見出し画像

#36. インド旅行記:コルカタ(Kolkata) 前編

1泊2日でコルカタへ行ってきた。コルカタはインドの西ベンガル州の州都。イギリス領インド帝国時代の前半は首都機能を有していた大都市で、元々は英語化された「カルカッタ(Calcutta)」という名称が使われていたが、2001年にベンガル語の呼称である「コルカタ」へ変更となった。有名な観光地は、生前マザー・テレサが活動拠点にしていた「マザーハウス」、収蔵物が5万点を超える「インド博物館」、ヤギの斬首を行い供物とする「カーリー寺院」辺りだろうか。挙げた場所は全て行ったし、それ以外にメインとしていた場所(後述)があるけど、総じて雑多な街並みと随所に散らばる色濃い名所が混じる、まさに"混沌"とした街という印象だった。それでは、スタート。

さて、デリーからコルカタへのフライトは約2h。土曜日の0955発のフライトを予約していた。旅を楽しむのに大切なのは体調を万全に整えること。前日は晩酌も程々に、早めにシャワーを浴びて寝よう、と。目覚ましも分刻みにセット。今回は6時起床だけど、2週間前のゴルフは3時起きだったし6時なんぞ余裕綽々と思って布団に入ったが起きたら1030だった。「うぇい」って声出たわ、思わず。起きた瞬間分かったね。清々しすぎたもん。それでも、6月が怒涛でようやくそれが落ち着き自分へのご褒美として組んでいた今回の旅行。残業・休日勤務大嫌いな自分が、トラブル対応の為に土日も働き日程を2回スライドして迎えた今日。どうしても、絶対、今日行きたい。今日でないとダメだ。今日行かなければもうこれ以上働けない(?)。(ちなみに突発的故止むを得ず土日に働いたことは当時日本にいた上司に驚かれた。「そういうの絶対しないタイプじゃんね」と。「自分(上司)が対応しなければいけないかなと思った。どうしようかと思っていたが対応してくれて助かった」と言われた)

ということで、フライトを検索すると1520発のフライトがあったのでそちらで取り直す。そのフライトも結局2h遅延し、本来昼頃にはコルカタ市内にいる予定だったのが、蓋を開けてみたら2000くらいとなった。もはや行く意味あるのか状態ではあったが、行ったら行ったで色々あるのだ。だからこうしてnoteを書いている。

さて、コルカタ空港に到着。空港内にはマザー・テレサの看板があった。勝手に柔和な表情を想像していたけど、めちゃくちゃ眼光鋭い。

画像1

Exitを出ると到着ゲートも複数あり、やはり大規模空港という印象。湾岸沿いの都市だからだろうか、デリーとは異なり湿気がすごく汗が噴き出してくる。Prepaid taxiに20人くらい並んでいたのでUberを手配。10分後くらいに合流できたが殆ど英語が通じない。ちなみに、コルカタ旅行中は5~6回Uberや流れのCabを利用したけど皆全くと言っていいほど英語は通じなかった。

画像2

1h弱で宿泊先のゲストハウスへ到着。チェックインをして部屋に荷物を下ろし、夕食を取る為外へ。印象としてコルカタの街がデリーと違う点は、歩道が整備されている、魚商露店がよく並んでいる、そして路上生活者と思われる人が多い、といった所か。

画像3

画像4

画像5

20分程歩きお目当ての「The Peerless Inn」へ到着。癖の強い鏡がお出迎え。これじゃあ身体の大部分見えないじゃん。

画像6

画像7

1st floorへ上がり(インドでは日本でいう1F部分を"GF: Ground Floor"、2F部分を"1st floor"という)「Aaheli」というレストランへ。ここでコルカタ版ターリー(1プレートにカレー等の様々な小鉢が楽しめる料理)である「Aaheli Bohj」をオーダー。濃く強い香辛料の強さはさほど感じず、どちらかと言えばマイルドな味付け。時間差でバナナの葉にくるまれた魚料理も到着。ちなみに一番美味かったのはチーズケーキ。(右側の茶色い器)

画像8

画像9

画像10

画像11

食事を終えたのが2200頃。来た道をブラブラと戻りホテルへ。湿気がちな街を歩き纏わりついた汗は少し心地が悪い。シャワーを浴び、改めて翌日のプランを考える。とりあえず行きたいのは冒頭に挙げた場所。それに加えて今回絶対行きたい、というか何ならこれがメインと決めてきた場所がある。それは「ソナガチ」。ソナガチはアジア最大の売春街の一つとも称される地域で、何百もの売春宿が並んでいるという。先ず初めに言っておく。実際に行ったが、プレイはしていないしその気もない。日本人が行くには適した場所ではないと思うけど、それでもこの目で見てみたかったのは、性全般(それは何も行為に留まらず)への興味関心からに他ならない。やはり刺激のある経験だった。ソナガチのことも含めて、また中編・後編で書くよ。

End.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?