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毎日?小説 4日目

歩道の横のちょっと高くなった縁石に小学生の男の子が座って肘をついている、大方目の前の横断歩道を渡りたいから待っているのであろうが、車の流れが多い道で歩行者用信号が青になるまで、まだ幾分か余裕がありそうだ。

そんな景色を横目に彼の前を自転車で通り過ぎる、今日1つの遊園地がその幕を下ろすと聞いて、思い出の豆汽車だけでも見れればと思って自転車で走る距離にしては少し遠い距離の、帰り道の真っ最中だったりする。

今日は朝から雲が多くて、午後に入っても雲が多い空が広がっていた、「折角だし行ってみるか」と思い立ったのは3時頃の話。

そこまで暑くもないから、と油断していたら熱中症になりかけて、急いでポカリスエットを買った、効き目は抜群あれだけぼーっとなってた頭も聞こえの悪くなってた耳も、飲んで少ししたら回復したのだから、ポカリスエット様々という感じだ。

目的地に着いたのは本来なら夕日が眩しいであろう5時過ぎの話で、でも天気も悪くてもう暗くなり始めであった。

中には入れなかったものの、豆汽車の音だけ聞いて「やらぬ後悔よりやった後悔だな」と改めて思いながら帰ってきたのであった。

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