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家さがしノート#12(全13回)さようなら家さがしの日々


長年続けた賃貸暮らしから、中古の分譲マンションを購入するまでの記録
(個人特定を避けるため若干の嘘や誇張を含みます)
前回はこちら

主な登場人物

俺:都内在住だった40手前の男性。会社員
妻:年齢不詳の謎の女。自由人
仲介E:大手仲介業者BのT支店のひと。30代後半のイケメン

2019年4月のできごと(完結編)

前回、築浅優良、ただし駅遠な物件に直面した我が家。
駅からの距離以外の条件は全てクリアしている理想的な物件に運命的な出会いを感じているものの、本当にここで大丈夫か良く検討することに。

帰宅後、仲介Eから貰っていた物件のデータシートを取り出すと、ファイル内に部屋の図面(寸法とか記載されてる資料)と設備一覧、主要な店がマッピングされている特製周辺地図が添えてあった。素晴らしい。

これまでのパターンだと、データシートと資金計画表だけ渡されて、図面や設備一覧なんかの詳細資料は後日取り寄せる必要があった。仲介Eはその1ターンを省略してくる有能ぶり。さらにメールが届き、追加の資料が添付されていた。捗る。

まずは条件面から再確認

・物件価格+リフォーム費が予算内である(最重要)
 → リフォーム不要で予算上限ギリ
・専有面積が60平米以上である
 → 60平米ギリ
・築10年(いっても15年)以内である
 → 築3年。余裕でクリア
・徒歩10分圏内にスーパーとコンビニがそれぞれある
 → ある。コンビニは範囲ギリギリだけど3軒くらいある
・駅から徒歩15分以内である
 → ではない。徒歩なら25分くらい。バス10分+バス停徒歩3分くらい
・3階以上の部屋である
 → 中層最上階。
・24時間ゴミ出し可能。できれば集積場も屋内である
 → である。最高。
・南向きもしくは日当たり確保できる立地である
 → 南ではないが確保できている。
・騒音源がない。カーテンや窓を開けて暮らせる
 → ボスもいないし静かだし眺望もあるし覗かれない
・バスルームは1418
 → ではない。1317。ただし狭縁バスタブなのでほぼ同等。
・セキュリティ万全である
 → 万全。構造上、2階への足がかりもなく外部からの侵入が難しい。
・水まわり設備が新しい
 → ほぼ最新で食洗機ある。ただしディスポーザーはない
・オール電化マンションではない
 → ではない。ガス給湯だしガスコンロだしガス床暖房
・床暖房がある
 → ある。TES式。
・街全体が寂れてない
 → ない。まだ伸びしろもあるし、度々再開発の波が来ている

ざっくりではあるものの、だいたいの条件を出してこの感じ。駅距離が一番ネックになるけど、バスルームは問題ないレベルで他は概ね適ってる。
価格に関しては、駅距離と広さがほんの少し有利な築浅物件ってだけで1000万円ほど高いところが殆どなので、奇跡的な安さと言える。

ぶっちゃけ、ここどうなの?

数値化した総合点では駅距離のマイナスをその他の条件のプラス分が補って余りあるし、これまで見てきた物件の中でも最高ポイントなので、物件単体で見ると申し込み待ったなし。でも、ここからが大事なところ。本当に住める場所なのか。データや売主の話だけでなく、口コミ漁りや実体験が必要になってくる。

当該マンションは勿論のこと、近隣マンションも含めて口コミを総ざらい。駅周辺と物件周辺の住心地、良いところと悪いところを総合的に見ていく。

結果:だいぶ住みやすそう

もう駅距離だけしか問題がない。

じゃあ後は自分たちの目で見て感じるしかない。という事で、次の週末も少しだけ内覧させて貰って、周辺探索などをメインにすることに。二度の内覧って本気度高い感じ。

たっぷり時間をかけて確かめる

仲介Eに連絡して次の週末に内覧予約を入れる。住宅ローンの事前審査用紙は週明けに郵送して申し込みに備えておき、採寸したい箇所とヒアリング事項をメモ。
※図面からおおよその寸法を割り出せるので、図面では分からない場所だけ採寸するとスムーズ

今回は現地集合にしてもらい、駅からバスで移動。本数はどの時間帯でも結構ある。所要10分ちょい。バス停からは5分程度。駅方向のバス停よりは遠いけど、帰宅用なので信号待ち込みで2分程度の差は問題ない。

今回もにこやかな売主さんに迎えられ、数箇所を採寸した後は質問&雑談タイムで20分ほど過ごした。

仲介Eとは現地解散して、周辺を歩き回る。近所のスーパーはもちろん、ぐるぐると物件の徒歩10分圏内をくまなく見て回る。変な人もいないし、ゴミも散らかってない。違法駐輪で道が塞がってることもない。住民のマナー的なところに問題はなさそう。スーパーの品揃えも良いし、値段も安め。コンビニは地図で見たとおり少し遠い。病院はそこそこ豊富にあるようだけど、医師や設備の質までは分からない。美容院はよさげなところが見当たらなかった。駅周辺で探すしかなさそう。

探索を終えて、今度は駅方向のバスに乗る。週末の夕方で道が混んでいたものの所要10分。これなら(今より30分くらい早起きが前提になるけど)通勤も問題ないか。

そりゃあ申し込んじゃうよね

はい見出しオチ。
さておき、実は周辺探索後の時間に再び仲介Eと打ち合わせの時間を取っていたのである。
お店に訪問して、お茶を飲みながらしばし休憩。

仲介E「ローンの事前審査、どこも満額承認下りてますよ」

おおありがたい。じゃあ金利で選べばいいか。あれ、ひとつ結果が来てないところあるよ?

仲介E「そこは最後の砦的な金融機関なので、そもそも申込書を送ってないんです。他でNGだったら、最後に申し込むところですね。金融機関は信用度とイコールなので、売主様への印象につながるポイントですよ」

あー、それで今までの事前審査でもそこからの返事なかったのね。申込書を出してないのか。後で調べたら、そこに限らず"あのローン"の審査は時間が掛かるので、仲介業者はあまり使いたがらないらしい。
ともあれ、物件の条件は問題ない。駅距離もどうにか許容範囲、事前審査OKで、申し込む条件は揃ったわけだ。

俺「申し込みます。覚悟決まりました」

という事で、最後の申し込みしてきたよ!(もうちっとだけ続くんじゃ)


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