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医療関連企業の皆様へ&NYAUWについて④

このシリースは


パーパス(WHY)
ビジョン(WHERE)
ミッション(WHAT)
バリュー(HOW)
を埋めながらNYAUWについてもう一度内省していきたいのと 医療関連企業様とともに医師の皆様に色々なプロジェクトをお伝えして、医師・患者さん・企業様・医療業界にPOSITIVE FEEDBACKが出来るようにしたいというシリーズにしていきたいと思います。
基本はステークホルダーみなさんがモテるようにしたいのです


【ターゲット③】


NYAUWのターゲットの再考を前回しました。今回もターゲットを考えながら脇道にそれまくりたいと思います

私の中での(直接的な)ターゲットの定義は)
・①私でも働きかけることができる
・②その結果動いていただける(済)
・③もともと動いてくれにくい(済)
・④動かすことでレバレッジが効く(済)
・⑤インサイトがある(済)
・⑥裁量権がある
・⑦モテたい人(済)
・⑧ため息や危機感がある(済)
・⑨コントロール出来るものを増やしたい(済)
・⑩他へのリスペクトがある

+αの設定の意味

前回の最後で、年間に100時間(週に2時間)くらいちょっと毛色の違う、ご自身の興味のあることをするということで。それは趣味でも全く構わないのです。しかし、それがご自身のコントロールを増やすという視点の試みやプロジェクトであれば更に良いなーと。スポーツやグルメや趣味で仲間を増やすのも自分のネットワークを広げるという意味でコントロールを増やしていることにもなります。そこで単にそのもの自体を楽しむ+αをあえて設定するというこで終わりました。

コントロールについては再掲ですが以下の本で良い表現だなーと思ってそれを頻繁にするようにしています【「自分がコントロールできるところ」「自分がコントロールできないところ」をわけて考え自分で変えることができることに力を注ぐ


小学校の作文状態が苦手


もちろん趣味を楽しんでそのあと仲間と飲みに行って休日や余暇を楽しむというのは仕事への活力のためにも大切だと思います。意味を求めすぎるとそれも義務や仕事になるので、リラックスできないので。

これは私だけの性向かもしれませんが小学校の時の夏休みの作文であるような「海に行きました 楽しかったです」のようなものがあんまり得意でないのです。色んな人とその話になって自分は変わっているというのは自覚がありますが趣味を聞かれるのが苦手なんです。

私の場合は日常診療のため息探しを探して、それをTODOに落とし込んで、それを自分で解決して「わーいヤッター」というのが趣味なんです。

それってマッチポンプ的な自己満足なんですが、趣味と実益を兼ねているので。ワークライフバランスの境目がない状況です。しかし、それはそれで自分では非常にストレスフリーなのです。

+αを真剣に


なぜずっと仕事関連のことをしていてストレスフリー何でしょうか? 診療外は患者さんやスタッフがいないので
・自分でコントロールが出来る
・+αが仕事中に見つかってそれを解決するのが待ち遠しくて仕方ない
・解決が楽しいので仕事で嫌なことがあってもやったーTODOが増えたと嬉しい

という良い循環になるのです。

例えば患者さんからつらいGOOGLE REVIEWを頂くことはクリニックに対してFEEDBACKを頂いていると考えられます。
・そこで適切なREVIEWだとそこに対して返信をして反省と改善を行えば善いと思います。
・しかし、コメントがない星1つ(★)や、患者さんのお気持ちとしてはわかりますが、制度上または運用上どうしようもないことに対しての批判だと「じゃあどうすれば良いの?」と嫌になってしまうことも人間だからあります、正直。

「よし、じゃーやってやろうじゃないの!!患者さんいや国民全体に医療制度やクリニックの運営上の限界などを説いて回って、医療従事者全体のつらい思いを解決してやる!」と大きな病院グループや製薬企業を巻き込んで講演行脚ということは理論的には可能です。しかし、現実的にはできません。

これが、NYAUWのモットーなんですが、
それは良し悪しではないのです、現実的な意味で「僕にはできないのです」

NYAUWのモットーは【いつも心がけていることはTheoretically Possible, But Practically impossibleの解決です

・患者さんを100%理性的な判断をできるようにする(理論上可能だが現実は不可能)
・患者さんは医療分野のリタラシーがないことを受け入れる。そして理不尽な批判は仕方ないと諦める(コントロールできないから)
・患者さんは医療分野のリタラシーがないことを受け入れる。そして理不尽批判は仕方ないと諦める。しかし、適切な判断をして普通に納得している患者さんもいるので、その評価を可視化(自分がコントロールできるところ」「自分がコントロールできないところ」をわけて考え自分で変えることができることに力を注ぐ)

