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夏の甲子園の提言

・開始時間と終了時間、会場について

現在は午前8時から第1試合が始まり第2試合終了は第105回大会では大体12時45分〜13時45分の間、そこから第4試合終了までは大体18時45分〜19時45分くらいかかった。
1試合平均時間は2時間17分、試合終了から試合開始までのグラウンド整備平均時間は35分、4試合通しての1日平均時間は11時間23分だった。

去年高野連が2部制に分けることを検討したものの入場者の入れ替えに時間がかかることから断念した。
多分入れ替え制にしたいのは第1試合〜第2試合と第3試合〜第4試合でそれぞれ現在と同じ入場料金を設けて入場料を増やしたいのが1つ。
2つ目に入場券だと土日祝日やお盆休みの時は完売してしまうが、入場者はよほど注目試合ではない限り朝早い第1試合は来ない、第4試合は第3試合後までに途中で退場してしまう来場者が多いため(多分第2試合か第3試合目当てで入場した来場者がその試合終了後に退場するか、第2試合目当ての来場者は第3試合もついでに観たものの炎天下と暑さの中での観戦のため第4試合観戦までの気力がなく観れないからと退場する。多分2試合程度が限界なんだと思う)空席が大量発生して(巷では「死に席」と言われている)しまうことを防ぐために入れ替え制を検討したのだろう(再入場不可の現システムもおかしいが)。
仮に2部制にしても第2試合終了が上記の通りだとして第3試合開始が16時の場合、第2試合終了が今大会最長の13時45分になった場合は来場者の退場で1時間くらいかかって14時45分、再開門が15時だと入れ替えはギリギリ難しい面もある。
今大会はタイブレークがあったものの延長10回で決着がついた。これが11回、12回まで伸びるとさらに入れ替えが難しくなる。
仮に入れ替えなしの方式にしたとしよう。それならば延長戦に入っても心配はいらない。ただ朝8時からすでに熱中症警戒アラートは「厳重警戒」である。おまけに直射日光が当たる日は8時からでも暑いはずだ。特に第2試合開始時間(大体11時頃)はほぼ熱中症警戒アラートが「警戒」のため2部制にしてもあまり意味が無い。
第3試合も16時開始なので「警戒」なのだがこれ以上遅らす(例えば17時や18時開始)と第4試合の終了時間が下手したら22時〜24 時になり後述する青少年保護育成条例に接触するから仕方ない面やそこから気温と直射日光が少しずつではあるが減っていくので第2試合よりはまし程度だと思う。
ある記事では地方大会ではあるが朝9時の試合に間に合わせるために4時起きするのだがそれが辛かったという。
また、高校野球の話をする際に「甲子園」に出たんだと話すことがやはり自慢になると。「京セラドーム」では…と別のOBの話も書かれていた。https://news.yahoo.co.jp/articles/25ba20725daff5205c9709bc0bc040e393fd6c04

人間、自慢したいことは1つや2つあるだろう。そして世間が注目する高校野球で本大会に出られた自慢は大きい。しかし会場が甲子園ではなく京セラドームでは味気ないと私も思う。
例え空調が効いているドームよりも選手は甲子園の方がいい(応援団、入場者はとりあえず置いといて)。選手を守るためのタイブレークや球数制限は仕方ないにしても会場は一番譲れないのだ。
そして何より京セラドームが「無償」で貸してくれるかどうかが問題だ。
甲子園球場では高野連の野球憲章にある「公益性」に賛同して無償で貸してくれている。だから入場券も昔は安かった。
果たして京セラドームを保有するオリックスグループが 野球憲章の「公益性」に賛同して無償で貸してくれるか未知数であるし、8月の京セラドームはオリックスと阪神のプロ野球の試合で日程が埋まっている(オリックスの場合ほっともっとフィールド神戸を使う手もあるが)。
ちなみにアマチュアスポーツで使用する場合1日の使用料は800万(付帯設備使用料、冷暖房費、その他実費料金は含まず)である。
よって私としては会場は甲子園球場、第1試合開始を10時に遅らせる(3試合制は13時)、第4試合終了を原則22時までに終わらせることを結論付けた。 

