『洋服の青山』の「SHITATE」試してみました

『洋服の青山』の「SHITATE」試してみました。デパートや大型ショッピングモールによくあるイージーオーダーより更に1段階簡略化されたパターンオーダーですね。
既存のパターンの中からジャケットとパンツをそれぞれ別のサイズで選び、それぞれに袖と丈、ズボンの腹回り、裾を詰めて、生地は自由に選べ、ボタンと裏地は少数から選べるデザインもある、という形。
メジャーで測ったのと違ってジャストでは合わないけど、そこそこにあったのができる。
値段はイージーオーダーより1段安いので、その分生地が良くなる。ポケットやタックなどの自由度もあるし、何より、ウォッシャブルにできるので、そのメリットはある。

青山ではなくSHITATEのタグがつく


最低価格は3万円台後半くらいだけど、イージーオーダーのつもりでちゃんと作ると、大体6~8万円くらいになります。そこから青山のいつものサービスとポイントで1~2割引かれる感じ。

特筆すべきは生地の多さ。さすが大型スーツ量販店だけあって、伊勢丹が裸足で逃げ出す生地種類の多さでした。仕入れもkm単位でやっているらしく、変わった生地がかなり安い値段で手に入ります。特にハイエンドの6万円越えのサンプルには他社イージーオーダーなら10万円前後のそこそこいい生地が並ぶので、そこがオススメです。その代わり、伊勢丹のイージーオーダーのような素晴らしい見るからに十万円超えの舶来生地は無いです。
ダブルスーツで2着作って、片方がMIYUKIのライトグレーのオーソドックス生地の秋冬、片方がデニム生地のダブルパンツウォッシャブルの背抜きオールシーズンでした。両方とも割引込で6万円台。
結論から言うと「青山のSHITATEは、MIYUKI程度の生地で納得出来て、体型変化をコストをかけて抑えていない人ならお勧め」です。
がっつり体型管理している富裕層には全く不適ですが、そうでない準富裕層以下なら十分なスーツかと思います。
ただし、裏地が遊べないので、ジャケットには不向きです。表地はいいジャケット生地が揃ってますけど、裏地が6種類くらいしかないし、ボタンもほぼ選ばないので、満足のいくジャケットは逆立ちしても作れません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?