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続、Thambar 90mm f2.2。

なかなか暑さも終わりませんね。
みなさんお元気でしょうか。
わたしはというと、諸々落ち着きまして、怒涛の制作週間に入っております。これが撮れば撮るほど大変なことだなあと実感しています。知っていたけれども!

Leica M10-P thambar 90mm f2.2
self portrait(トリミング)


わたしはセルフポートレートを撮るのをライフワークにしているのですが、はじめた当初は自己完結が必要だったコロナ禍、あてもなく2年かけて撮り貯め、やっと発表していたものを、こんどは意識してもっとコンスタントに生み出そうとしているわけで、そりゃ体力使うよな、という感じ。仕事以外の動きを極力削ぎ落として、取り組んでいます。思えば常に、何を使ってどう撮ろうか考えている気がします。
自分に対する期待値、基準も上がっているので、撮り始めるとなかなか終わりにできません。1枚撮るのにやり直しやり直しで何日もかけることもあるし、たいていは4、5時間ぶっ通し、飲まず食わずで閉じこもってしまいます。鶴の恩返しか。凝り性すぎるのよ…
何時間もおなじ体勢でいることが多いので、腰イター!腕イター!と年中言っています。

ある人に、グラビアみたいな写真でもないし、売名の類ってわけでもなさそうだし、そのモチベーションで探求し撮り続けられるのが信じられない、と言われ、いやもうほんとにその通り!と笑ってしまった。なんでなんだろうな。

確実に、命を使って撮っている感がある。

Leica M10-P summilux 35mm f1.4 2nd


身体はあちこち痛くなるのだが、それでもとてもいい時間だなとも思う。わたしはいわゆる写真専用のスタジオを使っていないので、普通の部屋の中で小さなおもちゃのライトやヴィンテージのランプを使ったり、物を置くのもティッシュの箱の上やゴミ箱や、身近にある物をかき集めたりと空間も手作り感があって、小さな城にいるかのよう。特別なオリジナリティがある。暑さ、寒さとの戦いもあるのだが…

どこまでも終わらない、自問自答のみが存在している。

Leica M10-P summilux 35mm f1.4 2nd


LEDのビデオライトは大小でいくつか買った。
最近は Phottix M200R RGB Light を便利でよく使っている。携帯用の三脚につけてあちこちに置いてみている。ストロボのように瞬間的な光でないので結果が見やすい。わたしは学校などに行ったわけではないので、こういうことは、やりながら覚えている感じだ。デジタルの時代の恩恵を最大限に受けている。ありがとう液晶、ありがとうリモコン!

Leica M10-P thambar 90mm f2.2
self portrait(トリミング)

作品を生み出す瞬間は美しいなと思う。タンバールというレンズは特に絵を描くようだ。出逢えて本当によかった。
が、一度撮るとヘトヘトになるので、ほどほどのペースでやっていこうかなと思っている。(と、言い聞かせている。やりすぎてしまうので。)

そしてこれからは、年齢を重ねていく様も残していきたいなと思っている。写真で綴る自画像。
まだ気が早いけど、どんなおばあちゃんになろうかなどとも考える。理想は、八千草薫さん。あんな風になりたいなあ。

とこんな感じでしばらくは静かに撮り進めています。ありがたいことに、とある雑誌に寄稿させて頂いたりもしたので、それはまた改めてお知らせします。
少しずつ認知されていったらよいなあ。

それから、先日はじめてサポート(寄付)をいただきました。とてもありがたいです。またがんばろうという気持ちになります。機材も諸々安くはないので…

しばらくは最新作はこの写真集なので、ぜひお手に取ってみていただきたいです。すべてM型ライカとオールドレンズで撮ったセルフポートレート集です。

写真集「Scent of a...」、他グッズ

晩夏のお便り今日はここまで。
1600字!

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