貧乏神と福の神
子どもに活字慣れしてほしくて、図書館でいつもいろんな絵本を借りてきてなんとなく家の棚に置いている。自分から読んでくれることもあれば、私が読み聞かせなければダメなことも。
それでも、地道に続けているうちに、あまり本を読まなかった長女も少し本に興味を持ち出した。
幼稚園ぐらいまでは読みきかせ頑張ってたんだけど、全然本に興味持ってくれなくて諦めてた。もしかして、少し早かったのかもしれない。
それとも、母にここ最近で読書習慣がついて、スキマ時間があれば本を開いているのも関係あるのかな。よく、子どもに勉強させたいなら親が子の前で勉強する姿を見せろと聴いたことがある。確かに「勉強しろ」って言うだけで親はダラダラスマホいじってるんじゃ説得力はない。
何にせよ何事も地道に続けるって本当に大事だ。
それで今回借りてきた絵本。
コレが本当に良かったので、紹介したい。
日本昔話の中では定番みたいだけど私は初めて知った。
絵本で話も短いので全編あらすじネタバレします。
なんか、すごい好き。
貧乏になりたいわけじゃないんだけどさ。
目の前で、ずっと住んでいた家から追い出されるのは悲しいと嘆く存在がいたときにその相手に美味しいものをごちそうして一緒に笑えるって凄く良い話だなと思った。
お前は出ていけ!ってあっさり貧乏神を追い出して、福の神を笑顔で受け入れたとしたらこの夫婦はどうなったんだろう、とか。
限られたお金の中で、食べられる精一杯のものを食べて、その生活で一緒にいる人と笑えるってどんな福より福なんじゃないのかって思ったり。
裕福と幸福は、別なところにあるんじゃないだろうか。
もちろん生きていくことにお金は必要だけど、お金より大切なものってあるよなぁと、そんなことを考えさせられた絵本でした。
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