あけおめ
年が明けてしまった。
一年積み上げたものがあった感覚はまたなくなって一から積み上げる。そのまだ何もないという感覚に立ち返っている。
最近は東浩紀さんの本を読んだりしていたらハッとした。
自分がなりたかった自分とは全然違う自分になっておる。
中学生くらいの時にその当時テレビで目にしたバンドの曲を、自分もこんな格好でこんな音楽を演奏したいと思い。楽器を持ち寄って友達と演奏して、そのまんま大人になったけど。
思い返せば、その時の何ヶ月かでもう目的は達成していた事に気が付いた。
その後は何故音楽を続けていたのかよくわからないが、今も生業になっているし、気が付けば周りの人よりも得意になってしまったというだけかもしれない。
弱みでもなければ決して強みでもない。
そんなこんなで今のところ音楽で生計を立てている。まったく音楽に愛があるわけでもないから結構苦痛である。
果たしてあの後一体何が目的だったのかと考え始めたんだけど、やっぱりただ仲の良い友達と物作りする事だったのかもしれない。
映画観たりするとそう思う。
ダサい設定のSFとかまさにそうだ。
あんな脚本を書いてみたいとは思わないけど、同等の出発点だと感じる。
たしかにそういった作り話とか、小学生の頃から得意だったと記憶している。
なんか漫才のボケに似ている感覚だと思う。
周りが思っている世界と別の世界を作って、それを教えてあげて、理解してもらいながら突っ込まれて。
とりあえず私にとっての音楽は大きい音で演奏したり聴く事が大事かもしれない。音に包まれる事が大事だ。イヤホンとかで聴いたりとかじゃなくて。
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