に書いたように
【院長先生! 逆に先生のクリニックが検索されたと仮定したときにGoogle評価のコメント見てください 嬉しいコメントがある反面 明らかにそんな事言われてもとか 明らかに悪意のあるコメントもあるかと思います。あと、自分の専門についてGoogle検索すると 「うーん? この先生本当は専門家ではないんだけどなー」という先生が上位に来ていることがあると思います。
つまり、【検索する場合】と【検索される場合】でGoogle評価に対するスタンスが異なるということです。もっというと 医療リタラシーのある立場から言うとGoogle評価や検索結果を盲目的に信頼することは出来ないということです。】

GOOGLE REVIEWは患者さんがよっぽど感動したとき、またはよっぽど不満があったときしか投稿しないのです。
普通に「ありがとうございました~」と帰っていく人は納得はしておられ、大きな満足や不満はないのです。
そういった気持を気楽に表現してもらいたいということもあって FLICとSMIIRLで可視化出来るようにしました。(もちろん、お子様が面白いので連打することもありますがそれはそれで面白い体験ができるという評価でOKだと思うのです)

脇道、そこがいいんじゃない!

めちゃくちゃ話が飛ぶのが僕の悪い癖ですが、それも伝えたいことの1つです。

にも書きましたが、
山口周さんの「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」という書籍の中で


「いわゆる頭の良い人は いわば足の早い旅人のようなものである。 人より先に人のまだ行かないところへ行き着くことはできる代わりに 途中の道端あるいはちょっとした脇道にある肝心なものを見落とす可能性がある。」との記載がありました。脇道にそれてもいいじゃないですか?師匠のみうらじゅん師匠風にいうと
なにかマイナスな部分を感じた時に
「そこがいいんじゃない!」と即思うこと。
脇道、そこがいいんじゃない!

一般的には医師は「いわゆる」頭の良い人の部類に分類されることが多いと思われます。実際に、受験なども過剰な競争とも思えるくらいの状況で どうしても決められたタイムフレームの中で効率的にあるレベルまでに到達する勉強をしてきている人たちの比率は高いと思います。

大学に入っても私の世代とは大きく異なるくらい吸収すべき知識量も多く、かつクラブ活動なども医学部限定のクラブに所属することが多いため、寄り道や他分野とのクロスをしにくいという現実があります。

そして、そのまま医師になり更に忙しい仕事に追い立てられることになります。 勿論、患者さんの生命やQOLに関与する仕事では、新しい知識や経験の吸収を素早く行い、それを現場で応用するという仕事の分野においては、やはりそのような無駄の無い仕事遂行能力は第一条件として必要となります。しかし、単一のギルドの中で生きることによって視野の狭窄がおこってしまいます。

そして、勤務医医師で病院の部長になったような先生だと 部長会議などで数字を見せられたり 病院や他のコメディカルの人事関連などもケアしてきているかもしれませんが そこまで到達せずに開業する先生方も多いので どうしても経験や知識がないままクリニックのトップになるのです。 

企業だと いろんな経験やマネージメントなどを行って経験を積み徐々に責任の大きなマネージメント層に登っていきますが クリニックでお若いうちに開業する際にはいきなり平社員から社長に大抜擢されるようなものです。

 勿論それで能力を発揮する方もおられると思いますが 医師30万人のうち開業医10万人がそのような能力を全員が発揮することはなかなか難しいと思います。

しかし、医師の皆さまは課題や問題点を言語化すればそれについては非常にストイックに勉強されると思います。

そこであえて自分で興味のないことで勉強するのはしんどいのです。

趣味でもいいのですがそれは「楽しかった」で終わってしまうことが多いのです。
みなさんも学生時代の中間期末試験などがなければ自主的に勉強したでしょうか?しないですよね? 

今も日常のクリニック運営や雑務に追われて論文や教科書を多くは読めていない先生も現実論としておられると思います。

「勉めるのを強いる」ことの必要性もあるからこそ「勉強」と言われるのです。
一夜漬けにせよ繰り返しでしっかり勉強するかは別にして、そうやって強制的な環境に置かれるとわけわからない事も少しは覚えるものなのです。(そこが楽しくなった人は最強ですが)

そこで課題感や危機感にたいしてある程度コントロールできるものから着手するということです。その際に学生時代とは異なり強いられることがなく勉強の意味や大切さが改めて認識されるのです。

リスキリング?


