります。運営する上では一番大事かもしれませんね。

ライター・カメラマン

Webサイトは、内容がないと何も始まりません。デザインも実は写真が命かも。ライターはクライアント(お客様)にインタビューやサイト内の文章の執筆など、カメラマンはサイトに掲載する写真の撮影や、ディレクターと共にお客様のもとに出向きサイトの意図に沿った写真などを撮影します。

Webマーケター

マーケティングプランを考えるポジションです。制作したサイトも円滑に運用できなければ勿体無いですよね。「SEO対策」やネット広告などを使いどうすれば多くの人に見てもらえるのか、たくさんの人に認知してもらえるのかはこの人にかかってます。

思いつくところでこんなところでしょうか。
しかし昨今のWeb業界はフリーランスの方や、独学で勉強し制作されている方など、制作する側が多く、価格競争が激しくなっています。
企業や事務所としても大人数で一つのサイトを制作できるほどの金額提示が難しくなってきています。デザイナーの方がhtml・cssを扱うことも多いです。「三人寄れば文殊の知恵」とは言いますが、3人も人員を割くことができない事務所もあります。
それぞれの知識を身につければ向かう所敵なし!とまではいきませんが、共通理解する上でそれぞれの考え方や情報は知っておいて損はないと思います。

今日のところは

確かに今は、簡単にサイトを作れるもの(コードを書かないノーコード)や
テンプレートに文章を入れるだけのものもあったりします。
それらは見た目だけは綺麗なものができます。見た目だけ。中身は結構ゴチャゴチャしていたりします。Webサイトは我々人間だけでなく、システムやコンピュータなども見るものです。コンピュータたちからすれば見た目などどうでもいいんです。綺麗な見た目、綺麗なコードこれが一番。
きちんとした知識を持ち、中身も綺麗なサイトを作れるようになれば、それだけでも「SEO対策」になっていくのです。

素敵なサイトを作れるよう、今さら聞けないことやあまり気にしていなかったことなど色々とこちらでお伝えしていければと思います。

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