1日の日程はこのような感じになる。
第1試合開始10時
試合終了12時25分
第2試合開始13時(3試合制は第1試合)
試合終了15時25分
第3試合開始16時(同第2試合及び準決勝)
試合終了18時25分
第4試合試合開始19時(同第3試合及び決勝)
試合終了21時25分

・ チケットと発売時期・価格

来場者の回転率を適度な範囲で上げることと集客増加のために方策を考えてみた。

・前売り発売時期
一般席と企画席の入場券は3週間前10時から(準々決勝、準決勝、決勝は前日10時に発売)。

・チケットは甲チケと当日でも空席があれば甲チケと並行して球場窓口(7時からその日の最終試合の5回裏終了まで)でチケットを販売しローソンチケット、チケットぴあ、朝チケでは販売しない

・企画席はチケットぴあ、ローソンチケットでそれぞれ発売。ただし入場券のみとし後述の割引制度は実施しない

チケットの種類

・4試合(3試合)通して1日観戦できる「入場券」(「入場券」のみ再入場可)

・前日10時になっても席が余っている場合には第3試合、第4試合(4試合制の場合。3試合制なら第2試合、第3試合)のみ観戦できる「夕方割引入場券」(準決勝、決勝は除外)発売。なお、完売した日でも後述する入退場システムで第2試合(3試合制では第1試合)試合終了後から第4試合(3試合制では第3試合)5回終了後までに退場門から来場者が再入場を希望せず帰られて空席が出た場合は夕方割引入場券を逐一発売する。

・入場券のチケットで第1試合を基準として第1試合終了後から第2試合開始前までにまたは第2試合終了後から第3試合開始前に再入場を希望せず退場した来場者に対してそれぞれクレジットカードの請求額が割引(デビッドカード、プリペイドデビッドカードなら後日返金)される「試合観戦割引」

入場券
入場券は以下の価格設定とする。
外野席900円
アルプス席2400円
1.3塁指定席3900円
中央指定席5400円

夕方入場割引券
夕方割引券の場合は以下の価格設定にする。外野席600円
アルプス席1600円
1.3塁指定席2600円
中央指定席3600円
チケット販売の目的としては主に大阪市とその周辺と阪神間以西に住んでいる会社勤めの方に帰宅帰りに阪神電車に乗って甲子園に寄ってもらおうという意図がある。

試合観戦割引
第1試合後に退場する場合
外野席600円引
アルプス席1600円引
1.3塁指定席2600円引
中央指定席3200円引
第2試合後に退場する場合
外野席300円引
アルプス席800円引
1.3塁指定席1300円引
中央指定席1600円引

・入退場システム

再入場可能とした上で、入場門(再入場する来場者は入場門から)と退場門(スタッフが門の前にいて退場せず一時的に外に出て再入場するのか、退場してそのまま帰るのか聞いてレーンを振り分ける)2つ設ける。
また基本的にスマホのQR入場とする。紙チケットにしたい場合は入場券売り場隣の機械で発券する。
再入場せず帰る来場者は退場門から退場し、その際にスマホか紙チケットのQRコードを読み取り、紙チケットはスタッフが受け取って回収箱に入れる。
退場門で読み取ったQRからエリア別の空席状況をコンピューターで管理し、それを甲チケのチケット残数状況に瞬時に反映させる。並行して窓口発売も行う。
ただ甲チケのシステム改修費が必要になる。