リスキリング(Re-Skill-ing)
Re:再び
Skill:スキル
ing:動名詞(懐かしい)

という意味で様々な産業構造の変化や産業寿命短縮化に伴って政府も前向きに後押しをしています。

しかし、個人的には
Risk:危機や課題
Killing:殺す(潰す、避ける)

というDOUBLE MEANINGで解釈しております。(後者はKが重なっていますが)

いずれにせよ、なにか消極的またはやらされている感が強いのです。

学生時代の勉強は社会の要請に従って、資格試験のためにBROADな
常識STANDARDを上げるために強いられた勉めですが、今回は現場で我が事かした勉強は自分の環境から更に広げるためで国家試験のように基準値を満たすための勉強ではなくて、自分が知らない・自分が基準に至っていないものを深め・高め・広げるというスタンスの勉強が必要かなーと考えているのです。

巨人の肩に乗っています

皆さんの課題でUNIQUEなものは殆どないのです。皆さんが臨床で使っている知識・薬剤・機器も「私自身が開発したー」という医師の先生は多くないはずです。つまりはご自身の医療も誰かのお陰でできているのです。

にも書きましたが
Q「先生、朝食を自分で準備できますか?」
A「トースターでパン焼いて、冷蔵庫から牛乳取り出して グラスに注いででしょ? 簡単じゃん」
井手: 「ほら、先生方しっかり現実的になられているじゃないですか?出来ることをして、出来ないことはしていないですよね?」
先生X:「いや出来ることばかりだよ。出来ないことなんかないよ。」
井手:「先生、では トースター作って パンを小麦粉から育てて 牛乳を朝から絞りにいって ガラス工房でグラス作って 食後食器を洗う水も汲んできていますか? 実際にメーカーや農家・酪農家やガラス職人 水道局の人はされていますから 出来ますよね?」
先生X:「(心のなかで)井手先生はおかしい そんな考えは非常識だ。普通はそんなことまで朝食の準備とは言わない」

つまり日常の当たり前な事も自分ではできていないのです。そういった視点でみると、殆どは他人のプロの仕事で生かされているのです。以下にも書きましたが「巨人の肩に乗る」と表現します

そういった視点がつくと、患者さんもそれぞれなにかプロの仕事をされていますし、つまり、自分の困りごとを追求していくと他へのリスペクトが出てきます(⑩)


長いなー相変わらず話が!

今日はここまで

ターゲットについて
・①私でも働きかけることができる
・②その結果動いていただける(済)
・③もともと動いてくれにくい(済)
・④動かすことでレバレッジが効く(済)
・⑤インサイトがある(済)
・⑥裁量権がある
・⑦モテたい人(済)
・⑧ため息や危機感がある(済)
・⑨コントロール出来るものを増やしたい(済)
・⑩他へのリスペクトがある(済)

結構ターゲットの説明は終わってきましたね!

続きは次回以降

(再掲)今回のシリーズの目的


色々発信してきましたが、良くNYAUWのことがわからないというお声があるので、自身の振り返りと医療関連企業(製薬・医療機器・人材採用・開業支援・コンサル・医療法人などなど)の皆様にお願いしたいことなどを踏まえて書かせていただきます。

最終的にはターゲットの先生方にご参加頂きたいのですが、先生方は数多くの医療機関に分散しており、我々のような無名のわかりにくいプロジェクトへのご理解をいただけていないという現実があります。

そこで医師の先生方にアクセスを多くされている医療関連企業の皆様に少しでも我々のことをご理解いただき、皆様の営業ツールになるのでは?と思っていただければご自由にお使いください。または一緒に何かしましょうという方は是非当方にお声がけいただけると幸いです。
メッセンジャーかメール tokyoeyeasagaya@hotmail.comで)

企業の皆様も様々な施策をすでに考え医師の先生にアクセスされていると思いますが、NYAUWのような視点ではなかったと思っていてだけるツールがあれば是非ご利用いただけると幸いです。

このシリーズでも書いておりますが、我々が行っているのは非常に短期的でわかりやすいプロジェクトやツールはなくて、すこしマクロな視点・結果がすぐには出ないようなものが多いのでそのあたり全ての医師の先生を対象にしているわけではありません。
「うちのクリニックは一生安泰です!」という先生ではなく、現在や未来へのため息がありそれに対して解決策を模索しているという先生をターゲットにしております。そういった先生がより患者さんのことを考えているのかも?という仮説でおこなっており、そういった先生とともに今後TEAM-UPして行きたいと考えております。


参考リンクまとめ

活動のまとめリンク

KINDLE出版




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