仕事で思い悩むことが多くなり、適応障害になった。
根本原因は、｢会社としての目標がないこと｣だと結論付けた。
賛否両論あるとは思うが、クリティカルなのはこれだった。

こうして私は転職をしようと決意した。

翻って考えてみると、｢人生の目標･ゴールってなんだろう｣
会社の目標がないと文句を言うのだから、人生のゴールを定義しておかないと示しがつかない。

つい数ヶ月前までは｢日本を元気にする会社を作ること｣が目標だった。
でも本質的ではない気がしてきた。
･後世に名を残すこと
･多くの人に認められること
･〇〇を世に広めること
どれもよく聞くが、本質的ではない気がする。
どれも素晴らしいことだとは思う。

僕が仮にたどり着いた答えは、(綺麗事に聞こえるだろうが)
｢幸せのおすそ分け｣
なんじゃないかと思った。

幸せにはいろいろな形があることは、皆さんのご存知の通りだと思う。
たまに、｢これみんなやればいいのに｣と思うことがある。
大事な人にはお勧めしてみたりする。

資本主義社会はお金でできていると言われがちだが、
本質は｢幸せのおすそ分け｣をしているだけなのかもしれない。

一度みんな考えてみてほしい。
あなたのおすそ分けしたい幸せはなんですか？
幸せ過ぎているものはなんですか？
それが仕事になるのかもしれません。

･飲食店（美味しい料理のおすそ分け）
･スーパー（たくさんの種類の食材のおすそ分け）
･YouTuber（楽しいこと、面白いこと、勉強になることのおすそ分け）
･…

みなさんも自分の仕事を考えてみてほしい。
幸せをおすそ分けしていないと感じるのであれば、
｢良くないビジネス｣か｢考え方が違う｣かのどちらかではないかと思う。

トイレ掃除はみんながやりたくないことを代わりにやっているのではなく、
きれいなトイレで過ごす気持ちよさのおすそ分けとも考えられる。

ちょっとマインドセットを変えてみるとあなたのおすそ分けが見えてくる、
あなたの人生のゴール･目標が見えてくるのかもしれませんね。

適応障害と診断を受けて8日、少しは光が見えてきたのかもしれない。
ときには打ちのめされながらも、路頭に迷いながらも、どちらがゴールかもわからなくなっても、前を向いて歩いて行こう。