さーちゃん

マッチングアプリで出会い、出会って1年で結婚した私たち。ここに綴るのは、嫁の"…

さーちゃん

マッチングアプリで出会い、出会って1年で結婚した私たち。ここに綴るのは、嫁の"私"から旦那の"君"へ遺しておきたい愛しい気持ちたち。

最近の記事

里帰り出産と、ホームシック。

里帰りする気なんてさらさらなかったのだけど、 夫の転勤・転居のタイミングにより、やむを得ず地元での出産を選択。 妊娠34週から実家で暮らし始めた。 実家は最高だ。 3食お風呂つき。個室もある。 両親は毎週の検診や有事に車を出せるよう仕事も調整してくれている。 こんなに恵まれていて、文句の一つも言える立場ではないとわかっているのだけど、私はホームシックになった。 里帰り初日、自宅に戻る夫を涙で見送った。 そこから数日は、毎晩泣いた。 帰りたい、と思った。 父の呑気な一言も、

    • マタニティブルーの乗り越え方。

      妊娠5か月頃から、ブルーになる日が増えた。 なんでもないことで涙が出た。 体重が増えた、お腹が出てきてお気に入りのズボンが履けなくなった、マタニティ用のダサい下着じゃないとフィットしない。 どれも妊婦として喜ばしい変化なのだろうけど、意思に反して変わる身体を好きになれなかった。 夫がほとんどの家事を担ってくれる日は、自分がひどく情けなく思えたし、 夫が妻としてでなく母体として私を労ることさえ、なんだか悲しかった。 感謝の言葉なんて出ず、ただ涙が出た。 そんな時でさえ夫は優

      • 私の体を君に貸そう。

        避妊をやめて2回目の”タイミング”で、私たちは赤ちゃんを授かった。 結婚したからいつ子どもができてもいいよねくらいの気持ちで、妊活をしていたわけではないから、「愛を確かめる行為」が「子どもを作るための行為」に変わるうんと前に授かれたことは、とても幸せなことだった。 妊娠検査薬の陽性反応、豆粒より小さな影を写したエコー写真、昔よりはるかに可愛い母子手帳。どれを受け取ってもなかなか妊婦になる実感が湧かず、愛おしそうに私のお腹をさする夫や、おめでとうをくれる家族に「いや、まだ無事

        • ウェディングドレスを纏った日。

          結婚式はしない。でも、記念に残る何かを。 だから、ウェディングドレスを着て写真を撮ってもらうことにした。 保育園の時、将来の夢は「お嫁さん」だったことを思い出した。 純白のドレスに女の子なら一度は憧れるもの。 なんだかんだ、私にも可愛いところがあったんだ。 夢が叶うんだ、叶えてくれた君に感謝だ。 そんなふうに思っていたんだけど、 いざドレスを試着してみると、着せられている感が半端ない。 うん、コスプレ。 どのドレスも可愛いけど、顔が似合わない。 どのアクセサリーも、どのテ

        里帰り出産と、ホームシック。

          旦那がかっこよすぎる件について。

          旦那が、職場の野球チームで助っ人ピッチャーを拝命した。 前々日から「行きたくない」「中止にならないかな」と何度も呟いていたけど、ちゃんと目覚ましをかけて、早起きして出かけて行く姿を見て、ああこの人は人に愛される人なんだろうなと思った。 野球のユニフォームを着た君を初めて見て、私はまたときめいた。 あ、野球部にいたら好きになるタイプだ。 え、この人、私の旦那なんだけど。 どんなにモテても、もう私の旦那なんだけど! え、待って、超幸せなんだけど!!! 寝ぼけ眼で見送ったあと、

          旦那がかっこよすぎる件について。

          夫の寝顔コレクション。

          いつか気持ちは薄れていくもの。 恋に恋して、夢を夢見る時代はとっくに過ぎた。 幸せの絶頂にありながら、この気持ちも長くは続かない、と悲しくも寂しくもなく、知っている。 いつか忘れてしまうこの温度をこのまま残しておきたいと、夫婦のLINEに「なんでもない日」というタイトルのアルバムを作成した。 内緒で撮影した寝顔、誰に見せても伝わらない可愛い顔、毎日のルーティーンをこなしている姿。 なんで撮ったの、とお互いに笑い合いながら、少しずつ写真が増えている。 シャッターを切るほどの

          夫の寝顔コレクション。

          プロポーズ宣言。

          付き合って半年が経ったころだろうか。 毎日LINEでくだらないやりとりをしていた。 その日は、週末に行ったスケートの話題。 私「転んだからあざだらけになった〜これじゃあお嫁に行けないわ」 君「大丈夫、いつでもおいで」 私「あら、ほんとに行っちゃうぞ」 君「おいで。貧乏だけど」 私「ケチだから覚悟して?キメキメプロポーズ楽しみに待ってるわ」 君「ロマンチックなのはできないからね?」 私「知ってる」 君「ならよし」 私「LINEでもキュンとしてるから、チョロいよ」 君「流れで言

          プロポーズ宣言。

          生理前のイライラと、ごめんねプリン。

          ホルモンバランスの乱れに振り回されることが増えた。 排卵日前後は精神的に不安定になりがちで、なんでもないことでイライラメソメソしてしまう。 どうしたの、とせっかく話を聞いてくれようとしているのに、自分でも理屈が通っていないとわかっているから、理由を説明することもできない。 構ってくれないと嫌だけど、なだめるように優しくされるのも嫌。ほんとにめんどくさい。めんどくさい自分が嫌で、涙が出るのもめんどくさい。 話を聞こうとしてくれたこと、優しく気遣ってくれたことに後から気づいて、

