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【ドラマ】NHK「聖徳太子」(2001年)再放送

2001年にNHKで放送されたドラマが、20年を経て、再放送される。

NHK BSプレミアム ドラマ「聖徳太子」
再放送: 2021年11月6日(土)よる (1) 19:30~21:00 (2) 21:00~22:30

倭国に渡った新羅の武人・伊真(ソル・ギョング)は時の権力者、蘇我馬子(緒方拳)と少年の厩戸皇子(浅利陽介)に出会う。馬子と物部守屋(宝田明)は、仏教普及をめぐって対立していた。おりしも厩戸の父、用明帝(近藤正臣)が亡くなり、王位をめぐって争いが起きる。王位をねらう穴穂部皇子(柄本明)を倒した馬子は泊瀬部皇子(加藤雅也)を次期大王とし、守屋と戦う。厩戸皇子(本木雅弘)の活躍で、蘇我軍は勝利する。


ついに新羅への出兵が決まるが、厩戸(本木雅弘)は中止させようと策を練る。一方、伊真(ソル・ギョング)が馬子(緒形拳)の暗殺を企て失敗。馬子は自分の前途に邪魔になった崇峻帝(加藤雅也)を暗殺、厩戸の弟までも手にかける。ついに厩戸は馬子を剣で刺そうとし阻まれ、その剣で馬子を狙った伊真は側近に殺される。厩戸の深い悲しみと引き替えのように馬子は改心。隋から友好使節がやってくる日を迎える。


何がすごいって、ソル・ギョングが、渡来人"伊真"役で、日本のドラマに出ているのだ。

ソル・ギョングが34才くらいのとき。
2001年のドラマということは、2000年の映画「ペパーミント・キャンディー」の翌年だ。

あの、名作、というのもおこがましい、心の中の金字塔、「ペパーミント・キャンディー」の製作には、なぜか、NHKが入っている。イ・チャンドンのパワーなのかな。ああ、当時は、韓国で日本の歌や文化がおおやけに禁じられていたのが、ちょっとずつ解禁される頃だったかも。2000年代は、日本からの音楽配信の印税がちょっとずつ発生していた。今のように、Kポが世界を席巻する未来は、想像もつかなかったけれど。韓国映画は、音楽より早く、2000年代初頭に日本で「韓国映画、いい」って気づかれはじめたんだ。松本隆さんが「ペパーミント・キャンディー」を激賞してて、「日本をぜんぜん上回っている。これからは韓国のエンタテインメントの時代だ」的なことを雑誌で言ってて、へぇ、そうなんだ、と見方が変わったのを覚えている。

そんな時代背景もありつつの、「聖徳太子」と、若きソル・ギョング。
見逃せません。

20211106_聖徳太子