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夏のジンジニアMeetup! 発表に関するネタバレ

この記事は、イベント 【オフライン開催】夏のジンジニアMeetup! にて私が発表した資料 をどのような意図で作成したのか。そのネタバレとなる内容に関する記事です。

「私がエンジニア時代に会社に対してしていたこと」でとても反省していることがあるので最後までぜひ読んでいただければと思います。


背景

今回の登壇は私が参加しているクローズドなジンジニアコミュニティにて、コミュニティ外へのイベントをオフラインでやろう!ということになって開催されました。

こちらのコミュニティでは関わっている方々の業務で採用に関することが多いため、比較的採用に関する話題が起きがちであり、今回の発表も採用に関する内容がやや多いイベントとなりました。参加者の層もそこに興味がある(実情はやらされて困っている)人たちがどうやら多かったようです。

というわけで箸休め的な感じで、キャリアのお話を私としてはテーマに選定しました。当初9人の発表を想定していて「ジンジニアの発表で打線組んだwww」とか言ってましたが、今回4番目のバッターを担当しました。

発表に関する大筋はこちらのお話の作り方と大差ありませんのでよかったらこちらもご参考に

今回の発表のストーリー・背景

キャリアに関する話を、いう時点でタイトルの「チームを良くしようとしてたら結局会社まるごと手をつけることになった話」はほぼ確定していました。問題は今回の参加者層のニーズは採用がメイン・あまりやりたくてやってるわけではない、というターゲットと想定して、それでも採用に関わることを前向きに捉えてもらうためにはどうしたらいいか?という設計にしました。

そこで最初に立てたコンセプトが「自分でもった課題を解決していこう」という考え方です。言われたから採用、ではなく、人に任せていたらどうにもならないのでやる。

それがこのスライドです。そこまでの自分が経てきたキャリアの変化はすべて、「こうしたい」という考えから越境してきた。それが「会社を良くしてきた話」です。

しかしそのままでは「俺やってきたのこれな!どや!」にしかならなくて発表するだけで参加者のためになりません。そんなに求められているわけではない内容に対し、どうしたらなにか刺せないか。それを考えていました。「やってきたこと」を抽象化すると「様々な経験はどっかで役に立つ」というこれまで外から評価されてきたことにつながると思い、キーフレーズを思いつきました。

キーフレーズ「キャリア開発ブランチ戦略」

以前の発表でも参考にした「一分で話せ」です。要は「このスライドの趣旨」もっというと「私の発表を聞いた人はどのようにTwitter(X)にポストするか」を設計しました。「エンジニアにとってアクションできそうな言葉」を絞り出した結果が「キャリア開発を開発と考える」「メイン業務以外のことをブランチとして考える」「なにかアクションをするということはコミットだ」「WIPでいいじゃないか」という発想です。

単純に「キャリア」というのは語源的にもこれまで自分がやって通ってきた跡のことですから「やったことが履歴として残るし残しておくことに意味はある」って話なんですけど、全くキャッチーではないわけですw

ありがたくもこの表現は結構気に入っていただけました!

人事として「届ける相手にとって適切なワードで話す」ことは当然のことなので、ここまでで「相手の世界に降りていく」フェーズは終わりです。

どんなアクションを提案するか

ここでプレゼンということで私がみなさんにどんなアクションをしてほしいのかについて触れます。スライド的なメッセージはだいぶ抽象化しましたが、まずは、自身の行動をコミットと思ってぜひ仕掛中でいいからたくさんチャレンジしてほしい、ということです。

それ以外に伝えたいことがもうひとつありました。それは、越境することの意味と、関わる人に対しての関わる姿勢です。

良いものを認めろ・協力してもらうために協力しろ

この3年、「何をするにも目的を考え直す」たとえば出社をするにも理由を求める、という空気があります。あらゆることを言語化するということも重要かなと思います。そこで大事なのは「良いと思ったら良いという」ことを示すことだと思っています。当日も「懇親会で飲食したければアンケートに答えよう!」みたいなメッセージがありました。

これまでも社内であったのですが、社内でのイベントに対してエンジニアの方はちょっと斜に構えたりする傾向があると思います。以前ちょっと悲しかったのは、自分がしっかり準備したイベントが「人事って暇なのかな」って言われたことです。これは「目的がちゃんと伝わっていないこと」に要因があるのですが、なかなか単発のコミュニケーションで目的を伝えることは難しいです。

こちらの話を書いたのは「目的を知るには中に入って一緒にやって苦しみと思いを知ること」が大事だと思っているからです。私は組織を変革するリーダーとして様々な施策をしていますが、なかなかそれに協力してもらえないこともあります。それは実際には「私こそが昔斜に構えていた人間だったから」なのです。因果応報ってやつです。

究極、

・「人に協力する」ことの本当の意味は「自分がやりたいことができたときに協力してもらう仲間を作るため」ではないか
・あなたがなにかのリーダーになるのなら、周囲を動かすために先にGiveしよう

ということなのだと思っています。

経営が自分たちことを理解してくれない。採用のコストをかけてくれない。そんなふうに思ってしまいますよね。

第5の習慣:
まず理解に徹し、そして理解される

7つの習慣

こう思えるようになると、少し働きやすくなる、かもしれません!
こうった意味でコミュニティに関わることや、社内外の副業・複業なんかも、視座をあげることにつながると思ってます。

その他

サブタイトルでの印象付け

以前から採用担当としても「10年以上同じ会社にいること」ってちょっと珍しくなってきたので、これを一つのブランディングにしようと思っていました。私が「まあここでしばらく働いている意味があるかな」と思える会社であることを良さそうだなと思っていただけるのであればその方も私の会社に合う可能性があります。

そんな中、同じところで同じことをずっとやっているというのは面白くないので、様々な領域に関わりながら自身の役割を変化させつつ、新しいことを身に着けていく楽しさについてもお伝えできたらと思いました。

感謝

「良いものを認めろ・協力してもらうために協力しろ」で記載したところにも関連しましたが、今回の発表で登壇席のすぐ近くにいてくださった方々が素晴らしかった。話の一つ一つにものすごくリアクションをしてくれたんです。

イベント開始からちょっとだけ重たい空気があって、そこをちょっと変えようというトークを考えていた私にはこれはとても勇気になりました。「場に関わるやりかた」はいろいろあります。このイベントが良かったと思った、話が良かったと思ったら登壇者の方に話に行くとか、ツイートするとか、イベントレポート書くとか、そういった形で「続けてほしいこと」を表現していくと世の中もっと良くなると思います。

クレーム入れるだけじゃなくてお店の人にここが良かった!ってアンケート書くとかね!

近況

ごめんww

最近私の話す機会は社内向けの研修とかばっかりやっておりましてなかなかこういったところで社外向けに話していい話を作れておらずw

しかも5分という短い時間でお話をするケースがあまりなかったので、5分では伝えきれない背景についてまとめてみました!5分だとどうしてもワンメッセージになっちゃいますからね。

なにかのご参考になれば。
ではまたどこかで!

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