趣味:裁判傍聴 が仕事に役立った話

※こちらの記事、私が体験したことを誇張して書いてますので話半分に読んでいただければ幸いです。実際にあったことを具体的には書きませんし、そして私は法律家ではありません※

以前の職場で休みが平日不規則だったことがありまして、その際に「平日にしか行けないところに行こう」と思って裁判傍聴にたびたび行ってた時期がありました。
そのことについて書くことが目的ではないので詳しくは書きませんが、ドラマとは違う本物の裁判の臨場感がありました。検察官が読み上げる訴状の朗読(どのようなことに対してどのような罪で裁かれようとしているのか)があり、そして尋問が進み、情状証人が出てきたりしながら、最後に判決が言い渡されます。情状証人は、「再度罪を犯さないように、私がしっかり生活面から監督します」などを述べます。

判決の言い渡しでは、どのような刑となって、それはどのような事実がどのような理由で認定され、なんという法律の第何条に違反するのかが、明確な文言で述べられます。事実のみを客観的に言うのではなく、被告人の生い立ちや、犯行の理由に情状酌量の点があるかどうかも述べられます。

傍聴席で私は色々な事件の裁判を傍聴し、色々なことを考えさせられました。

懲戒処分通知書

暴力事件、横領、背任、男女間トラブル、長期にわたる無断欠勤、その他不正行為によって、従業員に懲戒処分を行うことがあるかもしれません。
稀なことだとは思いますが、長年同じ会社を見ていれば起こりうること。

口頭による厳重注意でなければ、懲戒処分は文書を通知することによって行います。
ずいぶん前ですが、ある事案について、私が懲戒処分の通知書の作成を命じられました。

いつ、どこで、どのような行為があり、本人や関係者もその内容を認めている。そして本人の立場を照らし合わせると、どれくらい問題がある行為なのか。就業規則のどの条文に違反していて、どのような懲戒処分なのか、どれくらい反省していて、今後どのようになるのか。これからどうしなければいけないのか。

自分でも驚くほど、明確な表現ですらすらっと書けました。
文例などを参考にすることもなく、一発で書き上げました。判決の受け渡しをなんども傍聴したのが、まさかこんな形で・・・

・・・っていう、裁判傍聴をしていたことが仕事に役立ったという話。

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