見出し画像

毎日?小説 2日目

駐車場の隅に転がった小さい小さいサンダルが寂しげに存在感を放っている。多分持ち主に置いていかれたのであろうが

駐車場の片隅に転がった、小さな片方のサンダル、というワードからそこはかとなく不穏な空気が感じ取れるのは、私だけではないはず。

そんなことを考えながら、車の鍵が開くのを待つ夏の日の午後、駐車場の中の木陰とはいえどさほど密度も高くない葉の隙間から注ぐ太陽の光は、東京の建物を熱して地面を熱して、そこから放たれる熱で木陰ですらもただ暑い。

8月も残り少ない日数で、夜になって聞こえてくる虫の音も秋間近と感じられても、そんな事を欠片も思わせない気温と太陽の日差しに軽くもう良いよ.....と思いながら土曜日の午後が暮れていくのであった。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?