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カメラを買って・・・

大学生の頃、一眼レフのカメラを持っていました。

美術系大学で「写真」という講義(脇リギオ先生)を受けていたため、オリンパス「OM-1」を所持していました。ただ、あまり才能は無かったみたいで、撮影テクニックも覚えられず、あと一歩頑張りが足りずに単位も落としてしまいました。その頃から若干カメラにトラウマを持つようになりました。そんな自分がまたカメラが欲しいと、この歳になって思ってしまったのです。

趣味のため?

60歳半ばを過ぎましたが、幸い(?)なことのに今だに仕事(個人事務所)をしているため、平日は時間を持て余すということもなく日々過ごしています。定年退職などはありませんが、気持ちは定年退職して時間にゆとりができた「おじさん達」が考えることと全く同じです。

カメラを買った直後、プロカメラマンである大学時代からの友人に話しをしたところ、「休日になると、年寄りが一眼レフ持っていっぱいウロウロしているけど、お前もその一人だろ」と、言われてしまいました。いや〜、まさしくその通りです。

半分仕事(Webプロデューサー)として、動画制作を勉強するために動画を撮影するための機器として購入を考えたという言い訳をしつつ、本音はただただカメラが欲しかっただけなのです。

カメラを持って1年

購入したカメラは、本格的な「デジタル一眼レフ」ではなく「マイクロフォーサーズ」の中古のコンパクトカメラ「Lumix GX7-MarkⅡ」です。ちっちゃくて、中々お気に入りのカメラです。手に入れて1年経ち、腕前の方ですがこれが一向に上がってきません。設定などテクニック的なことを覚えるのも、「場面」を切り取るといった感覚的なこともなかなか上達しません。大学の頃のトラウマが蘇ってきそうです。

ただ、カメラを手にした時のワクワク感とか、シャッターを切る瞬間の心地良さなどは今も続いているので、「まだ続けなさい!」という事だと勝手に思っています。

あと半歩

いったいどんな写真を撮りたいかというと、自分が目にしたものをそのまま切り撮りたいのですが、これが実に難しく、ただの1回も撮れた試しがありません。撮れないのは撮影テクニックが未熟なことが一番ですが、きっとその「場面」を見た時の実際の感情、感動なども大いに関係するのだと思っています。感動をそのままに写真が撮れるよう、まずはテクニック習得に励んでいきます。

「君がいい写真を取れないのは、 あと半歩の踏み込みが足りないからだ」
by ロバート・キャパ

「そうですね、キャパ先生」。
テクニック面も気持ちの面も、「あと半歩」踏み込めるよう、もう少しだけ頑張ってみます。

(てべぱ)

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