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毎日?小説 6日目

流れる景色は好きだけど変わる景色はあまり好ましくない。変わる風景は好きだけど、変化する景色は寂しさを覚える。

一見同じような言葉の繰り返しだけれど、ここに込めた意味というのは全く違うものであって、端的に言ってしまうと

流れる景色、変わる風景、この2つは自分が動的に見ている景色を表しているという事だ例えば、列車に乗りながら、車に乗りながらと言った具合に。

そうするとその後に続いてくる言葉に込めた意味というのは自分が静的に見ている景色ということを表していて

変わる景色はあまり好ましくない、と         変化する景色は寂しさを覚える。この二つは時代と共に変わっていってしまう景色の事を言ったのだ。

私は思い出はその場所に断片として残ると考えている、だから変化してしまった風景や変わってしまう景色の中に残されたその場所での思い出という物がその場所にあってその場所になくなってしまう、言うなれば時空の狭間に置いていかれるような寂しさを覚える。

失われてしまった、変わってしまった景色はもう戻らないし、写真を見ても限りがある。だから「景色が変わるは好きだけど嫌いなのだ。」





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