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言葉を”遣う”ということ。

言葉は、僕の周りに溢れている。
僕の中にも溢れている。

頭の中にある言葉。空気に漂う言葉。
姿かたちは見えず、その実態もつかめない。

自分の中にある言葉すらかたちにすることがままならないのに、ままならないままに誰かに言葉を届けようと必死になり、それらしい形で届いていく。

時には人を癒す薬になり、包み込むベールになり、勇気づける翼になる。
時には人を侵す毒になり、切り裂くやいばになり、不安を生む種になる。

僕は今、どのような言葉を遣っているだろうか。
誰かに対する言葉は、誰かに引き出された、自分の中にある言葉。
まぎれもない、自分の中にあるもの。

プラスなのかマイナスなのか。
できればプラスで在りたいと思うことが一般的だけど、ときたま割とどうでもいいと思ってしまう自分がいる。

プラスであってもマイナスであっても、それはまぎれもない等身大の自分。

だから、まずはその等身大の自分を受け入れて、内から引き出される言葉に素直でいる自分でいたい。

不安になることも、勇気が持てるようになることも。

誰かにベクトルを向ける前に、自分にベクトルを向けて、言葉を遣う。
その言葉に気付かされて、きっと誰かに遣う言葉が変化していく。

言葉の力を借りて、素直に遣うことをためらわず。
自分らしく今後も言葉を遣う。

楽しもう。

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