・応援団席

学校関係者用のアルプス席の入場料は1人あたり600円を維持。
席数は減らして1689席とする。
減らした分一般客席を増やして1763席(企画席も含む)とする。
アルプス席はいつの日も完売が多く、一方で遠方の高校は席数に対して人数は少なく空席が多いためこのような変更案にした。
最上段の全区画と外野席側の下〜中区画はすべて一般席とし、下〜中区画と応援団席との間には1区画分無観客席を設ける。これは応援団が攻撃側の際に立ち上がって応援するため、座っている一般席から視界の邪魔にならないようにするためである。

別の案としてチアガールが通路側に立って応援しているが通路は段差があり危険であると感じる。
そこで都市対抗野球大会のように最下段の区画に仮設のステージを設けてそこで応援する方法。最下段の席はなくなるがその代わり最下段以外の一般席を応援団席に振り分ける(同時に無観客席も廃止)。
席数は
一般席1509席
応援団席1808席とする。 

・青少年保護育成条例

私案では第4試合の終了は21時台くらいにしているが、兵庫県には青少年愛護条例(青少年保護育成条例)より18歳未満は23時〜5時は夜間外出禁止のため18歳未満の選手は23時までに手配したバスに乗るか甲子園の近くに宿泊施設を押さえている高校が多いので徒歩で23時までに到着する。
アルプス席の応援団も同じくバスに乗ったり遠方の場合は宿泊施設に泊まなければならないかもしれない。
また関西地区の応援団が帰路に着く場合、近隣の府県(大阪、京都、滋賀、奈良あたり)の条例も確認しなければならない。
特に大阪は厳しく16歳未満は20時以降は夜間外出制限があるため高校生で16歳未満(1年生)は応援団に参加出来ないかもしれない(現時点でも第4試合で大阪府代表が出場することになったら16歳未満は応援団に入れないのだろうか)。
現在でも21時近くになることがあるが高野連はもう一度兵庫県警察をはじめ近隣の警察と確認や協議が必要だと感じた。

・放映権料

2022年の夏の甲子園の場合、平日の平均世帯視聴率は5%台(個人平均視聴率は不明)、土日祝日とお盆休み(8/12〜16)平均世帯視聴率は下は7.6%上は13.2%(個人平均視聴率は下は2.8%から上は7.0%)であった。
野球憲章で公益性を謳っているため放映権料は取らないことになっているがその理屈なら入場料はすべて無料にすべきと考えてしまう。 
そして入場者よりもテレビやインターネット中継で観ている視聴者が圧倒的に多い。
放映権料で運営費と各校の遠征費補助を目的にするなら公益性の範疇に入る。野球憲章を改正するか解釈を変更して公益性の範囲内で放映権料を徴収すべきである。
目安としては神事とはいえ商業スポーツの側面もある大相撲は平日も含め15時から18時の3時間かつ15日間で1場所4億円の放映権料が支払われている。
そこから公益性のことも考えて1試合に付きNHKは700万×48試合=2億9400万が適正と判断。
ABC朝日放送(とリレー中継するサンテレビ)はABCが大会を高野連と共に主催している朝日新聞の系列ということや関西地方限定放送、夕方になると途中で打ち切られるがインターネットではABCが提供しているバーチャル高校野球や系列で在京キー局であるテレビ朝日が出資しているABEMATVで放送していることも考慮。
テレビを持たない人も増えていることからNHKと同じ1試合700万×48試合=2億9400万が適正と判断した。
合計5億8800万円。
1試合合計1400万を選手の宿泊費とアルプス席応援団の高校から甲子園までの遠征費と遠方で当日中に帰れない場合の宿泊費(生徒と引率の教員のみ補助。最大300人限定)を両校へそれぞれ公正に分配する。

なお、地方大会は決勝(出場チームが120チーム超える千葉、埼玉、東東京、西東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡のみ準々決勝から) のみ放映権料が発生し、準々決勝1局1試合30万、準決勝1試合60万、決勝120万とする。決勝はNHKすべての全国大会でその地域のみ放映。準々決勝、準決勝および一部の地域の決勝は地方局が担当して放映されるがそちらからも同額を徴収する。

