『メン・イン・ブラック』を思い出して


 はーい、テツガク肯定です。


 私はブログを更新しています。
 上手く検索エンジンに載らず。
 全くアクセス数が伸びません。

 もう、数年以上そんな感じで。
 最近はURLを変えたもので。
 もっと、凄い状態です。

 そんな日々を過ごして。
 思い出した映画があります。
 それが、『メン・イン・ブラック』シリーズです。

 特に1と2でしょうか。


 確か、私の記憶だと……。
 1でMIBになったばかりのJに、MIBのいろはを教える中で。
 一般的なタブロイド紙に、エイリアンにまつわる記事が書かれている。
 そんな場面があった気がします。

 当時、それを観た私は。
 そうだったら面白いけど、そんなことあるはずがないな、と。
 柄にもなく、妙に賢いことを思っていました。

 しかし、今となってみれば、そういう話は必ずしも嘘ではなく。
 むしろ、堂々と未来予知が書かれたブログがあっても。
 それが検索エンジンに載らない。
 載っても検索結果の順位では下の方。

 何より、誰も覗かないし、信じないし、覚えていない。

 そういうことの方が、圧倒的に多い気がします。

 グーグルの検索結果が全てじゃない。
 そう、本当はわかっているはずが。
 慣れてしまって、そこに世界地図の全てがある、と。
 勘違いが止まりませんが。

 今なお、世界地図に載らない島が生まれています。
 そこに得体の知れない何かがいても。
 全く不思議ではないと思います。

 その島へ行く方法が、どこかに記されていても。
 それに気づけて、それを信じて、それを探せる。
 そんなホンモノの好奇心を持った人が、いったい、どれほどいるのか。
 おそらく、1%もいない気がします。


 見つけられないのと、存在しないのは違う。
 そんなことを当事者として思い知った最近。

 私の知らないところで。
 デジタルワールドから抜け出してきた。
 そんなデジタルモンスターと地球を救うゲームをしている誰かがいたり。

 親愛なる隣人として街を飛び回る人がいたり。
 暗黒の騎士として街を監視する守護者がいたり。
 それから……プリティでキュアキュアな誰かがいたり。

 そういうことが起きていても。
 きっと、気づけもしないのだろうな、って。
 相方のように気づいてしまいました、愚かにも。


 ホント、よくできた映画です。
 確か、2のラストはロッカーで……。
 Jさんのロッカーが小人の世界になっていて。
 彼らを笑うJさんにKさんがいいものを見せてくれます。

 開けるな、と書かれた扉を開けると。
 私達の世界がどこかのロッカーの中。
 広いと思っていた世界も。
 実はロッカーの中の世界、ポケットの中の世界だった。

 そういう終わり方だった気がします。

 なんとなく、この感覚は昔からわかる気がします。
 一般的には世界は広いと言われていますが。
 私にはもの凄く狭い世界です。

 なぜって、ほんの少し景色とルールは変わっても。
 私にとって、本質は全く変わらないからです。

 どこでも朝と夜があって、熱い寒いがあり。
 お腹もすけば、眠くなる。
 あれしろ、これはするな、どれか決めろ。

 ちょっと見える景色とルールが違っても。
 まあ、やることは一緒です。
 そういうのが狭いんです。

 でも、この世界そのものがロッカー。
 あるいは、ポケットの中だとしたら。
 それにも納得できます。

 どうも私は、相方の故郷。
 アンダーステアの向こう側のワンダーランド。
 そんなあの世の方が広く感じます。

 相方を追いかけ回している時だけは。
 妙にこの世まで広く感じるほど。
 相方の故郷は広く広ーい世界です。

 たぶん、宇宙とか宇宙の外とか、その外とか。
 どこまで加えても敵わないくらい、広い場所があの世です。


 そんな不可思議な相方に出逢ってしまったのもの。
 この『メン・イン・ブラック』シリーズのお蔭なのかもしれない……。

宇宙で一人きり、という気がしないか?


 Jさんの台詞。
 振り返ってみれば、昔はよくそんなことを思っていたり。
 相方に出逢ってからは、あまり思わなくなりましたが。

子供の頃……いわゆる世の中の常識に染まる前、何かがいるって心の中でわかってた


 ローラさんの台詞。
 初めて聞いた時、なんか私も何かを染めてしまった気がする。
 そんな愚かなことを感じたり。


 そうです、知らない何かはいるんです。
 あなただって、ココを覗くまで私のことなんて。
 何も知らなかったですよね?
 もちろん、今だって知っていることは、私が愚かだってことくらいで。
 どれくらい愚かなのか、それは全く知らないはずです。

二日前、俺は郵便局長だった。君にも君の正体がある


 そんなKさんの台詞。
 そうです、あなたの正体だって。
 今のそれが正体とは限りません。
 今までがどんな姿であれ、違うと気づいた時の答えが。
 これからの正体です。


 今まで幻、嘘だと忘れてきたことが。
 仮に本当だったとしても。
 それに気づける、正体がなければ無意味です。

 ですが、それに気づける正体を思い出したら。
 なんか面白いことがありそうな、そんな気持ちを。
 思い出せてくれた映画、『メン・イン・ブラック』シリーズ。


 かなりネタバレ全開でしたが。
 もし、何か忘れものがある気がしたら。
 是非、覗いてみてくださいな。


 それでは、また次の機会にお会いしましょう。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?