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映画「浅田家」を見て、震災時のボランティアを思い出し、写真館経営の意義を再確認した話。

映画「浅田家」を見た。

私は実は、写真館経営してるって知っていました??笑

ここ最近は、下記のような話題ばかりだったので、、、

・高級旅館をM&Aで取得した話。note↓

・J2リーグの水戸ホーリーホックに出資した話。note↓

本業は株式会社小野写真館という会社を運営しており、事業としては「フォトスタジオ事業」「ブライダル事業」「振袖レンタル事業」を行っております。

小野写真館グループ↓

目次↓

①浅田家について
②私が見た震災時の「写真を水洗いして、家族の元に返す」ボランティアについて
③アメリカ留学時代に起きた新潟中越沖地震と、その時にアメリカで見た衝撃のニュースについて
④写真の価値の話
⑤写真館の存在意義
⑥最後に


①浅田家について

ネタバレになるので詳細は控えるが、とにかく素敵な映画だったし、この映画は写真館を経営してる私にとっては特別な映画だった。

弊社には週に一度全社員さんとの交流のツールとして週報がある。その週報に、スタッフ複数人から「浅田家」が凄く良い映画でオススメだ!

との書き込みがあり、複数のメンバーからの書き込みだったし、これは見るしかない!との事で、、、一人で映画館に観に行きました。

浅田家は実話を元にしたストーリーである。

この映画には、震災で泥だらけになってしまった写真を一枚一枚あらって、家族の元に返すボランティアの話が中心にもなってる。

ネタバレになるので、映画の話はこのあたりでやめておきます。。。

やほんと素敵な映画なので、皆様にも是非とも見てほしいです。


②私が見た震災時の「写真を水洗いして、家族の元に返す」ボランティアについて

2011年3月11日と言えば、、、もう約10年前にもなりますが、、、あの時の事は鮮明に覚えています。

震災が起きて、まさか茨城以上にもっと被害が大きい場所があった事に、まずは驚きました。。。あんな地震体験した事なかったですから。。

数日間電気も繋がらず、やっと繋がって、ひとまず弊社に関わるメンバーや、その家族の無事がわかって、、、一安心したところ、、

数カ月先までの結婚式等のキャンセルの電話ラッシュで、、、現実に引き戻され、売上数千万円がキャンセルに。。。

当時の弊社の売上規模、企業レベルを考えれば、正直会社が倒産する可能性だってありました。。

自分がそれまでやってきたことが一気に崩れてしまったような喪失感を覚え、、、

「今まで頑張ってきたのに、なぜ、こんな目に遭うんだ」と精神的にも追いつめられてしまった。。

そんな僕を気遣ってか、写真館経営者の仲間が宮城県石巻市へのボランティア活動に誘ってくれたんです。

自分の写真館がどうなるかもわからない状況で留守にするのは気が引けましたが、僕自身の気持ちを打破したい感情もあり、1週間程度ボランティアへ向かいました。

その時にみた光景が下記です。私のiphoneで撮影しました。

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実際に現場にたってみると、もちろん信じられない光景であったのは事実ですが、その臭いや、あまりにもの惨状に、本当にショックを受けました。

そして下記が映画「浅田家」でも出ていた、私が実際に行った場所は体育館でした。

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この場所に写真を探すご家族が続々と現れ、写真を見つけては涙を流す家族を目にしました。

その中には家も家族も皆流され、一人だけ生き残った方もいて、もし自分が同じ立場であれば、家族も家も失い、それこそ、もう生きていく生甲斐も全てなくなってしまうのも当然だと思います。

でもあの場所にいて、家族の写真を手にした方をみて、もしかしてたった「一枚の写真」が、その方が今後生きていくための「力」になるのではないか?とも感じました。

その時に、私が写真館を経営している本当の意義を悟りました。

ぶっちゃけ写真館で撮影した写真じゃなくてもいい。でもとにかく「写真」を残していく事で、救われる命だってある!そんな事を本気で感じました。

だからこそ、私の役目は、特にお子様が小さな時は、毎年家族写真を撮影する文化を日本に創ることだって確信しました。


③アメリカ留学時代に起きた新潟中越沖地震と、その時にアメリカで見た衝撃のニュースについて

私は家業を継ぐために、約1年半アメリカのカリフォルニア州サンタバーバラにある写真大学に通って写真を勉強していました。

その時に「新潟中越地震」が起き、当時ニュースサイトで知ったのですが、その時に、衝撃の記事を見つけました。

死を覚悟した人々の多くが、財布や携帯ではなく「写真」を持って逃げたという記事でした。

冷静に考えれば写真よりも、財布や携帯のが大事なはずです。

でも人間が生死をさまよった瞬間に、人間がとった行動が、大事な人の「写真」であった事実に、

私はこの時に、日本に帰って引き継ぐ「写真館」という仕事に対して、本当に素敵な仕事で、やりがいのある仕事だと深く認識しました。


④写真の価値の話

写真は一生形に残る大切なものです。

これ当たり前なのですが、私は以前は金融業界にいた事もあり、「モノ」の価値は「減価償却」によって、常に減価していくという基本原則が非常に重要なビジネスをしていました。

ベンツを買っても、家を買っても、、

一般的には10年20年30年経てば、実質モノの価値は限りなくゼロに近づきます。

でも「写真」はどうでしょうか?

年数が経てば経つほど、さらに価値があがるりますよね?そんなものは、この世の中に存在しないんです。

だからこそ、私は小野写真館を通して「写真」の価値を、世の中に広めていきたい、そう強く思います。


⑤写真館の存在意義

写真館の存在意義は、家族写真を毎年撮影する文化を構築する事にあると考えています。

弊社では下記の2つのフォトスタジオを展開しております。

小野写真館グループの創業事業であり、茨城ひたちなか市にある小野写真館↓


完全貸切型のフォトスタジオcocoa。茨城、千葉、神奈川、東京に9店舗。

そして私達が一番力をいれているのは、毎年家族写真を撮影する会員制のプランです。

小野写真館の「ラヴリーストーリー」。合計5000組突破の、1年に1度撮影し5年間のプラン↓

私の妻の姉家族の家族写真↓

cocoaの「ashiato」。これも毎年1回撮影し5年間継続のプラン↓

最近大人気のcocoaの「さんぽ」。これは年に3回〜4回、主にマタニティや赤ちゃんからスタートする1年間のプランです↓


写真って毎年撮影ていくと、さらに価値がどんどん上がってくるんです。

弊社小野写真館グループは、毎年家族写真を撮影する文化を本気で日本で創っていきます。


⑥最後に

「写真」の力は本当に凄いっす!

とにかく自分の人生をかけて「写真」の価値を広めていきます!

そして弊社じゃなくてもいいですし、写真館いかなくても良いので、特にお子様が小さい時は、たくさん写真残して下さい!

でも少しだけ、弊社を使って欲しい、、、とは本音で思いますが、、、笑


小野哲人


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