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感想「アウトプット大全」

 「学びを結果に変えるアウトプット大全」という本が出版されたのは2018年である。この本を手にしたのは、この本が出版された当時である。ではなぜ、五年前に出版された本を2023年の今に感想を書くかと言うと、大学が決まったので学習効果を伸ばすための本を読みたかったである。
 
 まずは、「学びを結果に変えるアウトプット大全」の基本的情報からまとめについて書こうと思う。その後、自身が具体的に大学でどのように活用するかというプランを考えていきたい。


本の基礎情報

 この本は樺沢紫苑という精神科医の方が学んだことを結果に変えるためのアウトプットを多数の論文などを引用し、効果的な方法をまとめた本である。著者は精神科医でありながら、多数のSNSで精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく情報発信している。
 この本の構成は三段構成となっている。まずはアウトプットの基本法則から、具体的な方法、そしてトレーニング方法について述べている。著者は図や研究を用いて読者にわかりやすくそれらの事柄を伝えている。専門書というよりかは、誰でも読めるように整えられた実用書という立ち位置である。先にこの本の評価をすると、買わないほうがいいです。正直、この本の重要なポイントは三ページくらいでまとめることができます。しかし、それでは本として成立しないのでコミュニケーションや自己紹介など、本題と関係ないことを盛り込み(個人的には役に立った。しかし、値段とページすうとは見合ってない)なんとか本として成立させています。皆さんは、要約サイトなどを見て、この本の内容をアウトプットするといいと思います。

アウトプットの基本法則と具体的な方法

 まず、アウトプットとは脳から情報を外界に出力することを指す。対義語として、インプットは脳に情報を入力することを指す。「読む」「聞く」といった行動がインプットであり、「話す」「書く」「行動する」がアウトプットである。著者は、自己成長はアウトプットに比例して決まるという。たくさん本を読むことは重要であるが、読んだ情報を身に付けなければ読んでいないと同義であると指摘する。

 筆者は、自己成長するためには、インプット→アウトプット→フィードバックのサイクルが必要だという。まず、情報をインプットをする。インプットした情報を「話す」「書く」「行動する」という行動に移す。そして、そのアウトプットによって得られた結果を見直し、反省、改善する作業する。それらのサイクルが自身の能力を格段に伸ばし、人生の成功法則であるという。その際に運動性記憶(運動神経を使った記憶方法、例えば英単語を覚えるなら実際にノートに書くなど)を活用し、インプットとアウトプットの比率を3:7にし、情報を二週間に3回以上活用することが重要だと述べている。また、フィードバックの際には原因究明と自分より知識がある人に聞くということを徹底して行う必要があるとも言います。

 では、具体的なアウトプット方法について。アウトプットは「話す」「書く」「行動する」に分けることができますが、「話す」についてまず書いていこうと思います。「話す」時には、ある情報の概要、感想、意見を言語化し、ネガティブな言葉を使わずポジティブな言葉を使うながら、論理的に話すと効果的であるといいます。そして、「書く」際には手とデジタルを使い分けると効果的であると言います。手は実際に運動しているため記憶に残りやすいので、手で構成やメモをした後に、パソコンで書くとしっかりとアウトプットすることができるそうです。最後に、「行動する」時にはTODOリストを作る、他人に教える、目標をちょと難しいくらいにするといいと言います。

本題には関係ないが、個人的に役立つこと

 コミュニケーションの2分類は個人的に役立ちました。コミュニューケーションは言語的と非言語的に分けることができます。非言語とは、外見、表情、視線、姿勢、動作、服装、身だしなみといった視覚的情報。そして、声の強弱、声質などの聴覚的情報によって構成されている。「メラビアンの法則」というの心理学の有名な法則があり、要点を言えば多くの人々は言葉の意味内容よりも、視覚的・聴覚的情報を重視しているということです。そのため、視覚的・聴覚的には気おつけようということです。また、人と喋る際には当然の話しですがアイコンタクトや挨拶がとても重要になります。さらには、伝え方も参考になりました。「No but論法」よりも「具体的なYes but and論法」を活用しようと思います。あと、断りの公式も参考になりました。「謝罪+理由+断り+他の方法」の公式を使えば、角が立たない断り方ができる。

まとめ

私には約に経ちましたが、皆さんにとって有益かはわかりません。サンプルなどを見て買うかどうかを検討してください。



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