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【後編】お寺deシネマ開催レポート

こんにちは、てづくりシネマのかちこです。
もう前置きとかいらないので、早く当日の開催の様子が気になる!という声にお応えしまして!笑

はい〜〜〜〜それでは、さっそくお待ちかねの「【後編】お寺deシネマ開催レポート」スタートです!

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①いよいよ幕が開けたお寺deシネマ!

開催当日の朝、空を見上げると曇り。
晴れろ〜晴れろ〜と願いながらも、今にも小雨が降り出しそうなお天気からのスタートでした。
まずは、それぞれのチームが練ってきたコンテンツ作りから始まり、朝からてんやわんや!まるで文化祭の準備のようにメンバー全員が走り回っていました(笑)!

こちらの竹は、小田原の竹林から竹を切り倒して持ってきた竹です。
おかげで竹の切り出しが特技になったメンバーもいました(笑)
空間の至る所に小田原の所縁のある素材を使うことができて良かったのと、何より「お寺」×「竹」の雰囲気がとてもマッチしていました!

こちらでは暗幕を門に垂れ下げる作業の一幕。
実はここが、お寺deシネマの世界への入口になる重要なエリアなのです🌟
また、フードにもこだわりが!
小田原の農家さんの玉ねぎや名産品のレモンを使った特製レモンカレーをトコトコ煮込み中(ジュルリ)

絶賛、野外空間や上映空間のスクリーンも設営中の様子。
また、東学寺の周辺地域の特産物を集めたアンテナショップも設営中!

お昼ごはんを挟み、その頃にはお天気も晴れ☀️
いよいよ、上映会が始まります。


②「お寺」×「映画」の未知の空間・コンテンツ体験を味わう

まず最初は、入口チームの制作したコンテンツです。
音声コンテンツを各自聴きながら、ストリーテラーに誘われ、門の暗幕をくぐると、蝋燭の灯りだけの薄暗い空間に出会います。

ここにある竹はローマ数字を模した形になって並べられており、時間を表現しています。
「時間に出会い、時間に追われている日常に気づく。」そんな気づきや問いと向き合い始め、没入感に足を踏み入れていきます。

ちなみにこのストリーテラーは、チーム内でいい声のナレーション選手権を行い、見事優勝したメンバーが担当しているそうです(笑)
実際に聴いていた私も、聴き心地良く落ち着く、素敵なお声でした!^^

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そして入口を抜けると広がるのが、境内です。
境内チームは、「時間の通り道」をコンセプトにしたコンテンツを制作しました。
木材や竹を大胆に使い、大掛かりな空間デザインを設計しました。等間隔に置かれている質問について考え、答え、進みながら、本堂へと入っていきます。
「人生は選択の連続」というように、立ち止まり考えながら歩みを進めていました。

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本堂では、自分自身と向き合う時間を作り出すため、その空間の中では喋りNGのルールを設けました。
入口中心に鎮座する小さな仏様を見つめてみたり、そこにあるしんとした空気や漂う線香の香りを感じたり、龍が描かれた天井や竹で制作したオブジェをぼうっと眺めたり、五感を使い、「今、この一瞬を味わい尽くす」、そんな時間をひとりひとりが味わうことができました。

空間に浸った後は、写経体験を行いました。
マルチタスクに溢れる日常から、今、目の前のことに集中する時間。
つまり、座禅の状態と近い体験をすることができました。
ちなみに、こちらの写経のグラフィックデザインは、本堂チームのメンバーのひとりが担当し、写経した紙を収納する特製カバーも制作し、こちら記念品として好評でした!

そして、東学寺の第17代住職による「時間」にまつわる法話を聴きました。普段、寺の住職のお話を聴く機会もなかなかないので、貴重な体験と自分の中で思考するきっかけをいただくことができました。

※法話・・・僧侶など仏教に携わっている人物が、仏教の教えに基づいた話を一般の人向けに分かりやすく説き、聴かせること。
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本堂での体験に浸った後、向かうは上映空間が広がる薬師堂。
ですが、その道中、小田原のアンテナショップに立ち寄ります。

こちらでは、小田原の名産物や東学寺周辺地域のお店にご協力をいただき、商品の販売・頒布を行いました。
東学寺周辺にある地域の和菓子屋さんの桜饅頭やブレンド茶、
また、小田原は梅が名産品なので、梅肉や梅酒、果物は、湘南ゴールドやせとかをラインナップしました。

たくさんの商品を店頭に並べられたのも、このお寺deシネマを開催する2年前に小田原に住む人達と仲良くなり行こう!という名目で飛び込み訪問をしたアクションが今のご縁に繋がっています。

心暖かくなるような感慨深い気持ちになりました😊
あっという間にSOLD OUTの人気ショップでした!

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そして、今回の上映空間エリアである東学寺の薬師堂がこちら!
劇中で主人公がタイムトラベルをする時にクローゼットの中に入るシーンがあるのですが、そのシーンからヒントをもらい、上映空間の中をクローゼットの中に入っていくような仕掛けを制作しました。

クローゼットの中を進んだ先には、和レトロを基調とした空間が広がり、暖色系のほのかな暖かさを帯びた灯と幻想的な雰囲気がロマンチックさを演出しています。

昼間にトコトコ煮込んで作った特製レモンカレーも、いい頃合い。
スパイスの調合にこだわってフード担当のメンバーが作ってくれました。
映画を観ながら、食べる美味しいカレーも最高ですね!

そして上映が始まり、こうして「お寺の中で映画を観る」という夢のような体験を実現することができました!

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そして空間・上映体験に浸る一夜が明けた朝、8時。
朝の座禅と修行僧の朝食体験を行いました。

肌寒い朝のツンと透き通るような空気を肌で感じながら、時計の秒針の音が響くほどの静寂の中、ただひとつのことに集中する瞑想体験は、朝から頭がスッキリしました。

また、朝ご飯の朝粥とお漬物は、
味付けはなく、素材の味を噛み締めるよう食べました。
本来だと、食事中は私語厳禁・咀嚼音も厳禁だそうで、食事をとることも修行の一環だと知ることができました。
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【終わりに】

こうして幕をとじた「お寺deシネマ」。
これまでの2年間、類を見ないパンデミックによる不安定な世の情勢の中、人と人の物理的距離や心理的距離すらも離れざるおえない、やりづらさを抱えながら、向き合い折り合いをつけながら、私たちの活動も試行錯誤してまいりました。
この「お寺deシネマ」も延期に延期を繰り返し、ようやく開催が実現できたことに心の底から嬉しい想いでいっぱいでした!!

当日参加してくれたメンバー、ご協力いただいた関係各所には、心から感謝申し上げます。

そして、当日、撮影班として写真や動画を記録してくれたメンバーが制作してくれた渾身の動画をご覧ください!!
ドローンで撮影したシーンもあるので必見です!!🤩🤩


今後も私たちてづくりシネマは、
自分たちの手で遊び心と驚きをつくり続けるチームとして、
「プレイフルを常に追求し続ける」をモットーに
イベントを開催して参ります。

次回のイベントにてまたお会いしましょう〜〜!!

ご一読いただき、ありがとうございました!




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