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英語を話せるようになるためにはどうしたらいい?【チャンク編】

おはようございます。毎日投稿50日目になりました!第1目標の100日まで折り返しに入りました!!まだまだ頑張っていきます!🔥🔥

   最近英語の投稿が続いていますが、今日は、一昨日お話したアクティベーションと並んで重要な「チャンク」についてお話します。

過去の英語の投稿はこちらから⬇️

チャンクとは?

   チャンク(chunk)とは、日本語では「大きな塊」とか、そういう意味の単語です。ここでは、単語を組み合わせたフレーズのことを主に「チャンク」と呼びます。
 
   例えば、「Good morning.」というのは、チャンクの1つです。そのほか、
「Do you want me to ~?」(~しましょうか)
「at the end of the day」(その日の終わりに)
などもチャンクです。
 
   しかし、「Good morning.」はチャンクでも、「Pleasant first half of the day.」(心地よい午前中(?))
はチャンクではありません。なぜなら、使う人がいないからです。日本語で言えば、「お早うございます」の代わりに「お早いですね」というのを挨拶として使えない、というイメージです。

   ここでの落とし穴は、「Pleasant first half of the day.」というのが文法的には正しいということです。ただ、使う人がいないというだけです。
 
   これくらいなら明らかに間違いだと我々にも簡単に分かりますが、もっと長い文になってくると、何が自然で何がそうでないか分からなくなってきます。そこで我々日本人は「文法さえ合ってれば…」と思って文法を頼りに単語を並べ、伝えようとします。
 
   しかし、それでは、「Pleasant first half of the day」と同じようなことが起こります。つまり、文法的には合っていても何が言いたいのか分からないという状態が起こります。
 
   また、チャンクごと話すのではなく、単語ごとに並べて話そうとすると、聞き手側も単語ごとに聞き取って「何が言いたいんだろう?」と聞くと同時に推理する必要があり、聞き手側が疲れてしまいます。

言語はチャンクで出来ている

   実は、会話に使われる文というのは、例外を除けばほとんどチャンクに分解出来ます。日本語を話す僕たちにとっても同様ですが、ネイティブは人生を通して聞き馴染み、記憶に蓄えてきた数多くのチャンクを組み合わせることにより、会話を可能にしています。
 
   個々の単語を1から組み合わせるのは疲れるため、使用頻度の高い単語の組をチャンクにして記憶・使用し、エネルギーを節約しています。いわば、脳の中で“ショートカット”しているわけです。
 
   チャンクというのは、話す上でも聞く上でも、コミュニケーションを円滑にするためには大切です。先ほど例に挙げた「at the end of the day」ですが、これはかなり使用頻度が高いものなので、ネイティブは「at the end of the …」まで聞いたら「その後はdayだろうな…」と見当がつくそうです。これは、脳の中でショートカットされている証拠です。
 
   それなのに、日本の大学受験にあたっては、「前置詞atは一点を指すもので、一日の終わりというのは一点に感じられるからここはinではなくatが適切なんだ」みたいな、いわば分析を求められます。しかし、話す上で分析力は要りません。もっといえば、文法すら要りません。最初から聞き馴染みのあるチャンクで話せば、文法には“自然に”従い、“伝わる”英語になるんです。

「文法」を正しく理解せよ!

   ここは勘違いが多いところですが、言語は文法に従って出来たものではありません。もともと存在する言語を分析し、共通項を見つけ出し、「こういうルールがあるんだ」と後から見出されたものです。そのため、当たり前ですが無数の例外があります。
 
   でも、最初からチャンクで覚えてしまえばそんな例外もお構いなくして話せます。そのためには、まずはチャンクをひたすら意識して聞きまくることです。その道は長く、一向に話せるようにならないと思われるかもしれません。一方、文法に頼れば必要最低限のことは手っ取り早く伝えられるようになります。しかし、もし流暢に話すと言うことが目標ならば、文法を極めたその先にゴールはないと思います。

   “チャンクで話す”というのが1番の近道であるというのがお分かり頂けたでしょうか?

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