・持続可能な大会にするために

高野連と共に主催する朝日新聞社は厳しい経営に立たされている。
新聞の発行部数が減少していることに加えデジタル化の波に乗り遅れて年々純利益は少なくなっている。
これは春の甲子園を主催している毎日新聞社も同様である。
そんな状況を受けてか夏の甲子園(春の甲子園も)の入場料も今まで無料だった外野席の有料化を皮切りに内野席でも入場料が大幅に上昇した。
警備費、人件費の上昇や光熱費などの高騰が原因だと思う。
それでもコロナ禍前は夏の甲子園の大会運営費は黒字で収まった。過大な黒字はだめだが、かといって赤字を毎年出してしまっては大会が存続出来ない。しかしコロナ禍での開催ではついに赤字に転落した。
2023年は例年通りの開催なので黒字に収まると思う。
しかしこのままでは共催である新聞社におんぶに抱っこでは大会存続が危ぶまれる。
そこで冠スポンサーをつけて大会を存続させるしかないのではないだろうか。つまり「〇〇杯第〇〇〇回全国高校野球選手権大会」や女子高校野球大会のように「 第〇〇〇回全国高校野球選手権大会supported by〇〇」である。
冠スポンサーがつくことに嫌悪感を感じるかもしれないが高校ならバレーは「ジャパネット杯春の高校バレー(全日本バレーボール高等学校選手権大会)」、バスケなら「ソフトバンクウインターカップ(全国高等学校バスケットボール選手権大会」というように冠スポンサーが付いている大会もある。
高校野球は知名度が高い分宣伝効果は高いはずだ(公共放送であるNHKが「〇〇杯」などを使うことはないと思う)。
地方大会の費用も含めて10億円以上出す企業はいると思う。また冠スポンサー以外にも協賛するスポンサーを本塁の後ろにある広告枠に出したり、入場者にスポンサーのチラシを配ったり、審判員の制服に冠スポンサーのロゴをつけたり、開門から試合開始、イニング間、5回終了後のクーリングタイム、及び試合終了から試合開始までの間にスポンサー企業の宣伝をした方がいい。
まるでプロ野球と同じことをしている状況でありアマチュアスポーツにそこまでするのはけしからんという声が聞こえてきそうだが大会をこれからも存続させるにはそれしかないと思っている。

そしてスポンサー料と入場料、そして前述した放映権料で地方大会と本大会運営費、出場した高校の選手、記録員の遠征費と宿泊費、応援団の遠征費と宿泊費(宿泊費は甲子園からバスや交通機関で4時間以内の高校は対象外。ただし22時までに自宅に戻れない高校の生徒は対象)の費用に当てる。

宿泊施設は各学校が個別に手配も可能だが応援団用は主催者側が事前に手配した方がいい。

さらに余剰金が出れば野球振興のために野球教室を開いたり、ひとり親家庭や住民税非課税世帯を中心に小学生から高校生までの児童生徒にグローブやユニフォーム一式を寄付するなどに使う。それを大きく公表することで世間一般からも理解が生まれるだろう。

