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面白いけどかなり考えさせられた本⑤-3【僕にはわからない】<勉強になった!>


今回は

心の師匠の中島らもさんのこの本を改めて読みました。最初読んだのは大学生の時でした。改めて私の思考の形成に師匠が影響しているなと改めて感じました。その続きです。(参考リンクは下に:⑤-1、⑤-2)


響いたところ

P56 なぜ人間は無知なのか?


我々は自分の大きさに即したスケールでものを見るように作られている。 アリにはアリの視界のスケールがあり、恐竜には恐竜の、ヒトにはヒトのスケールがある。

これに先日の記事(参考リンクは下に:【会いたいけど会いたくない】⑨)で書いたように

昨日TEAM4人で久々の新橋のホルモン屋さんにお伺いして、ChatGTPなどの時代に転換点にありこれからすごい変化の時代を目撃することになるというような大きな話題で盛り上がったあとに、ホットラインに付いての議論も行いました。やはり自分だけの思考ではいつもの考えになるので、集まって発散思考になるのは良いなーとおもった3時間でした。

ヒトは食物連鎖の1位?


何十年も前に、ヒトが食物連鎖や生態系で最上位にいると習った記憶があります。しかし、調べてみるとそのような記載がもうないんです。その分野についてはあまり詳しくないので、専門家の方から見たら違うかもしれませんが。 食物網という表現になっておりままして世代ギャップを感じました、 そして人間は食物網の議論の中からは外れている。
下のリンクの中の記述で【しかし、現実には食べるものも食べられるものも複数あって、また時に食べられる相手が変わったり関係性が逆転する。それは連鎖というより網目のような図式になる。だから食物網か。そんな複雑な種と種の関係を指摘していたのは、ほかならぬダーウィンだという。。。。つまり世間は、壮大な誤解を何世紀にも渡って続けていたことになる。それどころか、弱肉強食とか自然淘汰の概念を人間社会に当てはめて、人種の優性主義や格差・階級社会を自然の摂理だと曲解することも行われてきた。私も、理屈は知っていたが、すでに言葉が「食物連鎖」という言い方は古くなって「食物網」と言い換えられているとは知らなかった。ああ、旧世代だなあ。

食物網という概念を習っている若者に期待できます!


我々昭和世代はシンプルな上下(ヒエラルキー)関係で生物や社会を見ることが多かったのですが 食物網というのはまさに僕がお伝えしたいもののひとつなのです。」

 【今は後医でも紹介する苦手な分野がある(前医になる)ことがあるという理解があれば そんな態度は取れないはずです。】(参考リンクは下に:なぜ紹介先情報?)

食物連鎖的な考えの先生
:私はAA科BBBサプスペシャリティの分野ではトップだ!偉いんだ
食物網的な考えの先生
:私はAA科BBBサプスペシャリティの分野では紹介いただいておりますが、他の分野では逆にお世話になっております。よろしくお願いします。

食物連鎖(ヒエラルキー)思考の方もついに考えを変える時代が


ホルモン屋さんで食事をしているときの話題がChatGPT関連の話題になりました。そして皆さん毎日のように「Chat GPTがこんなことをしました」みたいなものがNEWS出でてきます。これは社会のあり方を大きく変える可能性のある歴史の転換点を見ているという話になりました。
先日も投稿しましたが

これまでDEEP LEARNINGなども話題になっていましたが、今回のいきなりの能力UPに関しては理由がわからない、ノード数を増やしたくらいなど、酔いの席ですがいろいろな話で盛り上がりました(本当かどうかは知りませんので)

怖いのと面白いのは、ノードを増やしたらよーわからんけど能力すごく上がったというのは人間の神経系と似ているわけです。そうなると以前の哲学の本でも記載があったように。(参考リンクは下に:面白いけどかなり考えさせられた本②)

P315 ところで、極端な人の話ばかりを例にだしたので、自分には関係ないと思った人もいるかもしれない。「自分はブランド品なんて買わないし、反社会的活動にも参加していない。だから、記号を求めて走り回っていないし、記号消費社会におどらされてなんかいないよ」と。

いやいや、そうではない。ボードリヤールの哲学に従うなら、そういう人は社会に存在しない。社会の内部に生きて言う梨状、いわゆる普通の人でも実は手の内。記号消費社会に踊らされているのだ。

きっとそういう人にはこんなチラシが配られているだろう「ブランド品に興味のないバランス感覚のある賢いあなた。あなたには見る目があります。そんなあなた向けのリーズナブルな商品はこちらになります。

「普通の生活で満足だというマトモなあなた。明日をもしれぬ人生を送るなんて恐ろしいですよね。そんなあなたには「正社員」というオトクな商品をおすすめします。やりたくもない、ロボットでも出来るような仕事を、人生の8割くらい費やして延々とやりましょう。スケジュールに追われて、おそらく使わないであろう新機能満載のの商品を頑張って作りましょう。まずは、その第一歩として、目指せ「大卒」! 大学に入るための参考書、塾はこちらになりまーす!」

とある 「やりたくもない、ロボットでも出来るような仕事を、人生の8割くらい費やして延々とやりましょう。」をしなくてもよくなるというか、させてくれない時代が来るのです。


さらに、大切なことは常識のリセットをしなくてはならない時代に来ているということです。働かなくてはならない。成長しなくてはならない。という我々が普通と思っているものが普通でなくなるかも。どれだけ遊べるか?ということが大切になるかもしれないというような話題になりました。 
そしてそんな議論を超えた価値観の出現をも目撃するだろうと。振り返ると2023年は未来の歴史の教科書では「価値観転換年」として記憶されるかもしれません


今日はここまで


参考リンクまとめ



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