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3)machimin3は解散する

4年前半前、当時よくきてくださっていたシニアの方が、私が仲間を必死に集めていくんだと縁側で1人鼻息荒く理想だけ語る様子を見て、「お米とキャベツが散歩道で直売されていて、素敵な人だと確信があったから買ってきた」と手渡されました。会いなさい、と。(え、どうやって?!誰かも連絡先も知らないのに…)

でも、なんとかして会いました。 #流山お田んぼクラブ の岩根さんという方でした。まだオープンして何もないので話せるのは夢だけ。「まちを学校にしたい」という一点を一方的に語りまして、まさかの共感を得ました。

それからいろいろやりましたが、まるっとまとめたらでてくる自らの動機は、「machiminの明暗をわける気がして体が動いた」です。

岩根さんはどんな人で、何がしたいのか?
それを考えて、ただただより良く関わる目的で、更新してやり続けました。

1年目はイベントコラボ
→2年目は田んぼを借りてmachimin田んぼ
→3年目はmachimin3としてオーナー制
→4年目は料理教室追加/畑追加/田んぼ間借で継続
→5年目は遊びの種類を変えて/パワーをかけずに

1年かけて一生懸命販売しているお米を、どうすれば事前予約だけで売れるか?
納品コストを下げ現場に買いに来てもらうか?
直売所に任せる手数料をカットするためにいい場所で直売所をできるか?
まずは確実な出口を意識しました。

美味しいと食べてくれたら嬉しい。
直接手渡し直接感想をもらえたら幸せ。
素敵に調理され感動する。
種から育てることに触れて欲しい。
前ヶ崎というエリアを大好きになって欲しい。
岩根さんが大切そうに言葉にされれば、その度に企画に反映していきました。岩根さんを幸せにしたら、岩根さんが関わったみんなを幸せにしてくれると思えました。

そのうち、machiminとしてのルールや大切にしていることややり方が適用できなくなりました。無理やりやってみても、参加者がのってくれません笑。次第に、毎回違和感しか感じないようになりましたが、でも楽しかったからまぁいいかとしてきたけど、でも微妙な違和感が膨らみ続けました。

「これはmachiminではない」
と決めました。

そうしてオーナー全員で車座になり解散宣言をしてわかったことは、「machiminらしくないとは気づいていたけど、それを変えるエネルギーはなかった、このままでいいとしていた」という人がとても多かったことです。複雑な気持ちでしたが、そのあと予想していなかったことが起きていきます。

「ここでの時間、体験、仲間、すごく大切だった。machimin3として何かやるとか、引き継ぐとかはできないけど、なくなることは寂しい。だから、自分たちがやりたくてできることを、自分たちのペースでやりたいと考えている。」という声がけがいくつかあったことです。

なにそれ!!

衝撃と同時に押し寄せた気持ちは反省です。解散すると言ってから、次々に「やりたい」があらわになり、進みました。
なんということなんでしょうか。

ぐるぐる何周かして行き着いたのは、それだけ良い時間を一緒に過ごした、ということ。自分の活動で岩根さんとコラボしたい人がたくさん出てきて、盛り上がり、岩根さんのやりたいがどんどん進むこと。それがしたかったんだから、うまく行っていたんだな、という安堵です。田んぼも畑も、2023年から2倍に拡大されることにも大変驚きました。

今後は、
・直売所&
・野菜レシピ集
・ご飯を美味しく食べるモノづくり
・稲刈り後の田んぼ遊び
・アグリテック
・収穫体験(増えるはず)

など、いろんなものが自発的に生まれるのでしょうね。次は参加者として行けることをとても楽しみにしています。私にとっては、こうゆうことだったんだということであり、カラフルなオーナー、スタッフ、岩根さんからすればまた異なるとも思います。それを語れる仲間ができた場所です。

最後に、5年でみつけた田んぼの魅力は、夕方と夜にありました。寒い田んぼでの星の観察をしたり、クリスマスツリーをペットボトルライトで作ったり、みんなで片付けして解散するあの顔が見えない景色が好きでした。
自分の子ども以外の子たちと友達として遊ぶ時間も大切でした。

今日はおしまい。

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