・抽選会について

抽選会は勝ち上がってきたチームが大会4日前に一同に集まって選手が抽選箱から引く方式だが直前での抽選会は遅いと思う。
というよりはその日程で抽選会を開くようでは初日や第2日、第3日など早い日程で当たってしまった学校側は大急ぎで(提言にあるように主催者側が遠征費や宿泊費の費用負担、宿泊施設の用意)諸々準備しなければならない。遠方ならなおさらである。
なので大会9ヶ月前の12月上旬頃に「枠」だけの抽選会を行う(例えば滋賀県代表と秋田県代表など)。
抽選を引くのは野球界のレジェンドで高校野球でも活躍した人物にすべて引かせた方がいい。
なぜ9ヶ月前なのかは交通手段である。主催者主導でバスで4時間くらいの府県はバスで、それ以上の遠方は団体は飛行機は1年前から鉄道は9ヶ月前から予約できるため旅行会社を通じて手配する。
例えば教員生徒300名くらいの大移動の場合は鉄道なら車両の調整や臨時列車、飛行機なら機材の変更や増便をしなければならないことから(おまけに大会は鉄道、飛行機もお盆休みを挟んで開催されることから春の甲子園よりも早めに準備する必要がある)飛行機の夏ダイヤの一般の予約開始時期である1月下旬より以前に主催者側が用意する必要がある。
また負けた場合にも当日か翌日中に主催者が旅行会社通じて手配する。帰りは直近になってしまうが本数が多い新幹線が通る都府県はともかく、在来線や飛行機の移動が必要な道県は空席があれば押さえて、なければ飛行機は機種変更や増便、鉄道は増結や臨時列車(北海道、北陸3県、鳥取、島根、大分、宮崎、鹿児島、沖縄が当てはまる)で対応する。 
これは春の甲子園もそうで秋季大会が全国各地で終了したら1週間後、すぐに選抜会議を開き出場チームや翌日に抽選を決めて大会側が学校の所在地に合わせ宿泊や遠征の手配する。
(なお、甲子園近くの宿泊施設なら大会期間中は選手に限り予め確保してくれると思う)。
そして大会初日の2週間前(関西地区なら1週間前)までに代表チームが決定すれば学校側も準備で余裕が生まれる。
サッカーではそのような方式が多い。国内ならルヴァンカップの準々決勝以降の抽選は選手が行うが天皇杯ならサッカーのレジェンドが抽選を引く。
海外でもワールドカップを始め各国際大会ではレジェンドか大会関係者が引いているのである。特にワールドカップは8ヶ月前に抽選会が行われる。
また現行では抽選会と同日に選手宣誓も希望した選手から抽選で選ばれるが、全都道府県が終了した時点で高野連が代表チームに声をかけて希望する選手から大会関係者が抽選で引けばいいと思う。

・ 観戦ルール

慶應高校の応援に賛否が別れたがアルプス応援団席以外は観客は「中立」の立場で観戦するよう規定で明記し球場アナウンス等で随時広報する。
ただし、アルプス一般席に限り母校の応援は可とする

・開閉式屋根

先日、アルプス席にも銀傘をつけることが発表されたが遅すぎた。新しい座席を設けたり照明塔やスコアボードのLED化、新しい甲子園歴史館の新築、尼崎市に2軍球場の建設よりもいや、それ以前の大改修で銀傘を新しく作る際にアルプス席まで延ばすべきだった。そしてこれは高校野球ではなく甲子園球場全体の提言であるが、その銀傘のさらに上にエスコンフィールドまたはシアトルマリナーズのホームスタジアムのような球場を覆う可動式の屋根(ただし軽い膜屋根)をつけるべきである。
直射日光が遮られる代わりにベルーナドーム(西武ドーム) のように蒸し暑くなりそうだが、夏の甲子園の選手たちは蒸し暑さよりも直射日光に当たる方が嫌だと感じるだろうし、プロ野球の阪神タイガースにとっても屋根付きがあることで雨天中止にならずに済む。
青空の下でプレーしたほうがいいという意見もあるかもしれない。私も夏以外なら青空の下でハツラツとプレーすべきである。
ただ年々温暖化によって最高気温が上昇していく中でやはり日陰なるような大屋根はつけるべきである。
午前10 時から午後5時までは可動式の屋根を閉めて直射日光を遮り、それ以外の時間帯は屋根を開けてプレーすべきである。
ただ建築されたのが約100年前の古い設計であること(その後幾度か改築したりしているが)や甲子園球場の構造上の問題から完全密閉は出来ない。
可動式の大屋根は建築基準法や条例に違反しないよう西宮市と協議する必要があるが(高さ制限の特例や日照権、斜線制限など)今後も夏の甲子園で高校球児がプレーするためには必要な経費である。
また、署名活動をしたりクラウドファンディングを集えば全国の阪神ファン(及び甲子園まで遠征する他球団のファン)や高校野球ファンから賛同や寄付金は得られるはずである。
建築案としては
・エスコンフィールドの屋根の形状に似た高さ最高70mの3段式開閉式屋根(土地の制約上3段式にした)。
・動力装置は鉄道車両に似た構造で球場を所有する阪神電気鉄道でも整備しやすい仕様。
・制約上外野席の上段一部にはかからないのでそこには常設の屋根を設置(バックにあるビジョンが見えるよう設計。
・膜屋根には日光の透過率(曇天の天気でも夏の日中は2500ルクス以上)と高い遮熱性(反射率80%以上)兼ねた膜材を使用。
例えばこのような素材がある

