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40代の終わらない「挑戦力」

〜人生とは挑戦の日々〜

40代…老後というゴール手前の時間に向けた自分のことと並行し、家族や部下の未来を担う大変な世代です。

しかしながら今回はそんな年齢や状況に言い訳せず、挑戦を恐れないことの大切さを書いてみました。


■可能性を広げる

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儒教の創始者として有名な孔子、彼はこんな言葉を遺しています。

 「吾、十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従えども、のりをこえず。」


この孔子の述べた「四十にして惑わず」の真の意味とは「自分を限定せずもっと可能性を広げなさい」ということらしい。

孔子にすれば、私達世代はもっと勝手な制限や枠を取り除く努力をして、自身の可能性を広げていく必要があるというのだ。

しかしその"可能性"を広げるためには一体私達は何をすれば良いのか、それは簡単な話

"新しいこと"への「挑戦」なのである。



■日常は中途半端なルービックキューブ

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「挑戦」というと尻込みする人も少なく無いかもしれない。何故なら"挑戦する"ということは"失敗する"リスクを必ず伴うからだ。

この歳になると、すでに長年の信用や形ある資産など、ある程度形成された自分なりの「日常」という人生がそこにある。

何かに"挑戦する"時は即ちその様々な要因でバランスを取っていた「日常」という形が崩れるリスクを考え不安になるわけだ。

しかしよく考えてみて欲しい。その自分が安堵している「日常」という形は、実はルービックキューブで言えば3面・4面揃っただけの状況かもしれない。

この中途半端な状況を保ちながら完全なる6面を揃えようなど果たして上手くいくものだろうか。



■ゼロになる勇気

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過去の自分の試行錯誤の中で、何度もあと一歩の所まで届きながら最後の一手に至らずに居た時は、必ず1度曖昧な全てをリセットしゼロの状態に戻していける人だけが、何度も繰り返し達した成功の理論を身につけられるのである。

急がば回れ、ともいうが中途半端を維持することが現実には1番成功に遠く、また面倒くさい状態なのである。

とはいえ家財を投げ売って何かを始めなさい、というお話ではありません。あくまで内面的なもの、我々世代にある"中途半端な成功論"を捨て去り新たな気持ちで始めようということ。


Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏は若い世代に向け自分が感動した言葉を贈った。

「stay hungry stay foolish」
(ハングリーであれ。バカであれ。)

人生においてわかったフリをするのは損でしか無い。本当に正しく新しいことを受け入れられる機会を逃すからだ。

常に何事にも貪欲で積極的にならず何を得られよう
常に他人の目や常識という枠を気にして何を得られよう

私達の人生に染みついてしまった「当たり前」や「普通」の色を捨てて、真っ白な自分になることが、いつまでも可能性を広げていける唯一の準備ではなかろうか。

自分なりの習慣や常識を捨ててゼロになろう。心をゼロにして物事に向き合うことが出来れば、年齢なんて関係なくみんな同じスタートラインに居る。




■「自分の夢」を常に持つ

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子供の成長や家族や部下の幸せ、勿論大切だ。しかし本当に大切なのは「自分を持つ」ということ。いや、「自分の存在を忘れない」ということかもしれない。

あなたの周りの人達を幸せにするには、あなた自身がその存在をしっかりと持っていく必要がある。世の中という形無い物とか誰かに流されるわけでなく、人生の舵を自分で握っている実感を持つのだ。

その為には「自分の夢」という羅針盤を備えていなければ、その時々に来る波にさらされ方向を見失い、気付けば望まない場所に居るか漂流してしまっているかもしれない。

「自分の夢」という羅針盤はとても大切だ。どんなに苦難に見舞われ迷う時にも、状況に流されず正しい方向に向かっていくために。

何か新しいことに挑戦する時にも「自分の夢」を正しく持っていることで、常に流されず諦めないことが出来るのである。



■挑戦は失敗を経験するツール

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人生は大なり小なり挑戦の連続であるといっても過言ではない。この歳になると皆さんも望まない挑戦も幾多も繰り返してきただろうと思う。

その繰り返しに疲弊して、余計な挑戦を自然と避けてしまう習慣が身についてしまった人もいるだろう。
また数々の挑戦の中で失敗を重ねてしまい、挑戦することを辞めた人も居るだろう。

しかし本来「挑戦」するということは「失敗」ありきの行動なのであって、成功をもたらしたのはあくまでも結果論でしかないのである。

失敗を恐れるな、ではなく失敗を求めて挑戦をすれば良い。繰り返した失敗というデータはやがてひとつの成功への道を「結果的に」示してくれるだろう。

失敗という結果は、全てデータを取るための過程だと割り切ってしまえばいい。

沢山の失敗をどれだけできるかにワクワクできるくらいの気持ちになれば良い。



■過程を楽しめ

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成功はひとつのゴールだか、何事もそこに行き着いた「過程」にドラマがある。その過程を楽しめず成功したって何も喜びは無いのである。

初めからトントン拍子でうまくいく恋愛ドラマを誰が見る?始まってすぐ敵を倒すヒーローの何に憧れられる?生まれ持った才能で活躍するだけのスポーツ選手にどれだけ共感できるのか?

苦難や失敗の数こそドラマであって、過程にそれをどれだけ重ねられるかが重要なのだ。

他人にとっては大した事の無い出来事でも、自分だけは重ねた過程を経て得た結果ならば生涯忘れられない出来事になるだろう。

そのひとつひとつは"自分の人生を生きている"証となり得るかもしれない。



■挑戦は自分を成長させる

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もう失敗への恐れは無くなったことだろう。今すぐにでも何かを始めてみたいと思う気持ちが出てきているかもしれない。

平凡だった日常がその瞬間から見知らぬ世界への冒険に変わる。つまりその気持ちそのものが新しいことに挑戦する時に得られる最大のメリットなのだ。

これまでを例えれば一本の線だった自分なりには平穏な毎日が、起伏を伴う刺激的な毎日に変わる。

そしてある側面から見た時にだけ揃っているかのように錯覚していた、中途半端な「自分の人生」というルービックキューブを一度リセットし、揃える時が遂にきたのだ。

良いことも悪いこともあるだろう。それでもきっとやらずにいるよりやって良かったと思うことの方がホンの少し多い人生になるだろう。

新しいことに挑戦するのは、他の誰でも無い「自分のため」

それがたまたま誰かのためになるだけの話である。あなたの挑戦はあなたの可能性を広げていき、成長に繋がる。例え失敗したとしてもその"失敗の分だけ成長する"のだ。

さぁなりたかった自分になろう。本当になりたい自分になろう。心をゼロにして、失敗という過程をドラマに変えるスタートを切ろう。

私達はまだまだ成長できる。その夢の数とそれに向かっていく挑戦の数だけ。



■最後に

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いかがでしたでしょうか?
今回は挑戦すること、その挑戦を恐れないことの大切さをテーマに書いてみました。

"しがらみ"というものに縛られてしまうことの多い世の中ですが、子供達の成長のように私達だってまだまだ成長出来る。

情報社会になり、知らない事は何でも知れる時代になりました。わかっているつもりを辞めて知らない事を楽しみましょう。

そうすることで子供の頃みたいに毎日が新しい発見に胸を躍らせる日々に変わるかもしれません。


私達に必要なのは「自分から望んで挑戦する」という行動だと思います。会社の指示や、家族のために仕方なくではなく、自分の意思でやる行動です。


てつまるでした!

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