見出し画像

歩けなくても、生きる。障害者としての新たな人生。

はじめまして。私は、2023年5月に目が覚めたとき、下肢の痙性対麻痺で1種1級の身体障害者になっていました。それまでの記憶はありません。医師から聞いた話によると、2023年1月に突然倒れて救急搬送され、その後、転院を経て辺縁系脳炎と診断されました。原因は不明です。気管切開や腰椎穿刺などの手術を受け、意識不明のままリハビリを続けていました。そして、半年後に目が覚めたのです。

目が覚めたとき、自分の身体が動かないことに驚きました。足はまったく動きませんでした。手もぎこちなく動きました。話すこともできませんでした。コミュニケーションボードを使って、看護師さんや家族とやりとりしました。自分が何をしたいのか、何を感じているのか、何を考えているのか、言葉にできませんでした。

私は、自分の人生が終わったと思いました。もう何もできない、もう何も望めない、もう何も楽しめない、もう何の価値もないと思いました。

しかし、そんな自分をあきらめきれませんでした。もう一度、生きることを選びました。

そして、リハビリに励みました。まず、スピーチバルブを使って話すことを覚えました。次に、車椅子で移動することを覚えました。徐々に、パソコンやスマホで情報を得ることを覚えました。

私は、障害者としての新たな人生を始めました。一人暮らしの準備をしています。障害者の日々の生活の情報を探し、障害者向けの福祉の制度を学びました。障害当事者として自分の立場や社会との関係を考えました。

その上で、この記事を書き始めることにしました。重度中途障害者としての日々の生活のリアルな情報や当事者としてのメッセージをお届けしていきます。障害者になっても人生は続くということをお伝えできればと思っています。

この記事を見てくださった皆さんに伝えたいことがあります。

歩けなくても、生きる希望は消えません。

気が向いたらサポートお願いしまっす〜。いただいた、ご支援は福祉用具のメンテンナンスなどに使用させていただきます。m(_ _)m