          生理前のイライラと、ごめんねプリン。

          君との赤ちゃんに会えたら。

          子どもがほしいし、産むなら早いほうがいい。 そう思って、私たちは結婚してから避妊をやめた。 妊娠のために体を重ねる、という感覚はまだないけれど、行為のたび「妊娠したらどうしよう」と「ずっと妊娠しなかったらどうしよう」の相反する感情が、同じくらいの割合で渦巻く。 子どもを持つか、持たないか。 人生を変えてしまう分かれ道。 どれだけ計画を立ててもその通りに行かないのだとしたら、チャンスは多くつかみたい。 いまはそんな気持ちでいるけど、もし私が妊娠しづらい(もしくは、できない)

          君との赤ちゃんに会えたら。

          君の匂い。

          遠距離(中距離?)恋愛中は、君が帰ったあと、君が抱きしめていたクッションに顔をうずめるのがお決まりだった。 たしかに君がここにいてくれた。かすかに残る匂いすら、私を満たしてくれた。 今朝、ドライヤーをかけていると、バスタオルからも髪の毛からも君の匂いがすることに気づいた。 当たり前だ。同じ洗剤で洗濯して、同じシャンプーを使っているんだもん。 私の家にはない君の匂いにときめいていたあの日も、二人の家で同じ匂いに包まれている今日も、君が好き。

          家族が増えた夏。

          夏休み気分の今日この頃。 毎週末、予定びっしり。 お盆も、お互いの実家に顔を出せばあっという間に過ぎていきそう。 去年までは時間を持て余して、実家に入り浸り友達と飲みに行くくらいだったのに。 私「家族が増えたってことだねえ」 君「家族になったんだねえ(私の肩を抱く)」 私「チューする?」 君「する!(唇を突き出す)」 私「笑笑」 君「え、しないの?そっちから仕掛けておいて?」 私「仕方ないなあ(チュ)。幸せだね」 君「ふふん、そうだね」 毎日、怖いくらい幸せだ。

          家族が増えた夏。

          趣味にいそしむ旦那くん。

          仕事が早く終わった日は、打ちっぱなしに出かけ、夜はアイスホッケーの練習。 晴れた休日はゴルフへ出かけ、家では筋トレ。 昔の私だったら、ほったらかしにされていることに苛立って、寂しくて、どうにか構ってもらえないかと足掻いてた。 でも、今の私はちがう。 君が好きなことに向かう時の、ルンルンの表情が好き。鼻歌も、軽い足取りも、好き。 楽しいは連鎖する。それでいいのだ。

          趣味にいそしむ旦那くん。

          毎日、ほんのり幸せ。

          朝起きて最初に見えるのは、タオルケットにくるまってスヤスヤ眠る君の寝顔。 朝起きて最初に声に出すのは、ボサボサ髪の毛で起きてくる君への「おはよう」。 ふたり並んで朝ごはんを食べたら、上手に場所を入れ替わりながら支度をして、たまに鉢合わせたらハグをして、私が5分早く家を出る。 仕事を終えて帰ってくると、君が洗ってくれていた朝ごはんの食器を片付けて、君の帰りを待つ。 帰ってきたら、晩ごはんのメニューを二人で決めて、手を繋いでスーパーに買い出しに行き、台所に並んで立つ。 晩ご

          毎日、ほんのり幸せ。

          旦那へ贈る、初めてのラブレター。

          最愛の君へ 結婚おめでとう。 私をお嫁さんにしてくれて、ありがとう。 初めて出会った日から、ちょうど1年くらいかな。 1年前には、こんな日が来るなんて想像もしていなかったな。 でも、初めて会った日、君の背中を見て「あ、私、この人を好きになる」って思った。鐘が鳴った! あの時の直感は当たっていたね。今も、ふとした笑顔やぐーすか寝顔を見て、ああ、好きだなって思う。毎日好きが更新されているし、この人のいちばん近くにいていいんだって嬉しくなる。 私には何の取り柄もないし、スケー

          旦那へ贈る、初めてのラブレター。

          するり入籍。

          入籍の日。 朝から夕方まであちこち回って、ひと通り手続きを終えた(ぜんぶ付き合ってくれた君に感謝)。 手続きの最中に「奥様」とか「(新姓)さん」とか呼ばれても、あんまりピンとこなくて。たしかに自分を指していることは分かるけど、ああ、結婚したんだ、の実感には結びつかず。 これから一生この人と一緒に生きていくって決めたってことだよな、私、となんだか他人事のように思ってる。 不安や後悔はなくて、ほんのり幸せがある感じ。浮かれすぎても良くないから、きっとこれくらいがいいんだろうな、

          するり入籍。

          「じゃんけんする?」がニコニコのはじまり。

          このメニューなら、チーズがほしいね。 めっちゃアイス食べたいね。 ふたりとも同じ気持ちなら、 お互い見合って、 「……じゃんけんする?(ニヤリ)」 これが我が家の、二人で楽しむ合言葉。

          「じゃんけんする?」がニコニコのはじまり。