・寄付金
企業330億
個人20億
助成 民間企業が所有している施設なので助成金なし
なお吹田スタジアムは企業から99億円、個人から6億円の寄付金が集まった。
ガンバ大阪サポーターより多い関西の阪神ファンや高校野球ファンだけでなく企業も全国から集まると思うことからこのような金額設定にした。 
もちろん企業や個人に対して懇切丁寧な説明や透明性と寄付金控除が受けられるよう建設を推進する仲間とともに立ち上げた寄付受け入れ団体の公益法人化も必要である。
ただ不安要素としては建築費が高騰していることである。
なお西宮市に甲子園球場が第2種住居地域で建ぺい率60%容積率200%、第5種高度地区で開閉式屋根ができるかについて問い合わせたところこのような返答が帰ってきた。

ご意見・お問い合わせの内容:

瑣末なことで恐縮ですが以前から気になっていたのでお聞きいたします。
第2種住居地域で建ぺい率60%容積率200%、第5種高度地区の地域ですが、北側斜線制限と隣地斜線制限をクリアし、かつ緩和措置を施しても高さは最高30mまでしか建てることができないのでしょうか。
また開閉式屋根を使った構造物は横から外へ隙間が空いている構造でも屋外施設ではなく屋内施設の建築物として認識されるのでしょうか。

平素は本市行政にご理解・ご協力いただきありがとうございます。

お問い合わせのとおり、第5種高度地区における最高高さは20mとなっており、緩和措置を適用した場合でも最大30mまでとなります。
また構造物の考え方としては、開閉式屋根の構造物であっても、屋根としての効用を有するものであれば建築物として取り扱う可能性が高いと思われます。
具体的な判断が必要な場合は、図面等をご準備の上、建築指導課窓口までご相談願います。

さらなる提言①

出場校の削減

「1校の格差」をできる限り小さくするために愛知県の出場校173校を基準に2倍前後に納める=86.5校に1校。小数点以下四捨五入。

北海道173(北北海道と南北海道を統合)、茨城89、埼玉145 、千葉148、西東京123、東東京129、神奈川167、静岡107、愛知173、大阪159、兵庫156、福岡135チームは都道府県大会優勝で甲子園出場

去年の登録チームをもとに2年に一度見直す

東北大会6チーム(青森48、秋田40、岩手56、山形42、宮城62、福島62、合計310チーム) 出場枠4チーム

北信越大会9チーム(新潟68(3)、長野72(3)、富山40、石川43、福井28、合計251チーム)
最少の福井と新潟、長野では2倍以上違うことからそれぞれ3チーム出場(小数点以下切り上げ)
出場枠3チーム

関東大会3チーム(群馬60、栃木59、山梨33、合計152チーム) 出場枠2チーム

近畿大会7チーム(岐阜66、三重61、滋賀50、京都73(2)、奈良35、和歌山36、合計321チーム)
最少の奈良と最多の京都では2倍以上あることから京都は2チーム出場
出場枠4チーム

