甘い僕

僕は常に楽に生きていたいし、楽に生きてきた。
でも世間はそれを許してくれない気がします。
例えば僕に何かなりたいものがあったとしたらそれについての批判ならあっても仕方が無いことだと思います。練習しないくせにプロサッカー選手になりたいだとか努力しないくせに出世したいだとかそんなことをほざいてるうちは批判の的になり得て当然だと思います。
だけど、僕はただ楽に生きていたいだけなのです。
僕が望んで産まれてきたとしたら努力して生きていこうと思ったかもしれません。しかし僕はそうでは無い。
勿論僕を育ててくれた両親にはとても感謝しているし、尊敬もしています。
ただこんな世界だと知っていたら産まれてくることを拒否していたかもしれません。
まだ22年しか生きていませんが今のところ生まれてきて良かったと思えるほど嬉しかったこともなければ死にたくなるほど絶望したこともありません。
平和であることは確かだし、甘えてるんでしょう。
僕は今までの人生とても恵まれたものだと分かっています。
ただこれを職場の同僚や友人に口に出してしまえば
「俺は高校の時から働いていて自分で学費を稼いだ」
とか
「平和だね」
とか、うーん、なんていうんでしょう。
正論というか自分の方が大変だったマウントだとかまあとにかく共感は得られないかもしれません。
別に共感が欲しい訳ではないので誰にも言わないのだけれど。
これからの人生とくに波がある訳では無いと思います。下っていくことはあるかもしれませんが。
いや、このままいったら下っていく一方だな。
欲を言えば30歳まで好きなことをして31歳の誕生日の0時にぷつんと蚊を殺すみたいに何事もなかったかのように小さく消えないかなと思ってしまうのです。
だけど、さすがに親より先に死ぬような親不幸はしたくないので、親が元気に生きている間は楽に生きてみようと思います。
2年前僕は専門学校を卒業し、社会人となりました。
しかし、その会社を4ヶ月で辞めてしまいそこから正社員として働くことがすごく怖くなってしまいました。
今はフリーターとして一応働いてはいます。
だけど、世間的にはこのままではいかないらしいです。だけど、すごく怖いのです。
この先の人生を想像するのが。
自分はもう正社員として働くことは出来ないと思います。
今これを読んでいる働いている方はイライラしているかもしれませんね。
そんな甘ったれたこと言ってるなと。自分でも分かってます。
だから、毎日妄想するのです。
このエッセイが出版社の目にとまり、書籍化され、連載が始まり、エッセイストとして働くことができると。
だけど勿論そんな甘くないことも分かっています。
だから妄想するんです。
実現しないことは妄想するしかないんです。
今まで散々つらつらと甘っちょろいことを述べましたが、改めて見るとなんか、暗いし怖いですね笑
読んでくれている人の心まで暗くしてしまいそうな文章です。
何が言いたいのかというと生きているだけで偉いとか言われたい訳では無いです。
肯定も否定もされなくていい。
だからどうか僕の生き方に何も知らないお前が口を出してくるなと言いたいです。(こんなクローズドな場所でしか言えない器の小さい男ですみません。笑)



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