中国大会12チーム(鳥取23、島根38、岡山57(3)、広島83(4)、山口54(3)、合計255チーム)
最少の鳥取と岡山、広島、山口では2倍以上違うことから岡山3チーム、広島4チーム、山口3チーム出場(小数点以下切り上げ) 
出場枠3チーム

四国大会5チーム(香川38、徳島29、高知23、愛媛50(2)、合計166チーム)
最少の高知と最多の愛媛には2倍以上違うことから愛媛2チーム出場
出場枠2チーム

九州大会7チーム(佐賀36、長崎49、大分43、熊本55、宮崎46、鹿児島64、沖縄60、合計353チーム) 
出場枠4チーム
合計34校

都道府県大会
都道府県大会ではトーナメント方式で準決勝、決勝の間に中1日以上設けること(4チーム出場の広島は83チームを4つの山に分けてそれぞれ勝ち上がったチームが中国大会に進む)
・新潟、長野、岡山、山口は3チームが地方大会に出場することから準決勝で破れたチーム同士で3位決定戦を行い勝ったチームが地方大会に進む

地方大会
地方大会はトーナメント方式かつ各府県の持ち回りで開催。都道府県と同じく準決勝と決勝の間には中1日の休養日を設ける。
・ 奇数チームの地方大会は開催県がシードに入る。出場チームが2チーム以上の開催府県は決勝を行い優勝したチームがシード権を有する(ただし中国大会はシード権なしですべて抽選で行う)

・出場枠が奇数の地方大会は準決勝で破れたチーム同士で3位決定戦を行い勝ったチームが甲子園出場。

・関東大会はリーグ戦方式で行う

本大会
基本は1日に4試合行う。決勝は17時に行う。9日間の日程(3日間の休養日を含む)
・本大会における試合以外でのこと
入場料
上記と同じ価格にする
放映権料
NHKは700万×33試合=2億3100万が適正と判断
ABC朝日放送(とリレー中継するサンテレビやネット媒体)も同じ
合計4億6200万

踏み込んだ提言②
増やす案

鳥取と高知の23チームの2倍である46を各都道府県の参加チームで割って小数点以下四捨五入した数字がこちら。
北海道4枠、青森1枠、秋田1枠、岩手1枠、山形1枠、宮城1枠、福島1枠、新潟1枠、長野2枠、富山1枠、石川1枠、福井1枠、茨城2枠、栃木1枠、群馬1枠、埼玉3枠、千葉3枠、東京6枠、神奈川4枠、山梨1枠、静岡2枠、愛知4枠、岐阜1枠、三重1枠、滋賀1枠、京都2枠、大阪3枠、兵庫3枠、奈良1枠、和歌山1枠、鳥取1枠、島根1枠、岡山1枠、広島2枠、山口1枠、徳島1枠、香川1枠、高知1枠、愛媛1枠、福岡3枠、佐賀1枠、長崎1枠、大分1枠、宮崎1枠、熊本1枠、鹿児島1枠、沖縄1枠
合計76枠
大会日数23日間(準々決勝、準決勝、決勝前の休養日も含む)。
ただ、大会日数も現行の17日間から23日間に増える上に雨などで順延になったら阪神タイガースの日程に影響するので球場全体をカバーして雨天でも開催できる可動式の大屋根が必要。
または76チームが10日間かけすべて甲子園で初戦を戦ったあと、3回戦(ベスト32)以降は甲子園球場と京セラドーム大阪(もしくはほっともっとフィールド神戸)の2会場で2日間同時開催。
準々決勝(ベスト8)で甲子園球場1会場に戻し決勝まで休養日3日間含めて18日間の開催。

入場料
上記と同じ価格にする。

放映権料
NHKは700万×75試合=5億2500万が適正と判断。ABC朝日放送(とリレー中継するサンテレビやネット媒体)も同じ。合計10億5000万

とりあえず以上である。急いで作成したため誤字脱字や不明な箇所があるかもしれないがご容赦願いたい。

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